世にも奇妙なフツーの話「ミナミさん:気がつけばこころがカラッカラ」
決して安くないお金と貴重な時間を費やして対してうまくもならないのに楽器が弾けるようになって一体何の役に立つの?
「G線上のあなたと私」っていうドラマのはじめの方に
あったセリフに、だよねぇ~~って思ったミナミです。
「大人の音楽教室、世の中にこれほどムダなものは
あるだろうか?
決して安くないお金と貴重な時間を費やして
対してうまくもならないのに楽器が弾けるようになって
一体何の役に立つの?」
大人になって習い事を始めようとすると必ずと言って
良いほどこの言葉に突き当たりますよね。
いまから何になれるわけもないのにお金と時間と体力の
ムダだよね!
私が役者になろうとしたときにも・・自分でそう思った(笑)
なんでまた選りにも選って役者??
・・っていうか私の最初の目的は”生キムタク”(爆)
ただキムタク(木村拓哉さん)を生で見たくてエキストラを
はじめたのがきっかけで役者の世界に足を踏み入れた
んですけどね・・
そこから役者の世界が面白くてどんどん
はまり込んでいった・・という(苦笑)
お金にはなりませんでした(きっぱり)
反対にお金たくさん使って、時間も使って、体力も使って
一体私はなにをしているんだろうって思ったことも
一度や二度ではありません^^;
でもね、いま全部その経験が生きています^0^
役者やってよかったぁ~~・・役者として仕事は出来て
ないけど、でも役者をしてた時の経験がめちゃくちゃ役に
立ってます^^
習い事、やりたいことに躊躇しているみなさん・・
どんどんやっていきましょうよぉ~~^0^
では、今日はさくやさんからのメッセージをお伝えしますね^^
気がつけばこころがカラッカラ」by さくやさん
ありがとう、さくやさん!
私たちもさくやさんをこころから愛してるよ~~^0^
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仕事の効率化を図り生産性を上げるという考え方を日本に広めて来たのはトヨタ自動車
だっただろうと思います。
時は1963年まで遡りますが「かんばん」の指示に従って部品をつくれば、常に必要数量
だけが各工場間で受け渡されることになり、各工程における在庫は解消するというものです。
作業の自動化をさらに推し進め部品の在庫を持たずに車を作ることで在庫を抱えるコストを
削減できることで利益をそれまで以上に上げることが目的でした。
これが日本でいちやく有名になったのは1980年代になってからだと思います。
このあたりから効率化という言葉が独り歩きし始め、こうした工場だけでなく事務的な
仕事にも効率化が叫ばれていきました。
しかし、その本質は何かと考えてみると人が働く喜びとか給与のアップということが
目的ではなく、いかに短時間でコストをかけず少人数で多くの商品を生産できるかを
追求したものです。
その求める本質が全く異なるのです。
チャップリンのトーキー映画「モダンタイムス」の中で工場の自動化された生産ラインや
自身が食事をするときの映像が話題となっていることは有名ですが、
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この映画が日本で公開されたのは1938年だから、本当にモダンな映画だったと今更ながら
驚かされます。当時すでに未来の自動化を映像化していたのです。
しかし、この映画でチャップリンが伝えたかったのは主人公のチャーリーが、規格化された
工場労働の非人間性に耐えきれずに、逸脱行為を繰り返しているところに現れています。
映画の冒頭で、この映画の狙いが数行の言葉で示されている。いわく「モダン・タイムス。
工業の非人間性と個人の幸福を求めてそれと戦う人間の物語」である。と・・・。
チャップリンは未来を予見していたのかは定かではないが将来起こるであろう自動化と
いう流れ作業が人を決して幸せにしないということを訴えているのです。
チャップリンはそのほかにも数々の映画を作っていますが、すべてそのモチーフは
「人の幸せの追求」です。そしてそれは現代社会への警鐘として現れています。
今や現代社会は自動化と効率化が極限にまで進み、人間は全体の流れ作業の一部となって
しまっています。
効率化は決して人を幸せにはしないというチャップリンの言葉を噛みしめてみると
いいだろうと思います。
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