他人に閲覧されるという言う決定的なミスが生じている
本格運用が10月に始まったマイナンバーカードを保険証として使う仕組みをめぐり、厚生労働省は23日、別人のマイナンバーカードの個人番号が誤って登録されていた事例が33件あったことを明らかにした。
いずれも登録する際の人為的なミスが原因という。そのうち1件では薬剤情報が他人に閲覧されたという。
厚労省がこの日開かれた審議会で報告した。同省によると、マイナンバーカードと健康保険証の情報を連動させる際、本人や事業者が人為的なミスをしていたという。
例えば同一世帯内で個人番号が入れ違ったケースでは、家族で一斉にマイナンバーカード情報を勤務先に提出したとき、本人らが記入したマイナンバーの個人番号が家族内で取り違いが起きていた。勤務先から健康保険の事業者に渡され、そのまま登録されてしまったという。
また、個人から個人番号の提出がなかったために事業者が住民基本台帳ネットワークシステムで個人番号を照会したところ、似たような名前の人と取り違えるミスもあった。この結果、薬剤情報がほかの人に見られた事例もあったという。
大半は健康保険事業や医療機関が気づいて発覚したが、医療機関での利用や「マイナポータルサイト」にログインした際に別人の情報が表示されて判明した事例もあるという。(村井隼人)
マイコメント
結局はマイナンバーカードの番号を人手で入力していることが原因です。
これは人手で行うと何%かの確率で必ず発生するものなので、入力の二重化を行うとか
何かと照合チェックを行うシステムが必要です。
おそらく、こうした対策はどこでも取られていないと思います。
ゆえにマイナンバーカードに完全性を要求することは現時点では無理だと言うことです。
今後国民全員がマイナンバーカードを持つようになった場合避けて通れない問題なので
綿密な対策が必要です。
また、マイナンバーカードが犯罪に利用される可能性もあるので、こうした点に対する
セキュリティには二重三重の対策が必要です。
政府も国民もこうした点について十分理解していないような気がします。
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