「目当てはコロナ保険金5万円」無料PCR検査拡大に潜む意外な目的 「感染してもいい」油断の背景
陽性と判定されるまで何度も検査を受ける人も・・・
「特に症状があったわけではないですが、PCR検査は2回受けました」
こう話すのは、東京都に住む30代の男性だ。症状があったわけでもなく、仕事で必要になったわけでもない。だが、今年1月と2月にPCR検査を受けている。
お目当ては、新型コロナの「保険金」だ。
男性は今年1月に、コロナ保険に加入した。保険料は年間わずか2千円で、PCR検査でコロナに感染して「陽性」となれば、5万円を保険会社から受け取ることができる。この保険に注目した背景には、オミクロン株はこれまでと比較して感染する確率は高まっているものの、「重症化しない」といわれていることもあった。
■保険金もらえたらラッキー
検査はいずれも、駅前で実施されていた無料のPCR検査を受けた。受け付けから検査まで20分とかからず、手軽に受けることができたという。
「結局まだ陽性になっていませんので保険を受け取れていませんが、時間ができればまたPCR検査を受けたいと思っています。コロナのせいで友だちと会えなくなり、ボーナスも減らされたので、その分、5万円もらえたらラッキーだなと思っています」
男性はそう言う。
保険料の少なさ、重症化リスクの低さ、保険金の多さを天秤にかけて、「無症状で保険金だけもらえたらラッキー」、そんな意識があるようだ。
ある20代の女性は今年1月、3カ月500円のコロナ保険に入った。こちらもコロナの陽性になれば5万円をもらうことができる。彼女はこう説明する。
「はっきり言ってお得ですね。一人暮らしなので家族にうつすリスクもないですし、リモートワークもできる。さすがにコロナ後遺症とかは怖いですけど、無症状も多い。ワクチンも3回打ったし若いですから、大丈夫なんじゃないかなと。友だち同士でも『お得な保険がある』と興味津々でした」
SNSでも「コロナになったら保険金が入るからコロナになりたい」「コロナにかかったら、40万以上もらえるから検査を受けてきた」などという声も上がっている。
続きはこちらをご覧くださいね。
新型コロナ感染症を対象にした「コロナ保険」が売れているという。
■保険では異例のヒット
その代表格が、ある中堅生保の「感染症プラス入院一時金保険」だ。新型コロナに感染し入院すると最高40万円の入院一時金が支払われるというもの。この会社によると、昨夏の発売開始からの11カ月間で、14万件超の契約を獲得した。今年7月1~15日の販売件数は、6月16~30日と比べて50%増に達したという。ほかに1カ月当たり数百円の保険料で、感染時に10万円の給付金が支払われる商品もある。
マイコメント
まあ何度も検査を受けるのは自由ですからいいんですけどね。
でも、5万円もらえるからと保険に入るようなことだけはやめましょうね。
それにしても年間わずか2000円で入れるなんてすごい保険ですね。
仮に1万人が加入すると保険会社に2000万円が転がり込み、陽性率が1%だと
100人に支払いが発生し、その費用は500万円なので、保険会社は1500万円
儲かることになります。損しない保険ですね(笑)。
文中では14万人の獲得とありましたから1億8千万の保険収入があり、これが毎年
保険料として入り、今後陽性者が減れば儲けだけが増えるということですね。
うまいこと考えたもんです。
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