リアノーボスチ通信の消息筋からの情報によれば、今回の状況は最初の座礁ほどは複雑ではない。
リアノーボスチ通信の消息筋は「船は風にあおられ、再び元のポジションに戻ってしまったものの、状況は当初のような複雑なものではない」と語っている。
座礁したエバーギブン号の救出作業は事故発生の3月23日以来、24時間体制で続けられ、15隻以上のタグボートがこれに参加している。エバーギブン号は29日にかけての深夜に離礁に成功していた。スエズ運河庁のウサム・ラビア長官は、船は8割がた水路の中ほどの航路に戻れたと語っている。
日本の正栄汽船が所有し、台湾の「Evergreen Marine Corporation」が運行を行なうコンテナ船「Ever Given」号は、23日に中国からロッテルダムへの航行途中にスエズ運河
で座礁した。
この事故により、世界でもっとも混雑する海上貿易ルートの1つが遮断され、少なくとも100隻の船が足止めを食っている。
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