「こんにちは こうしてお話できることに感謝します
自分がいま実際に見ている現実と見えない(テレビなどの
報道で見ている)現実を同じものとして考えないでくださいね。
混同して考えてしまうと訳が分からなくなります。
報道ニュースやテレビ、ドラマ、映画などで見ているものは
あなたの現実ではないのです。
それはあなたには関係のない世界なのです。
あなたの現実は目の前であなたが実際に見ているものだけ
なのです。
もし、女性差別や子どもの虐待などのユースを見たとしても
あなたはその人と会ったこともないし、そのニュースが流れ
なければその人たちの存在さえ知らなかったということですね。
そのようにニュースにならなくて差別され、虐待されている
方たちは他にもいるかもしれません・・と思ってその方たちの
ためにと祈ったとしてもその思い(祈り)のエネルギーは
影響力はないのです。
何かを変えるパワーはないのです。
なぜならば対象がはっきりとしていないからです。
ただぼんやりとエネルギーを流してもそれはどこにも届かない
のです。
これはご理解いただけますね。
もしあなたが実際に差別や虐待を受けているならばイヤだと
はっきりと言ってください。
受け入れないでください。
あなたが受け入れなければ差別や虐待されることはありません。
そして、もし現実にあなたの目の前に虐待されている女性が
いたとします。
あなたはどうしますか?
その方のためにと、その方の前で、あなたの幸せを祈ります・・
と言いますか?
そうはしないですね。
あなたはその環境から逃げる(離れる)事が出来るのですよと
その女性に助言すると思います。
もしご希望ならばお手をお貸しすることができますと言う
事も出来ますね。
あなたのその助言や提言を受け入れるかどうかはその方の
自由ですのでそれ以上は何も出来ませんが、何かは動きます。
そして、もしその女性がその時にあなたの言葉を受け入れなかった
としても、あなたが楽しそうにご機嫌さんで生きているのを見たら
私もそういう生き方をしたいと思い、そこから離れようと
考えられるようになるかもしれませんね。
そして、厳しい言い方になってしまいますが、
もし、虐待されている子どもが自分の現実にいなくても
ニュースなどで虐待されている子どもの話を聞いて何とか
助けたいと思うのであれば、そのような子どもをあなたの現実に
入れてください。
どこの誰かもわからない、存在も知らない子どものために祈る
のではなく、実際に現実の中にいれて考えてください。
どこにそういう子どもがいるのかを探し、見つけた子どもを
ひとりでもいいですので現実の中に入れてください。
そして、その子が虐待されないようにするにはどうしたら
いいかと実際の解決策を考えてください。
実際に自分の現実に入った人に対してだけ、
自分で何かできるのです。
分かりますか?
その子どもの幸せを考えることができるのです。
(それも子どもがあなたの提言する幸せを希望すればの話です。
希望しない場合は何も出来ません)
虐待されて気の毒だと思えば、自分でその子を育てるという
選択も出来ます。
そうですね。
誰かの幸せを望むということは、あなたにも実際に
かかわってくるということなのです。
ただ祈るだけでは解決にはならないのです。
実際にあなたの現実に入れて、そして、どうすればいいかを
考える事で前に進むのです。
100万人の方に向かってぼんやりとエネルギーを流すよりも
目の前に現実に入れた人に対して何ができるかを具体的に考える
方が現実は動くのです。
紛争地域の方を気の毒だと思うのならば、その紛争地域の方を
あなたの現実に入れてください。
あなたが紛争地域に行くこともできます。
そして、そこであなたがその方たちに何ができるかを考えてください。
大きく変わることがなくても、何もしないよりは現実は変わります。
あなた以外の誰かに対してエネルギーを流す(祈る)ということは
あなたの現実に入れてもいいという覚悟が必要だということです。
あなたは何も変えることなく、他の人の世界に関わるということは
できないのです。
誰かの世界に関わるということは(祈るなどエネルギーを流すのも
関わるということになります)その方の世界とリンクするという
事になり、あなたの現実に入ってくるということなのです。
世界中の人たちの人生をあなたが背負う必要はないのです。
背負うことなどできないのです。
世界中の人たちは、世界中の人たちというひとくくりではなく、
ひとりひとりの人生を生きている個性なのです。
そのひとりひとりの個性は自分で自分の人生を選択しているのです。
自分の人生を決めているという責任を持っているのです。
あなたはあなたの人生に責任を持てばいいのです。
あなたの事だけを考えていればいいのです。
あなたの世界を幸せにするというのは
「自分さえ幸せならばいい」という考えではありません。
あなたが幸せでいれば、その姿を見て私もそうでありたいと
思う人も出て来るということです。
そして、あなたが幸せならばあなたのまわりも楽しくなります。
幸せ、ご機嫌さんな人は他の人も幸せ、ご機嫌さんに出来るのです。
エネルギーは共振するのです。
それを理解してください。
そして、幸せを感じる、ご機嫌さんな人は誰かを虐待しようとか
意地悪しようとか思いません。
だから、ご機嫌さんな人が増えれば不機嫌な社会は崩れ
ご機嫌な楽しい丸い社会ができるのです。
そうなると虐待などというものはなくなりますので
世界の平和を祈る必要もまったくなくなるということにもなります。
あなたはあなたの世界を楽しくご機嫌さんにしてください。
この考えは自分だけが良ければ他の人はどうなってもいい
ということではないということを強くお伝えしたいと思います。
あなたに愛をこめてお伝えいたします。」
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