Android 11では濃厚接触通知システムをOSに標準搭載へ
米グーグルは7月31日(現地時間)、米アップルと共同開発した濃厚接触通知システム(Exposure Notification System)が、Androidの次期バージョンである「Android 11」ではOSに組み込まれるかたちでリリースされることを発表した。これにより、端末の位置情報設定をオフにしたまま、濃厚接触通知システムのAPIを利用するアプリが実行できるようになる。
濃厚接触通知システムのAPIやこれを利用するアプリでは、周囲のBluetooth信号をスキャンすることでユーザーとの接触を検出する。端末の位置情報は取得しないが、アプリの利用時に位置情報設定をオンにする必要があることから、政府が個人情報を収集しているのではないかという疑念をもつ人も多い。
2015年にリリースされたAndroid 6.0以降のAndroid OSでは、プライバシー保護の観点から、端末の位置情報設定をオンにしなければBluetoothのスキャンが行えないように変更されている。接触確認アプリについても同様に対象となるため、アプリ使用時に位置情報設定をオンにする必要があった。
今秋に正式リリース予定のAndroid 11では濃厚接触通知システムをOSに内包し、端末の位置情報設定をオンにすることなく同システムを利用するアプリが使えるようになる。これ以外のアプリやサービスについては、従来どおり位置情報設定に応じてBluetoothのスキャンが制限される。
マイコメント
これは驚きましたね。
先日日本政府が開発した濃厚接触者通知アプリは様々な問題提起を呼び、多くの批判に
さらされ、普及しないかと思いましたがかなりの数がダウンロードされたようです。
このように自分が必要であればインストールして利用できるのに対してOSレベルで
最初から実装され、位置情報OFFにしても濃厚接触者の通知が自動的に行われると
なればなすすべもないということですね。
OSはスマホによってはアップデートが告知されインストールするかしないか選択
出来るのですが、多くの人はアップデートを選択するでしょう。
もう、ここまでなるとスマホは情報ツールではなく完全なる行動追跡ツールになり
ます。
どうも私たちの予想を超えて周りが急速に変化しているようです。
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