3Dで再現した恐ろしくリアルな古代ローマの町並みを体験できる「Rome in 3D」
3Dで再現した恐ろしくリアルな古代ローマの町並みを体験できる「Rome in 3D」

「当時ローマに住んでいた人の目線で古代ローマを見ることができるようにする」という目標を掲げ、素材・色・天気・視覚効果にまでこだわって古代ローマの町並みを3Dで再現したプロジェクトが「Rome in 3D」です。Rome in 3Dではいくつものムービーが公開されており、現代の遺跡の姿とは全く違う、リアルな古代ローマをまざまざと体験することが可能です。
Rome in 3D – History in 3D
https://relivehistoryin3d.com/projects/rome-in-3d/
Rome in 3Dで公開されているムービーは、以下から見ることができます。
“HISTORY IN 3D” – ANCIENT ROME 320 AD – 3rd trailer “Walking around Colosseum” – YouTube
紀元後320年ごろのローマの町並みはこんな感じ。フォロ・ロマーノと呼ばれる古代ローマの遺跡を3Dで再現したものとなっています。

家屋の向こうに見えるのは円形闘技場・コロッセオ。

コロッセオの近くにはコンスタンティヌスの凱旋門と、かつて存在したネロの巨像が建っています。

コロッセオが完成した数年後には、メタ・スーダンと呼ばれる円錐形の噴水が作られたと考えられています。

カメラをややローアングルにするとこんな感じ。

コロッセオの中に入っていきます。

扉の向こうに……

広い闘技場。屋根は円形に開いており、日光が注いでいます。

コロッセオから出て高い場所から望むと、町の向こうには海が見えます。

コロッセオの周囲には公園や……

広場

以下はテルマエ・ティティアナエと呼ばれる場所。テルマエは公衆浴場を意味する言葉です。

他にもテルマエと呼ばれる場所は存在しました。以下はテルマエ・トライアニ。

噴水のある広場の先には……

ドームの美しい建物。

テルマエ・トライアニのペリスタイル(中庭)のようです。

かなり広々とした空間。

木陰で休めそうな感じです。

ため池や……

噴水など。

再び空からの視点に戻ります。コロッセオの隣にある四角く囲まれた舞台のような場所は、ルダス・マグナスと呼ばれる剣闘士の学校です。

中の様子。

ローマ皇帝クラウディウスの死後に建てられた、ローマの広いエリアを覆うディヴス・クラウディウスの神殿が、コロッセオの近くに見えます。

擁壁が伸びているのもわかります。

近くに寄ると、緑にあふれた美しい建物でした。

小さな建物と建物の間を抜け……

再びコンスタンティヌスの凱旋門へ。

最初の広場に戻ってきました。

上記のムービーは2019年11月に公開されたもので、2020年12月には、さらに細かい装飾などを作り込んだ3D映像が公開されました。
“HISTORY IN 3D” – ROME 320 AD – The center of the Eternal City, detailed 3D reconstruction. – YouTube
先ほどと同じ、紀元後320年の古代ローマの町並みですが、石畳や柱の装飾などがかなり詳細になっています。

別角度から見るとこんな感じ。

輝きを放つブロンズ像の数々。

逆光の中でもその荘厳さが伝わります。

建物の内部は大理石のようなものでできており、輝く像がずらりと並びます。


格子のみでできた壁。

壁にはローマの地図が描かれていました。

凱旋門のディテールも圧倒的です。

そしてさらに、2021年1月28日に公開された映像は以下。よりリアリティを増しています。
“TWILIGHT OF ROME” – The Eternal City at the peak of its glory. “HISTORY IN 3D” – ROME 320 AD – YouTube
恐ろしいまでに緻密な建物のディテール。


コロッセオの見た目も大きく変化しています。

町並みはこんな感じです。

この記事のタイトルとURLをコピーする
コメント