日本の科学技術が世界を救う

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アビガン ウイルス

日本の科学技術が世界を救う

今回紹介する記事は新型ウイルスに効果が期待できるとされているアビガンについてのものです。コロナインフルはやらせと書いている記事とは矛盾すると思われるかもしれないが、少なくと、現在の日本では、これまでの日本で流行していたコロナと、中国発のコロナ、イタリアなど欧州のコロナが存在するようで、特に中国型と欧米型は重篤化しやすい特徴があるのでこうした症例にはアビガンが有効かもしれない。

新型コロナによる肺炎患者ゼロ、中国

早い!実に早い!流石、共産党一党独裁の国だけのことはある。武漢ではコロナウイルス肺炎患者が一人も居なくなったそうで、もう普通の日常が戻ったというから驚きですww

◆中国は日本のサーズ特効薬アビガンの製造ライセンスを取得しているので、もの凄い勢いでアビガンの製造ラインを増やして、増産に次ぐ増産を行っているのでしょう。

◆そうして作られたアビガンを感染者と思われる老若男女に有無を言わせずガンガン飲ませているうちに感染者は全て完治し、患者が一人も居なくなったということかもしれませんな。「死にたくなかったら飲め!」という党中央の命令には背けませんからねえ。

◆「死にたくなかったら」たらという言葉には二つの意味が込められています。文字通り「ウイルスによる肺炎で死にたくなければ」という意味と「党の方針に逆らい殺されたくなければ」という意味に分けられます。だから少々副作用があろうがなかろうが命が惜しいので誰もが一斉にアビガン服用して無事生き延びることが出来たと湖南省武漢の市民たちは踊ってお祝いをしているようですね。独裁国家というのは実に単純で分かりやすいwww 

◆アビガンの有効性は先進諸国でも認められるようになっています。武漢よりウイルス感染者と死者の数が多かったイタリアでは5月から経済活動を再開するト」コンテ首相が発表しました。

イタリア、5月から経済活動再開 原則外出禁止は延長

コンテ首相

イタリアのコンテ首相は26日、記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため停止していた製造業や建設業などの経済活動を5月4日から再開させると述べた。外出の原則禁止措置は17日まで延長するとした。ANSA通信によると同日まで有効な首相令に署名した。
 コンテ氏は4日から「ウイルスとの共存」期間が始まるとして、各種制限を段階的に緩和していく方針を示したが、警戒を怠れば再び感染が拡大すると警告した。
 政府は4月26日、感染による死者が前日から260人増え2万6644人になったと発表。1日の新たな死者数は3月15日以降、初めて300人を下回った。
 感染者は前日から約2300人増の約19万8千人となった。このうち約6万5千人が既に回復。症状がないか軽いため自宅待機となっている感染者も約8万3千人いる。1日での新たな感染者はピーク時には約6600人に上っていた。(ローマ共同)

https://www.sankei.com/world/news/200427/wor2004270009-n1.html

◆イタリアだけでなく、巨大製薬会社が軒を並べる医薬品先進国のドイツでも100万人分のアビガンを輸入しています。

ドイツ政府が「アビガン」購入決定 数百万錠、重症者に投与

ワイアードアビガン

ドイツ保健省は2日、同国政府が新型コロナウイルス感染症の治療薬として、日本で開発されたインフルエンザ薬「アビガン」の購入手続きに入ると明らかにした。ドイツメディアによると、数百万錠単位になるとみられ、重症者に投与する方針という。ドイツの専門家は治療効果が期待できると述べた。
 アビガンは富士フイルム傘下の製薬会社「富士フイルム富山化学」(東京)が開発した。中国の研究で肺炎患者の症状が改善したとの報告があり、日本でも臨床試験が進んでいる。
 報道によると、死者が激増するイタリア北部ロンバルディア州などでも臨床試験が行われているほか、インドネシア政府も多数を発注した。(共同)

https://www.sankei.com/life/news/200407/lif2004070073-n1.html

◆イギリスでも状況は同じようで、」一時は重体説が流れICUに隔離され深刻な状況にあったジョンソン首相がけろりと治り週明けから職務復帰するそうで英国民は、さぞ安堵している事でしょう。

◆この他にもイスラエルなども実験を開始し、アビガンはいまや世界の救世主となっているようです。ところが、日本人が開発したアビガンなどを世界標準に等してなるものかと猛追をかけているのがアメリカのギリアド・サイエンシズという製薬会社の「レムデシビル」という治療薬です。

◆レムデシビルはまだ臨床的に有効性と安全性が確認されている訳ではなく、ここはアビガンに先頭を譲らねばならないようです。

期待の抗インフルエンザ薬「アビガン」は、新型コロナウイルスとの闘いで人類を勝利に導くか

抗インフルエンザ薬アビガン

4日で完治か

抗インフルエンザ薬「アビガン」(一般名:ファビピラビル)が、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」にも効果を発揮するのではないかと期待されている。富士フイルム子会社が開発したこの薬が新型コロナウイルスの治療薬として承認されれば、人類とウイルスとの闘いにとって大きな一歩になる可能性が高い。それだけに、世界中で進められている臨床試験の結果が注目されている。

TEXT BY JOSHUA HUNT
TRANSLATION BY CHIHIRO OKA
WIRED(US)

「アビガン」は抗インフルエンザ薬として開発され、日本では2014年に承認されている。AKIO KON/BLOOMBERG/GETTY IMAGES
東京にある富士フイルムの本社で2月後半、従業員100人からなる特別チームの編成が急ピッチで進められていた。創業以来86年で初めての挑戦が始まろうとしている。厚生労働大臣の加藤勝信から、新型コロナウイルス感染症「COVID-19」との闘いにおいて協力を求める要請があったのだ。
この時点で日本国内の新型コロナウイルスへの感染者は130人程度にとどまっていた。しかし、パンデミック(世界的大流行)となる可能性が高まる一方で、ワクチンや治療薬の早期開発のめどは立っておらず、厚生労働省はCOVID-19の治療に既存薬を使えないか検討を始めていた。
そこで候補に挙がった医薬品のひとつが、富士フイルムの子会社である富士フイルム富山化学が製造販売する抗インフルエンザ薬「アビガン」(一般名:ファビピラビル)だった。
富士フイルムは素早く動いた。特別チームのメンバーは複数のオフィスや工場に分散していたが、わずか数週間で増産体制の確立や政府指定の医療機関への配送を含む緊急計画を練り上げ、臨床の研究者たちへの提言もまとめたのだ。


内閣総理大臣の安倍晋三は3月28日の定例会見で、アビガンを新型コロナウイルスの治療薬として承認するために必要な手続きを開始すると明らかにした。承認に向けては臨床試験が必須だが、最終段階となる第3相臨床試験は6月に終了する見通しだ。現時点ではアビガンがCOVID-19に有効であることを示す確かなデータはないが、治療に効果があったとする研究結果はいくつか報告されている。
中国での臨床研究で「効果あり」
中国科学技術部は3月17日、武漢と深●(=土へんに川)で実施された臨床研究でアビガンの後発医薬品(ジェネリック医薬品)に治療効果が認められたと発表した。同部生物中心の張新民(チャン・シンミン)は、ファビピラビルはCOVID-19の治療において「明らかに効果的で安全性も高い」と述べている。
深●(=土へんに川)では、患者のウイルス検査の結果が陽性から陰性になる日数の中央値が、ファビピラビルを投与した場合は4日だった。これに対して投与しなかった場合は11日だった。武漢では、ファビピラビルを投与した患者は投与しなかった患者と比べて、平均で2日近く早く熱が下がっている。ただ、いずれの研究も臨床データや方法論などの詳細は公開されていない。

それでもこうした結果は、ファビピラビルの体内での作用と矛盾しないように見える。
一般的な抗インフルエンザ薬は、細胞内部で複製されたウイルスが遊離する際に必要なノイラミニダーゼという酵素の働きを阻害することで、ウイルスの増殖を抑える。これに対してファビピラビルは、RNAポリメラーゼ阻害薬と呼ばれ、ウイルスの遺伝子の複製そのものを阻止する。つまり、ファビピラビルは、血中のウイルス量が比較的少ない感染初期の段階で投与して、症状の悪化を防ぐことができるのだ

インフルエンザ以外のウイルスにも効果

ファビピラビルは、RNAウイルスであればインフルエンザウイルス以外のウイルスに対しても同じ効果を発揮するという研究結果が得られている。安倍もそう信じているようで、「希望する国々と協力しながら臨床研究を拡大し、増産に着手する」と語っている。すでに多くの国が関心を示しているという。
安倍は具体的な国の名は挙げなかったが、米国も含まれているようだ。政治ニュースサイト「Politico」の報道によると、富士フイルムは米国での臨床試験の実施と政府からの補助金の獲得に向け、米食品医薬品局(FDA)および保健福祉省(HHS)と協議を進めている。

安倍がトランプ大統領との電話会談でアビガンについて触れ、国家安全補償会議(NSC)は政府に日本からのアビガンの無償提供を受け入れるよう求めたとの報道もある。NSCはまた、アビガンを特例としてスピード承認するようFDAに働きかけているとされる。

ファビピラビルは、2014年に西アフリカで発生したエボラ出血熱のアウトブレイク(集団感染)でも治療に使われた。この際には、国際NGO「国境なき医師団」が世界保健機関(WHO)と協力して、人道的使用制度[編註:特殊な場合に限り未承認薬や適応外使用を認めること]が適用された。ただし、ファビピラビルは胎児に重大な先天性欠損症を引き起こす可能性があるため、妊婦は投与対象から除外されている。

ギニアでファビピラビルを使用した患者の経過などを観察した臨床研究では、有効とは断定はできないまでも、有望な結果が出ている。体内のウイルスの量が少ない感染初期の患者では、死亡率が30パーセントから15パーセントに下がったのだ。

「科学」と「期待」との間で

そしていま、日本政府はCOVID-19でも同様の結果が出ることを期待している。なお、富士フイルムは中国科学技術部の見解に対してはコメントを控えている。武漢と深●(=土へんに川)での臨床研究で使われたファビピラビルは、中国でライセンス契約を結ぶ浙江海正薬業が製造するジェネリック薬であり、富士フイルムは臨床研究には関わっていないからだ。

浙江海正薬業は2月半ばに中国当局からファビピラビルの製造認可を得ており、COVID-19への適応拡大に向けた臨床試験の実施許可も下りた。3月には試験が終了し、有効性が確認されたとしてファビピラビルの輸出が始まっている。トルコのファフレッティン・コジャ保健相は先に、国内40都市でCOVID-19の患者に中国から購入した「特効薬」を投与すると述べている。

一方、日本もアビガンは外交に利用できると考えているようだ。中国がファビピラビルは新型コロナウイルスに有効だと発表した3日後には、インドネシアの大統領ジョコ・ウィドドがアビガン5,000錠を購入したと明らかにしている。ウィドドは報道陣に対し「追加で200万錠を注文する予定だ」と話している。

一連の動きを見ていると、新型コロナウイルスとの闘いにおける「科学」と「期待」との間の緊張を感じずにはいられない。日本ではまだ臨床試験が続いており、COVID-19の治療薬として正式に承認されたわけではないが、数十人に投与され実際に効果があったという。日本政府は現時点では本格的な増産には踏み切る姿勢は見せていないが、インドネシアのような国がこの薬の可能性に賭けるのを止める気はないようだ[編註:富士フイルムは4月15日、アビガンの増産を決めたことを発表している]。

アビガンに期待を寄せる国はインドネシアだけではない。富士フイルムは『WIRED』US版の取材に対し、多くの国から問い合わせや注文があったことを認めている。ただ、具体的な国の名や販売予定数などについては明らかにしていない。

アビガン以外の抗ウイルス薬にも期待

新型コロナウイルスに対する効果が期待されている抗ウイルス薬は、アビガンだけではない。抗HIV薬「カレトラ」(一般名:ロピナビル/リトナビル)もそのひとつだが、医学誌『The New England Journal of Medicine』に3月に掲載された論文によると、有効性は認められなかった。武漢でCOVID-19の患者に14日間にわたり投与が続けられたが、標準治療以上の効果はなかったという。

一方、バイオ製薬大手のギリアド・サイエンシズが開発中の新薬候補物質のレムデシビルは、中国で2件の臨床試験が進行中で、4月下旬には結果が出る見通しだ。フランスのサノフィの抗体医薬品「ケブザラ」(一般名:サリルマブ(遺伝子組み換え))は、イタリア、スペイン、ドイツ、フランスなどで臨床試験が実施されている。

ケブザラは関節リウマチの治療に使われるヒト型モノクローナル抗体で、COVID-19のために肺に生じる過活動炎症反応を抑える効果があると考えられている。この炎症反応は関節リウマチと同じように自己免疫の異常によるもので、血液中のウイルス量が減少したあとでも起きることが確認された。
COVID-19の治療薬を探す試みのなかで特に問題になったのは、抗マラリア剤として知られるクロロキンやヒドロキシクロロキンだ。いずれも60年以上前にFDAの承認を受けた薬剤で、特許切れで複数のジェネリックが販売されている。トランプは3月21日、フランスで42人に投与したところ効果があったとして、ヒドロキシクロロキンと抗生物質アジスロマイシンを併用すれば劇的な効果が期待できるとツイートしている。

ただ、24日には魚の水槽の洗浄用に売られているクロロキンを自己判断で服用したアリゾナ州の60代の男性が死亡している。また、浙江大学が出版する英語の専門誌『Journal of Zhejiang University』に掲載された論文によると、ヒドロキシクロロキンに有意な治療効果は認められなかったという。

事業の多角化に取り組んできた富士フイルム

医薬品も人の人生と同じように奇妙な道筋をたどることがある。富山化学工業(当時)は1990年代、生物医学者の白木公康とヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬の研究を始めた。8年後にインフルエンザに効果のありそうな化合物が見つかったことで、開発の方向性が修正された。

そして富山化学は2002年に他社と業務資本提携し、2008年に富士フイルムの傘下に入った。ファビピラビルと名付けられたこの化合物を医薬品として完成させるための努力は、その後も続けられた。新たな親会社となった富士フイルムは、医薬品の開発に積極的だったのである。

富士フイルムは写真フィルムで世界的なシェアをもっていたが、長年のライバルだったイーストマン・コダックがデジタルカメラの台頭によって2012年に倒産したことを教訓に、事業の多角化に取り組んできた。現在はヘルスケアや医療関連が売り上げの2割を占める。人口の4分の1が65歳以上である日本のような国において、医療は有望な分野だ。

2014年には日本の医薬品規制当局がファビピラビルを承認し、同年末には西アフリカでのエボラ出血熱への適応拡大に向けた複数の臨床試験が実施された。このうちギニアでは、フランスの国立保健医学研究所(INSERM)が臨床試験とコホート研究を実施した。INSERMの研究者ザビエル・アングラレのチームは1990年代前半から20年にわたり、隣国コートジボワールでHIVの臨床研究をしていたが、急遽ギニア入りしてファビピラビルの試験に携わっている。

アングラレは現在はフランスのボルドーで仕事をしている。『WIRED』US版の電話取材に対してアングラレは、当時ギニアで起きていたことと今回のCOVID-19のパンデミックには「大きな共通点」があると説明している。彼は「病気の種類はもちろん違いますが、わたしたちのような研究者や医師にとっての挑戦はほとんど同じです」と言う。

「とんでもなく恐ろしいこと」を防ぐために

アングラレのような研究者たちは、感染拡大が始まってから数週間の時点で、既存薬が問題の感染症の治療に効果があるかという重要な問いに答えるための臨床試験に取り組まなければならない。ただ、COVID-19がエボラ出血熱と大きく違うのは、感染拡大が世界規模で起きている点だという。「フランスでは誰もが呆然としています。わたし自身は、いまは1日20時間は仕事をしているような状況です」

アングラレは現在、フランスで自宅療養する65歳以上の患者への臨床試験を行うための準備を進めている。対象にはファビピラビルも含まれる。ファビピラビルがCOVID-19の治療薬候補として選ばれたのは、錠剤なので高齢者でも服用が容易で、同時にさまざまな種類のウイルスに対して効果が見込めるからだ。

アングラレのチームは臨床試験以外にも、ギニアでの経験と同様の問題を抱えている。防護具や医療機器の不足だ。

彼は「フランスの医療機関でこうした事態に直面するのは非常に奇異です。こんなことになるとは思ってもいませんでした」と言う。もちろんフランスの医療水準はギニアよりはるかに高い。それでもアングラレは、この先に「とんでもなく恐ろしいこと」が起きるだろうと語っている。

https://www.sankei.com/wired/news/200426/wir2004260003-n1.html

◆アビガンの有効性は俳優の石田純一、宮藤官九郎への投与で延命できたが、投与されなかった岡江久美子、志村けんのお二人はかかった病院と医師に恵まれなかった。実に不運であります。これはひとえに政府、否、厚労省の不作為が招いた悲劇であるよ云えるでしょう。

新型コロナに「アビガン」は使えない? 注目の治療薬が普及しない理由

厚労省

新型コロナウイルスに効く薬はないのか――。いくつかの既存の薬物で患者への投与が試みられているが、中でも大きな期待を集めているのが新型インフルエンザ治療薬「アビガン」だ。安倍晋三首相も記者会見でその有効性に触れ、政府として備蓄や増産を推進、海外数十カ国への供与も決まった。しかし、国内では、新型コロナウイルスへの有効性と患者の安全性を確かめる治験が完了しておらず、希望する全ての患者が投与される状況ではない。
一部の学者や医師は「使用を拡大すべきだ」と声を上げるが、どのようにしたら今の日本で使えるのか。医療関係者に話を聞くと、いくつもの課題と、その背景が見えてきた。【松本光樹】
 アビガンは富士フイルム富山化学(東京都)と白木公康・千里金蘭大副学長が開発した新型インフルエンザの治療薬。2014年3月に国内での製造販売が承認された。

 インフルエンザウイルスは、遺伝情報をDNA(デオキシリボ核酸)ではなくRNA(リボ核酸)の形で持つRNAウイルスと呼ばれる。細胞内に侵入したウイルスは、RNAをコピーして増殖する。アビガンはRNAの増殖に必要な「部品」に似た構造をしており、部品と間違えてアビガンが取り込まれると、RNAのコピーができなくなり増殖が止まる。

 新型コロナウイルスもRNAウイルスなので、同様の作用が期待されている。中国では臨床研究が深圳市や武漢市などで実施され、有効性が確認されている。このうち深圳市の病院で80人の患者を対象に行われた試験では、アビガンを投与しなかった人たちは62%の改善にとどまったが、投与したグループは91%だった。

 そもそもアビガンは、新型インフルエンザの治療薬であり、国内では新型コロナウイルスへの使用は医療保険の適用外だ。保険適用されるには治験で有効性と安全性が確認されなければならない。富士フイルムは3月31日から治験を始め、6月末に終了する予定。その後、申請や承認の手続きを経て初めて広く使えるようになるが、実際に一般で使用が始まる時期は「数カ月後」から「1、2年先」まで諸説ある。

 ただ、アビガンは妊婦に投与すると胎児が奇形になってしまう可能性があるとされており、国内での製造販売の承認は、新型インフルエンザが流行し、他に治療法がない場合、厚生労働相の要請を受けて初めて製造できるという条件付きだった。今回は新型インフルエンザではないが、厚労相が要請し、3月上旬から製造を開始した。富士フイルムは4月15日に増産を決定し、9月には月約30万人分の生産を目指す。政府は200万人分の備蓄を目指すほか、海外への供与も打ち出し、活用に向け大きくかじを切った。

 複数の患者にアビガンを投与した西日本の感染症指定医療機関の医師は「インフルエンザに対するインフルエンザ治療薬ほどの効果は得られなかった」と前置きしつつ、「新型コロナで重症になりそうな肺炎の場合、発熱、せきや呼吸困難が徐々に改善する患者が3分の2程度いた」と効果を実感している。

 では、今の日本でどうすればアビガンを使えるのか。平時に流通しているものではないため、薬の価格が決まっておらず、流通ルートも確立されていない。そのため、医療保険を使わない「自由診療」で使おうとしても、一般の医療機関では入手することは不可能だ。東京都足立区内にある病院の医師は「薬剤部にアビガンを入手しろと依頼したら、『流通ルートがないので無理』と言われた」という。

 治験の場合、条件や人数、実施している医療機関の方針などがあり、希望通りに参加できるかは不明。しかし、もう一つ道がある。治験より規制の緩い「観察研究」という方…

この記事は有料記事です。

https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/040/306000c

◆厚労省はとっくの昔にアビガンの有用性を認めて200万人分を購入し、ストックして置きながら流通させないように隠匿してきたのです。そして薬価の基準も決めず、保険も適用させず流通もさせなかったのです。なぜか?それはギリアード社のレムデシビルの様に、ビッグファーマーが新薬を出す前にアビガンという優れた先行薬があると、後発薬にとって都合が悪いからです。

◆厚労省が日本国民のために存在しているのではなく欧米の巨大製薬会社の利益のために存在しているのです。だから子宮頸がんワクチンアジュバンドやミドリ十字のHIV非加熱血液製剤、B型C型肝炎ワクチンなどを深く審査もせず。御用学者の云う通り大量投与して多くの国民に重篤な被害を与えてきたのです。

◆このコロナ騒ぎが一段落し、世界中でアビガンの有用性が認められるようになれば、心ある医療関係者やジャーナリストたちの手によって厚労省の陰湿で悪辣な隠蔽の真実が暴かれる時が来るでしょう。

マイコメント

アビガンも確かに有効かもしれないが、今のところ有効とされている高酸素療法や

ビタミンCの大量点滴、抗炎症剤の投与なども使えると思います。

アビガンには記事にもあるように催奇形性(妊婦に投与すると奇形児が生まれる)

という問題点や新型インフルエンザが重篤化した場合には効果がないという点が

大きな問題点だと思っています。

むしろ、現在いちばん有効なのはビタミンCの大量点滴療法が良く、大量投与して

も副作用がほとんどないのがいちばんの利点です。

感染初期にはこの方法で行い、重篤化した場合には高酸素療法と抗炎症剤の併用が

望ましいと思っています。

コロナ治療薬「レムデシビル」、5月にも承認 首相明言

4/27(月) 18:25配信

産経新聞

 安倍晋三首相は27日の衆院本会議で、新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「レムデシビル」について「間もなく薬事承認が可能となる」と明らかにした。海外での承認などを条件に審査の手続きを簡略化する「特例承認」を適用し、5月にも利用可能となる見通し。

どうやら、日本は有効性と安全性が確認されていないレムデシビルをアビガンより先に承認するようです。まさにアメリカファーストです。これが日本の実態です。

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