破・常識 あつしの歴史ブログ「アシュタール:仕事に対する考え方を変えて」

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破・常識 あつしの歴史ブログ「アシュタール:仕事に対する考え方を変えて」

今日の破・常識!

会社は、働かせていただいているところではありません。

 
会社のために働いているわけでもありません。

 
会社と働いている人たちは対等なのです。

 
それを忘れないでください。byアシュタール

アシュタールからのメッセージ

今日のアシュタールからのメッセージをお伝えします。  


「仕事に対する考え方を変えて」by アシュタール

「こんにちは こうしてお話しできることに感謝します。

 
仕事に対する考え方を変えてください。

 
仕事の効率は時間ではありません。

 
長く働けば、儲かるというものではないのです。

 
”時給”という観点から考えるとそう思うかもしれませんが

 
そうではありません。

 
余裕もなく長く働いても、効率は悪くなるだけです。

 

極端な話をしますが、寝る時間もなく


24時間働き続ければどうなるでしょうか?

 
一日だけではなく、毎日24時間働き続けたら


効率はどうなりますか?

 
長く働いているのだから、たくさん仕事がはかどり


お金もたくさん儲かると思いますか?

 
思いませんね?

 
疲弊してしまって、仕事どころではなくなります。

 
効率云々という話ではなくなります。分かりますね?

 

企業などの経営者はそれを分かっていません。

 
時間を長く働かせれば企業は儲かると思っているのです。

 
何も分かっていません。

 
仕事は内容です。

 
長く働けばいい仕事ができるということではありません。

 
クリエイティブな仕事はもちろん、シンプルな作業でも


接客業、サービス業すべてそうです。

 
クリエイティブな仕事の人は、余裕がないと


面白いアイディアは湧いてきません。

 
シンプルな作業をしている人も、体力、気力ともに余裕がないと


ミスをしてしまい、何度も同じことをしなければいけなくなり


かえって効率は悪くなります。

 
接客業、サービス業の人も、体力、気力に余裕がないと


気持ちの良い接客は出来ません。

 
自分が疲れてヘトヘトなのに、他の人に対して


笑顔で接することなどムリなのです。

 
長く働かせれば(それも、なるべく安い賃金で、残業代も出さなければ)

 
人件費が抑えられ、会社は儲かると経営者は思うかもしれませんが

 
それはとても近視眼的な考え方です。

 
働く人たちが疲弊してしまっていたら、いい仕事など出来ないのです。

 

いい仕事が出来なければ、その会社の製品やサービスも


魅力はなくなります。

 
ただただ、長時間働いてたくさん作ったとしても


魅力がなくなりますので人は買わなくなります。

 
だから、会社は儲からなくなるのです。

 
仕事をしてくれている社員たちが、楽しく、気持ちよく


仕事ができるような環境を創るのが


会社の経営者の仕事なのです。

 
社員をギリギリまで追い詰め、働かせて、搾り取るのが


トップの仕事ではありません。

 
そんなことをしていると、一時的には儲かっても


どんどん先細りになってしまいます。

 
仕事をしている現場の人たちも


お互いを監視しあうような事はやめてくださいね。

 
監視し合えば、それだけ苦しい環境になるのです。

 
人のことに干渉すれば、自分も干渉されることになるのです。

 
タバコの休憩を許さない、それはサボりだ・・と主張すれば


コーヒーを飲む時間も許されない


サボりの時間だというようになってしまいます。

 
果ては、トイレさえも自由にいけないようなことになってしまいます。

 
働いている人たち同士で管理、監視し合うのはナンセンスです。

 
みんな目的は同じです。

 
自分達が作った製品(サービス)を


たくさんの人に使ってもらいたい。

 
そして、その対価として報酬を得たい。・・ということですね。

 
ならば、お互い監視し合っていたら、良い製品は作れません。

 
だから、お金も儲からないということになるのです。

 
現場はあなた達、働いている人たちで守ってください。

 
いまの会社のトップの人たちは、


いかに現場で働いている人たちから

 
搾取するか、ということにしか興味がありません。

 
いかに安く労働させるか・・そこにしか興味がないのです。

 
ですから、現場の人たちの身体のことなどを考えずに


少しでも長く働かそうとするのです。

 
いまの会社(特に大手の会社)のトップの人たちは


何も分かっていません。

 
会社を長く続けようということを考えるより


いかに自分達が多くお金を

 
手にするかということしか考えていないのです。

 

国のトップの人たちも同じです。

 
実際に仕事をする人が、現場を作ってください。

 
仕事をしていることが楽しいと思える現場を


作って行ってください。

 
そうすれば、満足できる仕事が出来、効率もよくなり


お金も入って来るようになります。

 
(そういう意味でも、大きな会社ではなく


個人で仕事をすることをお勧めしたいと思います。)

 
会社は、働かせていただいているところではありません。

 
会社のために働いているわけでもありません。

 
会社と働いている人たちは対等なのです。

 
それを忘れないでください。

あなたに愛をこめてお伝えいたします」


ありがとう、アシュタール! 

マイコメント

世界最古の会社は、578年に創業した日本の「金剛組」で聖徳太子が四天王寺建立のために
百済から呼んだ宮大工が起源で、現在も存在するようです。

もともとは一つの仕事を多くの人員で成し遂げるために行われたもので、現代のような
生産性という観点からは程遠いものだったと思います。
そして、いかにより良いものを作るかに焦点が置かれ、それがすべてだったと思います。
もちろん報酬は支払われたと思いますが、今のように報酬に対する厳格な時間管理もなか
ったことでしょう。

翻って今の社会を見ると人は労働生産の歯車でしかありません。
いかに短時間の間に多くのものを生産し利益を上げるかに視点が置かれ、労働者の健康や
心の問題は完全になおざりにされ、故障したら取り換えればいいという部品と同じ感覚で
取り扱われるようになってしまいました。

昭和のころはそこまでひどくはありませんでした。
余暇時間もあり、仕事の合間には休憩時間があり、福利厚生も充実していました。
今の会社は福利厚生は限られたものしかありません。
なぜ、そうなったかと言えば、福利厚生として会社が従業員に提供したものは給与と
みなすという国税庁の指導があり、提供した対価の額に応じて税金を課すことになった
からです。会社としては税金を余分に払わなければならないのでその後従業員に対する
福利厚生はどんどん削っていきました。交際費も同じです。年間これこれ以上の交際費
はまかりならんと余剰の交際費にも税金を課すようになり、交際費はかなり萎んでしま
いました。

要するに会社の在り方を変えてしまったとは税制度だということです。
それは国家による税金を利用した国民の奴隷化が進められたということです。

何度も書いてますが商法改正による株主の発言権の強化やM&Aの合法化が進められ
株の売買による乗っ取りが可能になったため株主の脅威にさらされた経営者が従業員
より株主を優先するようになったために従業員の給与が上がらないのです。
得られた利益は従業員より株主に優先的に回されます。それは乗っ取りを回避するため
に行われていると言ってもいいでしょう。

そんな会社に果たして従業員の幸せというのがあるのでしょうか?
時間に追われ、昼食時間もせわしなく休憩時間も削られ、サービス残業も常態化し
あまつさえ、従業員同士の監視が働くようになった会社は安住の地ではありません。
むしろこの世の地獄のようなものです。高齢化が進む今終身雇用もなくなりつつあり
安定した就職先はなくなります。

もはや私たちは会社で働いているのではなく働かされているという状態です。
代わりはいくらでもいますからイヤなら辞めなさいということです。
労働組合も形骸化し労働者の権利の主張をする場も失われました。

今や会社ではなく自分で仕事を作る時代に変わりつつあります。
そうなれば会社の発言力が大きく低下し個人を大事にしなければならない時代に
変わっていくと思います。

そのためにも自分で仕事を作る努力をしていくべきものと思います。









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