“タマネギショック”値段が2倍に…理由は「縦長」に変形 高騰が長期化か

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玉ねぎ 食糧問題

“タマネギショック”値段が2倍に…理由は「縦長」に変形 高騰が長期化か

大幅に値上がりした玉ねぎに食卓や業界が悲鳴!

 食卓に欠かせない「タマネギ」の値段が2倍に跳ね上がっています。その理由は、なんと“縦長”に変形です。

■“タマネギショック”客悲鳴

 カレーやハンバーグなど、様々なレシピに使われ、食卓には欠かせない野菜・タマネギ。そんなタマネギが、気軽に買えないほど高騰しています。  東京都中央卸売市場での価格は、2月1日時点で平年の172%とすでに高値だったものが、先月28日には235%と、平年の2倍以上となっているのです。

 「アキダイ」・秋葉弘道社長:「今までの高いっていうレベルをはるかに超えていますね。平年だと、大体158円から高くても198円くらい。今の時期だと。それが350円なので、異常ですね。こんな値段で売ったことは、今までない」

■業者が店に「大幅値上げ」通告

 頭を抱えているのは、飲食店も同じです。  筋骨隆々の体を誇示する「タマネギマン」がトレードマークのラーメン店。看板メニューはもちろん、スープやトッピングなどに、ふんだんにタマネギを使った「タマネギラーメン」です。

 1週間に使うタマネギの量は、およそ200玉。店にとっては替えが利かない食材ですが、仕入れ値は数カ月前と比べて、1.2倍になったといいます。

 さら11日、納入業者からは、こんな通知が届いたといいます。

 「タマネギヘッドバッド」・谷越祐介マネージャー:「来週から1.5倍値上がりしますと。やはり来たかというのと、予想以上に上がるなという感想です。価格変更も考えないといけないと思うぐらい困ります」

■少雨で“縦長”に…収穫量減

 高騰するタマネギ。その理由を生産量日本一を誇る北海道の生産者に聞きました。

 井澤農園・井澤綾華さん:

 去年は、雨の量が極端に少なくて、タマネギが肥大する時期に、雨が少なくなってしまい、タマネギ一つひとつが大きくならなかった。

 去年7月、記録的な猛暑に見舞われた北海道。平年は90.7ミリある札幌の降水量も、わずか7.5ミリになりました。  雨不足で、タマネギがしっかり成長しなかったというのです。

 井澤さんの畑で収穫されたタマネギ。一見、普通の大きさのように見えますが、全く丸みがないことが分かります。  井澤農園・井澤綾華さん:「タマネギって、縦に大きくなってから、横に太くなるんですが。横に太くなる時期に、雨が降らなくて“縦長のタマネギ”が多い。昨年の収穫量は、例年の2割減くらいかなと」

 北海道は、全国の生産量の65%を占めているため、収穫量が減った影響は、全国に広がったのです。  タマネギの高騰は長期化が予想されています。

 「アキダイ」・秋葉弘道社長:「(価格が)下がってくるのは、9月。8月後半から9月にかけて、北海道産のものが順調に生育すれば。去年みたいなこと(天候不順)がなければですね」

                                                     (「グッド!モーニング」2022年4月12日放送分より)

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