アベノマスク含む在庫 「処分に33年以上のペース」指摘に首相は
保管に年6億円かかり、さらに不良品が見つかり検査に21億円
「世紀の愚策のツケをどのように払うつもりか」。
新型コロナウイルス対策として政府が調達した「アベノマスク」を含む約8千万枚の布マスクが在庫として残り続けている問題で21日、参院本会議で論戦が展開された。岸田文雄首相は従来の政府対応をなぞるような答弁にとどめた。
立憲民主党の杉尾秀哉氏は、布マスク配布事業について「『全国民に布マスクを配れば不安はパッと消えます』。安倍晋三元首相の側近官僚による、こんな助言で始まったとされる」と指摘。大量の在庫となった布マスクの保管費について「これまでに少なくとも6億円以上を要する状況が続いている」とした上で、「布マスクの今後の使途を含め、世紀の愚策のツケをどのように払うつもりか」とただした。
松野博一官房長官は15日、希望する自治体や個人に配る方針を示しているが、杉尾氏は「私はこうした希望を寡聞にして聞いたことがない。自治体に押しつけないで下さい」と迫った。
これに対して岸田首相は「介護施設への随時配布をはじめ、費用対効果の観点から適切な方策を検討していきたい」と返すのみで、自治体や個人への配布計画には言及しなかった。
不良品が見つかり検品に21億円
政府が去年、新型コロナ対策用に調達した布マスク、いわゆる「アベノマスク」について、岸田総理は在庫の7100万枚を確認したところ、15%にあたる1100万枚が不良品であったことを明らかにしました。
岸田首相
「昨年4月から5月に厚生労働省が直接検品を実施したところ、約7100万枚のうち、約1100万枚、約15%が不良品でありました」
いわゆる「アベノマスク」をめぐっては、今年の3月時点で8200万枚以上が在庫として残り、保管費用が6億円以上かかっていることから野党が問題視しています。
きょうの参院本会議で岸田総理は、去年の4月から5月に厚生労働省が7100万枚について検品したところ、15%にあたる1100万枚が不良品であることを明らかにしました。その理由について、岸田総理は「品質基準等を明確に定めた仕様書を作成していなかった」などと説明しています。
また、▼厚生労働省による検品費用におよそ6億9200万円、▼その後に納入事業者が実施した検品費用におよそ10億7000万円、▼検品に時間がかかったことに伴う追加費用におよそ3億3000万円かかったことも明らかにしました。
岸田総理は、「費用対効果の観点から適切な方策を検討していく」と繰り返し強調しました。
岸田首相
「昨年4月から5月に厚生労働省が直接検品を実施したところ、約7100万枚のうち、約1100万枚、約15%が不良品でありました」
いわゆる「アベノマスク」をめぐっては、今年の3月時点で8200万枚以上が在庫として残り、保管費用が6億円以上かかっていることから野党が問題視しています。
きょうの参院本会議で岸田総理は、去年の4月から5月に厚生労働省が7100万枚について検品したところ、15%にあたる1100万枚が不良品であることを明らかにしました。その理由について、岸田総理は「品質基準等を明確に定めた仕様書を作成していなかった」などと説明しています。
また、▼厚生労働省による検品費用におよそ6億9200万円、▼その後に納入事業者が実施した検品費用におよそ10億7000万円、▼検品に時間がかかったことに伴う追加費用におよそ3億3000万円かかったことも明らかにしました。
岸田総理は、「費用対効果の観点から適切な方策を検討していく」と繰り返し強調しました。
マイコメント
何という無駄だろうと思います。
今さら焼却処分も出来ないだろうからマスクが欲しいところに寄贈すればよろしいでしょう。
寄贈せずとも廉価で下せば少しは財政のプラスになるだろうと思います。
なぜ、そういう発想に至らないのかと思います。
これこそ超法規的に寄贈もしくは販売の法律を作れば事足りるものです。
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