手持ちの在庫をうまく利用して7月中に高齢者接種終えたい!
河野規制改革担当相は、新型コロナウイルスワクチンの7月下旬の自治体への供給量は、自治体の希望量の3分の1余りにとどまることを明らかにした。
河野大臣は、7月下旬のワクチンの配分量が希望量の3分の1余りにとどまるため、「希望量の配送ができない」と述べた。
そのうえで、「今後は、手持ちの在庫をうまく使いながら、スピードを最適化して、供給量に応じたスピードをお願いをしたい」と、自治体が在庫を生かしつつ、接種のペースをコントロールするよう求めた。
一方で、河野大臣は、高齢者への接種は加速しており、7月末の接種終了を目指してフルスピードで打っていただきたいと強調した。
接種1回目予約取り消し 神戸市、ワクチン不足で6日以降
神戸市は2日、国による新型コロナウイルスの米ファイザー社製ワクチンの供給が不足しているとして、市内の大規模会場などの6日以降の1回目の接種予約をすべて取り消すと発表した。5日以降に予定していた59歳以下の予約の受け付け開始も当面の間、延期する。ワクチンの2回目の接種を優先するため、必要量を確保する。
医療機関での個別接種を含め、市内のすべての接種会場で1回目の新規予約も一時停止する。市によると、今月19日~8月1日までのファイザー製ワクチンの供給量が、市の希望量の2割程度にあたる約16万回分の見通しであることが判明した。6月21日~7月4日、7月5~18日についても供給量が希望量の半分以下になっている。
ワクチン供給減、接種見直し自治体困惑 予約停止相次ぐ
職場接種、未承認は800万人分の可能性
「このままでは11月までの接種困難」首都圏4知事が政府に要望書
「このままでは11月までの接種困難」首都圏4知事が政府に要望書
新型コロナワクチンについては先月、突然、職場接種の新規受付が停止されたほか、自治体への供給の遅れを巡って首長らが政府側の対応を批判するなど混乱が生じています。こうした状況をうけて、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県の知事は、国に対する要望書を、きのう、共同で提出したことをきょう午後、明らかにしました。
要望書では、感染拡大の兆しが見えているとしたうえで、感染リスクが高いとされる地域に重点的にワクチンを配布することを要望。市町村が準備を進めていた一般接種については、「ワクチン配分量が決まらなければ予約枠の設定もできない状況だ」として市町村が希望する分のワクチン配布を求めました。
また、「このままでは全国民を11月までに接種するという政府の見通しも困難となる」と危機感を示しています。
マイコメント
ここにきて急速にワクチン接種予定の変更及び停止が明確になってきたようです。
7月以降の新型コロナワクチン供給の変化 ファイザーからモデルナ、アストラゼネカへ供給が変わる
7月以降の新型コロナワクチン供給の変化 ファイザーからモデルナ、アストラゼネカへ供給が変わる
しかし日本全体としてはファイザー社のワクチンは7月以降供給が大幅に減少し代わりにモデルナやアストラゼネカのワクチンが主流となり集団接種、職場接種、学校での接種はそちらになる見込みです。また8月以降開業医の多くがディープフリーザーを不要とするモデルナやアストラゼネカのワクチンを使用していくことになるでしょう。
従いファイザー社のワクチンを使用したい方は当院のようにファイザー社のワクチンしか使わないと宣言している医療機関での接種を行わないとどのワクチンを使用するか分からなくなります。モデルナやアストラゼネカのワクチンでも構わない方は構いませんがファイザー社のワクチンを必ず接種したい方は当院での接種をお勧めします。特に64歳以下の方は職場や学校での接種はファイザー社のワクチンを使わないし多くの開業医でもそうですので。
このようにファイザー社からのワクチンが予定通り届かないことが原因だが、この背景として
ファイザー社が欧州で訴訟に直面していることが要因のようです。
日本では政府がバリケードになっていてファイザー社に訴訟を起こすことが出来ませんが欧州は
違うようです。ただ、訴訟は供給量の約束が守られてないということに対するもののようです。
[チューリヒ 20日 ロイター] – 米ファイザーの新型コロナワクチンワクチン供給の遅れを巡り欧州では批判が高まっており、訴訟に直面する可能性が浮上している。
ファイザーと独ビオンテックは先週、共同で開発する新型コロナワクチン増産に向けた製造工程の変更を理由に、欧州諸国とカナダ向けの新型コロナワクチンの供給を一時的に削減すると明らかにした。
今月25日をめどに当初の供給計画に戻る見通しという。
イタリアの新型コロナ問題に対応する特別長官は20日、同国へのワクチン供給が29%削減されることを踏まえ、ファイザーを提訴することを検討していると明らかにした。
ドイツのシュパーン保健相は、ファイザーのワクチン供給削減に不満を表明し、同国のワクチン接種計画が変更を余儀なくされる見通しとした。
スイスも直近受け取った供給量が予想以上に少なかったと明らかにした。同国のスキーリゾート、サンモリッツでは約10人に感染力が強いとされる変異種感染が確認され、高級ホテル2軒の従業員と宿泊客らが隔離されたばかり。
一方、明るいニュースも聞かれ、ファイザー・ビオンテック製の新型コロナワクチンが英国で見つかった感染力の高い変異種にも予防効果を発揮し得ることが新たな実験で分かった。
また、中国共産党系メディアの環球時報は15日付の社説で、米英メディアが「ファイザー製ワクチンの推進と中国製ワクチンの中傷を目的に宣伝力を駆使し、死亡例を意図的に軽視している」と批判した。
これから先、ワクチン接種はどういう展開を迎えるのか興味津々です。
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