細胞が老化する仕組みを解明、人の老化抑制につながる可能性も 米研究
(CNN) 米カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームが、人の老化を遅らせることにつながるかもしれないという研究結果を発表した。
研究チームは老化の仕組みを探るため、細胞が簡単に操作できるという理由でイースト菌を選び、細胞によって老化の進み方や老化の原因に違いがあるかどうかを調べた。
その結果、同じ遺伝物質から形成された同じ環境内の細胞であっても、老化の仕組みが異なることが判明。この研究結果を科学誌サイエンスに発表した。
イースト菌の細胞は、約半分が、細胞核の中にある球体「核小体」が徐々に衰えることによって老化していた。
一方、残る半分は、細胞のエネルギーをつくり出すミトコンドリアの機能不全が原因で老化していることが分かった。
細胞は、核小体またはミトコンドリアのいずれかの経路をたどって老化を続け、やがて衰退して死に至る。
研究チームは、この2つの老化経路の根底にある分子プロセスを特定し、細胞の老化をつかさどる分子回路を発見して、寿命を劇的に伸ばす「新しい老化経路」を作り出すことに成功した。
これを応用すれば、いずれは人の老化を遅らせることができる可能性もあると述べ、「遺伝子や化学に基づく療法を合理的に設計して、人の細胞が高齢化する仕組みを再プログラミングできる可能性が浮上した」と説明している。
マイコメント
人が年を取るとともに老いていくのは仕方がない自然現象だと思われていますが
古来「不老不死」についての探求は数多く、中国の始皇帝は実際に不老不死の薬を
求めて部下に製造を命じたが、無謀な命令を受けた彼らが作りだしたのは「辰砂
(しんしゃ)」、すなわち水銀などを原料とした丸薬であり、それを飲んだ始皇帝
は猛毒によって死亡した。
という話が伝わっているくらいです。
日本でも『竹取物語』に、月の国に由来するという不老不死の秘薬が物語の最後に
登場したりしている。
最近の医学の発展で寿命は細胞の代謝の維持に関係があることが明らかになりつつ
あり、今回の研究結果もそれを裏付けるものと思われます。
しかし、いつも思うのですが私が子供のころの大人の寿命は大体65歳くらいが
ピークでそれを境にして死亡する人が多かった記憶があります。そして、風貌も
かなり老化の様子が感じられ顔はしわだらけという具合でした。でも、今の65歳は
まだまだ若くしわも多くなく100歳を超える人も全国的に毎年増加傾向にあります。
それを考えると、寿命というのは集団意識の影響があるように思えます。
つまり、全国民がこのあたりが老人という定義を延ばせば寿命が延びるのではないか
というものです。
これに近いことをアシュタールが述べていた記憶があります。
それはあなたがたの集団意識の合意によって決めているものです。
という言葉です。
科学的に寿命が解明されることで伸ばしていくことも可能化もしれませんが気持ちの
持ち方の影響も無視できないということです。
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