バイデン氏ワクチンを義務化しない企業に最大70万ドルの罰金

3.5兆ドルの「Build Back Better Bill」には、ワクチン強制接種の仕組みが含まれており、雇用者に対する罰金を10倍に引き上げることができます。
重大な違反行為に対しては7万ドル、故意または反復した違反行為に対しては70万ドルの罰金が科せられます。
ワクチン接種の義務化は、従業員数100名以上の企業に適用されます。
罰金は1件ごとに適用されるため、わずかな件数でも企業が倒産する可能性があります。
この法案は、下院予算委員会で可決され、さらなる議論と修正のために下院議場に送られました。

by David Averre For Dailymail.Com

公開: 13:05 BST, 29 September 2021 ｜ 更新: 17:24 BST, 29 September 2021 2021年9月29日、17:24 BST

バイデン政権は、3.5兆ドル、2,465ページに及ぶ「Build Back Better Bill」の中に、従業員がワクチンを接種しない雇用者に対して政府が罰金を執行することができるワクチン執行メカニズムを盛り込んだ。

この仕組みは、民主党の「調整」支出法案の168ページに埋もれているが、従業員100人以上の企業が、労働法の職場の危険性に関する項目に「故意に、繰り返し」違反した場合、罰金を10倍に引き上げることができる。

重大な違反行為に対しては7万ドル、故意または反復した違反行為に対しては70万ドルの罰金が科せられる可能性がある。

この法案が成立すれば、従業員が予防接種を受けていない企業は急速に倒産する可能性があり、事実上、企業はバイデン氏の予防接種活動に従うことを余儀なくされることになる。

これは、労働安全衛生局（OSHA）が今夏、連邦官報に緊急のCovid-19規則を発表し、医療機関での雇用において起こりうる職場の危険性のリストにCovid-19を追加した後のことである。

ナンシー・ペロシ下院議長は、新しいワクチンの施行メカニズムを含む和解法案の投票時期をまだ発表していません。

9月9日（木）、バイデンは、従業員数100名以上の企業は、すべての労働者に完全なワクチン接種を行うか、少なくとも週1回の検査を受けるようにしなければ、数千ドルの罰金を科せられると発表しました。

また、メディケイドやメディケアの償還を受けている医療機関で働くすべての労働者（約1,700万人）にワクチン接種を義務付けるとともに、連邦政府のすべての労働者と契約者にワクチン接種を義務付ける大統領令に署名しました。

今回の法案に盛り込まれた罰金の引き上げは、連邦政府や民間企業で働く1億人の従業員に予防接種を受けさせるという、大統領の最新の取り組みを形にしたものです。

フォーブス誌によると、この規則に違反した企業は、すでに1件あたり最高1万4,000ドルの罰金を科せられていますが、3兆5,000億ドル規模の新法案に盛り込まれた法案では、コンプライアンス違反に対する罰金が10倍に引き上げられ、「故意の」または「反復した」違反1件につき最高70万ドルまでとなります。

政権高官は、「ワクチンを受けていない人にワクチンを接種する」という使命の一環として、COVIDに対抗するための「積極的かつ包括的」な計画であると説明しています。

この高官は、約8,000万人のアメリカ人が予防接種を受ける資格があるのに受けていないと推定しています。

さらに、ヘッドスタートプログラムに参加している約30万人の教育者にもワクチン接種が義務付けられます。

簡単なことです。連邦政府で働きたければ、予防接種を受けなければなりません。政府とビジネスをしたいのであれば、従業員にワクチンを接種しなければなりません」と政権高官は語っている。

社会的支援やグリーンエネルギーへの投資など、先進的な施策を盛り込んだ3.5兆ドル規模の歳出法案の交渉は継続中である。

月曜日に行われた予算委員会の採決では、民主党のスコット・ピータース議員（カリフォルニア州）が共和党と一緒に反対票を投じ、法案は20票対17票の僅差で可決されました。

民主党は、ジョー・バイデン大統領の経済政策の可決に苦慮しており、教育、医療、育児支援の拡大、気候変動問題への対応、インフラへのさらなる投資などを盛り込んだ大規模な税制・歳出法案を提出しています。

この法案は、薬価や気候に関するものなど、一部の施策が行き過ぎていると懸念する穏健派の間で問題視されていますが、進歩派は「すでに十分に妥協している」と述べています。共和党は一致して反対しています。

一方、ニューヨーク州では、今週からコビットワクチンの接種が義務付けられたため、数百人の医療従事者が停職または解雇され、その結果、スタッフが不足し、一部の病院では選択的手術の延期やサービスの縮小を余儀なくされています。

ニューヨーク州保健局は先月、すべての医療従事者が少なくとも1回目のCOVID-19注射を9月27日までに受けることを義務付ける命令を出したため、病院は従業員への接種を急いでいました。

火曜日には、州内の様々な病院の関係者が、数十人の従業員が停職または解雇されたことを発表し、その数は州全体で数百人にのぼりました。