「ステージ4」迫る東京 感染急拡大でも検査数が低迷し続けるのはナゼだ?
検査数を抑制して感染者数を増やさない疑惑!
五輪開催を前に検査を絞っているのか――。東京の新型コロナウイルスの感染は急拡大しているのに、なぜか検査件数の低迷が続いている。陽性率も急上昇し、発表されている感染者数は氷山の一角の可能性が高い。
19日の都内の新規感染者は、前の週の月曜日より225人増えて727人。30日連続前の週の同じ曜日を上回った。1週間平均の1100人は、前週の1.45倍と感染拡大に歯止めがかからない。
■検査能力は最大6万8000件
東京の検査能力は最大6万8000件。ところが、最近の検査人数は8000人前後で低迷している。過去最多の2520人(今年1月7日)の感染者数を記録した1月は、1万~1万2000人の検査を実施。保健所業務が逼迫し、積極的疫学調査を縮小した。現在は積極的疫学調査も再開されているのに、8000人とはあまりにも少ない。なぜ、検査数が少ないのか、都に聞いた。
「検査を絞ることはしていません。必要な検査は実施しています。検査数が増えないのは、医療従事者や高齢者のワクチン接種が進み、病院や高齢者施設でのクラスターが大きく減っていることもあります」(感染症対策部)
しかし、8000人の検査数では陽性者を取りこぼしている可能性が高い。
現在、感染の中心は、ワクチン未接種の50代以下にシフトしている。本当は、職場や学校で1人でも感染者が見つかったら、学生や従業員を幅広く検査すべきなのに、相変わらず濃厚接触者を狭く限定した検査がほとんどだ。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
現在、感染の中心は、ワクチン未接種の50代以下にシフトしている。本当は、職場や学校で1人でも感染者が見つかったら、学生や従業員を幅広く検査すべきなのに、相変わらず濃厚接触者を狭く限定した検査がほとんどだ。西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。
「職場で感染した親や、学校で感染した子どもから家庭内感染が起きています。コロナは空気感染に近いうつり方をすることも分かってきています。感染力の強いインド株(デルタ株)なら、なおさら近くにいた人のみを検査するのでは不十分。感染者が出た場合、職場や学校の関係者全員を検査すべきです。本来、首都東京が8000人程度の検査で済むわけがありません」
東京の検査数は人口が3分の2の大阪(約1万件程度)よりも少ない。陽性率は9.6%と「ステージ4」(爆発的感染拡大)の10%に迫る。検査が不十分なため、水面下で数字以上の感染爆発が起きている可能性が高い。小池知事は都民の健康を守る気があるのか。
東京の検査数は人口が3分の2の大阪(約1万件程度)よりも少ない。陽性率は9.6%と「ステージ4」(爆発的感染拡大)の10%に迫る。検査が不十分なため、水面下で数字以上の感染爆発が起きている可能性が高い。小池知事は都民の健康を守る気があるのか。
マイコメント
なにしろ3日後から東京オリンピック開催ですからね。
ここにきて感染者数が連日1000人を超え、2000人に迫る勢いなんてことになったら
それこそ小池知事の評判がた落ちでしょう。
当然のことながら都民の命より重いのが東京五輪です。
これも政治的判断が働いている結果だと思います。
ワクチン接種者数を考えれば、本来なら2000人超えていても不思議ではない状況です。
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