日本人「年金は手取り給与の4割以下」…「収入ギャップ」に苦しむ老後生活

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年金 政治・経済

日本人「年金は手取り給与の4割以下」…「収入ギャップ」に苦しむ老後生活

先進国でも上から7番目の年金の少なさ

会社員であれば誰もが迎える「定年」。そのあとには、年金がよりどころになる老後生活がスタートしますが、多くの人が「年金はこれだけか」と現実に直面して落胆するといいます。現役時代の収入と、年金とのギャップについてみていきましょう。

国民年金受取額の分布

厚生年金受取額の分布

大卒会社員が定年…現役時代の給与と年金のギャップに驚き

世界でも日本の現役時代と老後の「収入ギャップ」は大きい

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年金の収入分布に関するデータを以前調査したことがありましたが見つけられませんでした。

今回のデータはおそらく厚生労働省のデータから独自に計算して得たものでしょう。

残念ながら厚生労働省は数字は出してもグラフ化してくれることはありませんからね。

それにしても厚生年金を15万円以上もらっている人が46.5%もいることです。

これだけもらえるのは公務員や官僚そして政治家です。後は大会社の社長です。

また、団塊世代である75歳以上の人の年金支給額は高いです。

多くは年金8万円以下です。

なぜ、これだけの格差が存在しているのかというと、年金資産を官僚が全部食いつぶして

しまい残っていないからです。

年金制度が始まって25年ほどした時にうずたかく積もった国民から受け取った年金

(百兆円以上)を目の前にして当時の官僚が目がくらんだか、これだけの資産をこのまま

眠らせておくのはいけないと国家機関(年金財団、労働省、厚生省など)の設備に投資

したのをはじめ官僚自身も様々な手段で補助金交付で使い込まれました。

ある年金官僚が自分たちが退職するころに年金が枯渇しても後々誰かが対応策を取って

くれるし、そのころにはいないのだから責任も追及されないと発言した輩もいたようです。

そうするうちにみるみる減って行き年金の支払いに困るようになったのです。

これに気付いた厚生省(厚生労働省の前身)は昭和60年に年金の大改革を行い、支給を

積み立てから受け取った年金を支給にそのまま回す自転車操業のようなやり方に変えて

しまいました。同時に年金の支給率を計算する式を変え、所得の多い人は支給率が下がる

ようにしたのです。これを境に多く年金を払っててももらえる年金が大幅に減って行き

どんなに高額な給与をもらっても月10万円前後にしかならなくなりました。

だから、当時の計算式の変更がなければ年収500万円クラスだった今の60代の人は

最低でも月15万円はもらえたはずです。

国民年金と合わせて月20万円前後になるのでまあまあの生活が出来ていたと思います。

また、そのときに公務員だけは2階建てでもらえる方式を温存(その後国民の猛批判を

受けてなくなりました)したので当時公務員だった人は今60代でも15万円以上

もらえるのです。

いかに自分たちに甘く国民には厳しくというやり方をしていたかがわかります。

従って、今の年金支給額が低いのは当時の官僚の使い込みと途中での年金支払い計算式

を大幅に改定したからです。

もし、積み立て方式をそのまま残していれば日本の年金が世界7位ということはなかった

はずです。



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