世にも奇妙なフツーの話「さくやさん:1日3,4時間くらいしか働かなかったんだって!」

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労働時間と収入 アセンション

世にも奇妙なフツーの話「さくやさん:1日3,4時間くらいしか働かなかったんだって!」

「一日3,4時間くらいしか働かなかったんだって!」by さくやさん

江戸時代の人は1日3,4時間くらいしか働かなかったって
話を聞いたけど、今もそういう働き方って出来ますか?
どうしたらそういう働き方が出来る社会が出来ますか?

・というご質問をいただきました^0^

では、さくやさん、よろしくお願いしま~す^^

「大量生産、大量消費をやめればいいのよ。
 
大量に作って大量に消費することで、あなた達の社会は
 
悪循環に陥ってしまっているの。
 
たくさん作って、たくさん消費する事が経済を成長させる、
 
と思い込んでとにかく作って売る、作って売るを繰り返す。
 
それを止めると転んでしまうという強迫観念に駆られて
 
ずっと自転車操業をしているのよ。
 
 
安く大量に作るから、すぐに飽きるし、すぐに壊れる。
 
だからまた買わなければいけないということになる。
 
そうなればたくさん買わなければいけないから、安いと言っても
 
やっぱりたくさんお金が必要になるでしょ。
 
だから、そのお金を稼ぐためにたくさん働かなければいけなくなる。
 
あなた達の社会は時間=収入(お金)という概念が強いから、
 
お金をたくさん稼ぐためには多くの時間働かなきゃいけないと
 
思い込み、長時間の労働をすることになるの。
 
 
たくさん作るには時間も必要になるわよね、だから、企業は
 
労働者に1分でも2分でも長く働かせようとするの。
 
コーヒーブレイクさえもったいない時間として削ろうとする。
 
だから、労働者はどんどん疲弊していくでしょ。
 
仕事が楽しくない。
 
楽しくないことをイヤイヤやっているから、その人たちが作った
 
ものも魅力がなくなっていくの。
 
だから、すぐに飽きるし、壊れる・・だから、もっと欲しくなる。
 
だから、もっと働かなきゃいけなくなる・・という悪循環。
 
 
そんなにたくさんの物は生活には必要ないでしょ。
 
気に入った物が周りにあれば、気持ちも満足するし、大切にする。
 
だから、そんなに次から次へと同じような物を欲しいとは思わない。
 
だから、そんなに買わない
 
だから、そんなにお金を稼ぐ必要はなくなって、そんなに長時間
 
働く必要もなくなるの。
 
 
江戸の子たちはそうしてたの。
 
自分の気に入る物を大切にして生活してた。
 
自分が作る時も楽しんで作っていたから、とても楽しいエネルギーが
 
それに乗るから、使っている人も気持ちがいい。
 
だから、それで満足することが出来たから次から次へと欲しいとは
 
思わなかったの。
 
そしてね、ここが大きな違いなんだけど、幸せ、満足ということに
 
関しての価値観が今のあなた達と大きく違っていたのね。
 
 
あなた達の資本主義的な今の考えでは、とにかくお金を持つこと、
 
たくさんの品物(より高級な品物)を持つことがステータスとされ
 
幸福な人とされているでしょ。
 
だから、もっと幸せになるためにはもっとお金を稼ぎ、
 
もっと人より良い物を持ちたいと思ってしまうの。
 
必要のない物でも幸せになるために欲しいと思ってしまう。
 
人が持っているから、人から羨望の目で見て欲しいという
 
理由だけで欲しがってしまう。
 
だから、もっともっととなっていくの。
 
そして、どんなに買っても満足できないということになってしまう。
 
だから、お金がほしい、お金がもっと必要だと思い、どんどん
 
働く時間が長くなっていくの。
 
 
江戸の子たちの価値観はお金や物の多さではなかった。
 
それが幸せの基準ではなかったの。
 
満足の基準ではなかったの。
 
 
彼らは生活をとても大切にしていた。
 
自分の好きなことをする時間をとても大切にしていたの。
 
家族や好きな人と過ごす時間を大切にしていたの。
 
だから、仕事だけが人生、仕事をして稼ぐことが良い事、
 
とは思っていなかった。
 
 
好きな物を大切にしながら長く使う、本当に生活に必要な物だけ
 
を欲しいと思うからお金はそんなに必要ない。
 
(お金という物を使いだしたのは江戸の後期の都会だけだけどね、
 
江戸時代のほとんどはお金という物は使っていなかったの。
 
だから、そんなに働く必要もなかった)
 
 
たくさん作ってたくさん消費させるという考えになったのは、
 
明治になって資本主義が入ってきたから。
 
その頃から日本でも資本家と労働者階級という分離が生まれたの。
 
労働者階級は労働時間で収入が変わってくる、今も時給で働いた
 
時間で収入が変わってくるでしょ。
 
時給だから欲しいと思うお金はその時間働かなければいけない。
 
自分で勝手に働く時間を決めることも出来ない。
 
労働者階級はとても理不尽な要求をされても従うしかないの。
 
それが資本主義・・あなた達の社会ね。
 
労働者階級を使う資本家は働かなくてもいい暮らしが出来る
 
ように社会を変えていったの。
 
いまはその延長線上ね。
 
お金を持っている人は、そのお金を使ってお金を生み出す、
 
労働しなくても勝手にお金が入ってくるように都合よくシステムを
 
作ったの。
 
労働者の時間(お金)を搾取して、自分たちは優雅に暮らすことが
 
出来るようなシステムを作ったの。
 
だから、労働者階級の人はいつまでたっても自由にお金を
 
手にすることが出来ない。
 
いつまでたっても時間=収入(お金)という考えのなかで
 
長時間働かなきゃいけなくなって来るの。
 
そして、労働者階級が消費者だということを忘れないでね。
 
 
だから、資本家はどんどん買わせようといろんな手を使って
 
ブームを作ったりして消費させようとする。
 
労働者階級の人は安く使われて物を作らされ、それを自分たちで
 
消費するということをさせられているの。
 
分かる?
 
どんどん作らされて、ブームに乗せられてどんどん消費させる
 
ようにミスリードされる。
 
だから、どんどん労働時間も増えて、自分の好きなことをする
 
時間もなく働かなければいけなくなるという悪循環にはまる。
 
 
その悪循環から抜け出すためには、持っているお金、物の多さを
 
幸せの基準、満足の基準にしないことね。
 
そして、そんなに気に入った物じゃないけど安いからという
 
理由で買わない事。
 
買う時は少々高いと思っても自分の一番気に入った物を買う
 
ようにすれば、その時はちょっと高いと思っても大切に長く
 
使うからどんどん次から次へと買うよりも長い目で見たら
 
安くつくのね。
 
 
思考を少し変えることで労働時間は減らせるの。
 
江戸の子たちのように生活を楽しむ事が出来る。
 
1日に3,4時間も働けば十分生活できるようになる。
 
そして、江戸の子たちは仕事も遊びのようなものだったから、
 
ほとんど(あなた達が思っているような)仕事はしていなかった
 
とも言えるわね。
 
 
もっと話したいことはあるけど、ものすごく長くなって
 
しまいそうだから、今日はこの辺で止めとくわね(笑)
 
 
あなた達をこころから愛してるわ~」
 
 
 
 

ありがとう、さくやさん!  

私たちもさくやさんをこころから愛してるよ~~^0^

マイコメント

私が初めて社会人となって就職した会社は実労働時間5時間半という今ではとても考えられない
とても恵まれたところでした。

始業時間は8時半と就業規則では定められていますが、実際には9時半出社でよくタイムカード
なんてものはなく、事務室の窓口で出社確認の印鑑を押せばすむものでした。
それから仕事になるのですが、そこの職場では9時半から10時まで朝のお茶タイムです。
それが終われば仕事が始まり、12時まで仕事です。そして昼休みはきっちり1時間取ります。
昼休みが終わり1時から業務開始ですが、3時になればまたまたお茶の時間30分で休憩です。
そして3時半から5時まで仕事して終わりです。

おそらく今こんな短時間労働で済む職場は日本中探してもないでしょう。
どうも、当時は仕事と言っても研究職というのもあって割合ルーズでした。
あの時は東京田町に仕事場がありましたが、そこに移転してくる前の高田馬場では仕事中に
酒飲みながらというのが当たり前だったという武勇伝を聞いたことがあります。

これは半官半民だったので許されたことなのでしょうね。
今だったら即首です。

そんな環境もその後はなくなったようですが、5時間半でも十分仕事は回りました。
だから、無理して残業する必要もなかった時代です。

今は労働時間は8時間以下にしないといけないと定められていますが、どこの職場も上限の
8時間勤務です。本当は8時間以下でも構わないものなのです。
しかし、それだと人材の無駄遣いになるので最大限働かせているというわけです。
だから、今からどの職場も労働時間を5時間にしなさいと言っても経営者からは相当な反発を
食らうでしょう。むろん、労働基準法を変えれば済む話ですが、おそらく無理な相談でしょう。

当時は派遣労働者は日雇いとか港湾作業者くりのものでしたが、今はほとんどの職業に拡大
されていますが、最大の問題点は時間給だということです。そのため労働時間が減ると給与
も減るので生活に困窮します。
今では高いところでも時間給1500円くらいでしょう。一般的には900から1000円くらいが
多いようですが、それでは月20日間働いても14万から16万円の支給でそこから税金などが
差し引かれ手取り10~13万円でしょう。
とんでもなく低いです。アパートを借りたら食費を切りつめても結婚資金を貯める余裕すら
ない状況です。

正社員もかなり給与を減らされていますが、同年代なら5万円くらいは派遣労働者より高い
と思いますので、ぎりぎりセーフというところでしょうか?

要するに時間給が低すぎて労働時間を減らすことが出来ないのが現状だということです。
一日3,4時間に減らすためには時間給を今の2.5倍くらいまで上げないといけません。

本来なら3,4時間働いて後は自由に過ごすことが理想ですが、経済的裏付けが必要です。
それを実現していくためには考え方を大きく変え、社会的コンセンサスの醸成が欠かせず
多くの人が認めるものを作っていかないといけません。
今すぐにとは行きませんが今よりもっと楽に生活できる環境を創っていかないといけません。



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