コンビニなどでもらえるスプーンやフォーク。

脱プラの一環で有料化が検討されている。

お弁当のパスタを食べる時によく使うプラスチックのフォーク。

2020年7月のレジ袋有料化に続き、こうしたフォークやスプーンなども、コンビニで無料ではもらえなくなりそう。

9日、政府は環境汚染につながるプラスチックを減らし、資源として循環させるためのプラスチック新法案を閣議決定。

これには、製品の設計から廃棄・リサイクルに至るまでの段階での対策が盛り込まれている。

1つ目は、プラスチック製品を解体できる設計にし、リサイクルしやすい環境に配慮したものに変えること。

そして2つ目は、店頭に回収ボックスを設置するなど、自主的なリサイクル活動を促すこと。

そして、3つ目は“ワンウェイプラスチック”、使い捨ての削減。

例えばコンビニでグラタンを買うと、今はタダでもらえるプラスチックスプーンも有料化が検討されている。

こうした動きに街では、「エコに関して、意識が高まってていい。スプーンとか持ち歩けるようにしてもいいかも。30円までだったら買うと思う」、「有料ってなったらおにぎりとかサンドイッチとか、(スプーンなどを)使わなくていい商品に切り替える」、「何がなんでもグラタンも箸で食べる」といった声が聞かれた。

また、プラスチック新法案ではプラ素材から紙への切り替えも求めている。

コーヒー店「R.O.STAR 豊洲フロント店」では2019年に脱プラを開始。

ストローを廃止し、スプーンやフォークなどは紙製にしている。

小泉環境相は、コンビニに限らず飲食店が扱うプラスチックの食器など、幅広い調整が重要と話し、ホテルや旅館のアメニティーなども対象とする可能性があるとしている。

法案は今の国会に提出し、成立を目指す方針。