円安が危険水域に入りつつある
午後の為替市場で円安がさらに進み、1ドル=135円台前半まで下落して、およそ24年ぶりの安値水準を付けた。
午前中、円相場は1ドル=135円ちょうど付近を付けたが、さきほど、一時、135円台前半まで円が売られ、およそ24年ぶりの安値水準を付けた。
アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が今週FOMC=連邦公開市場委員会を開き、インフレを抑え込むために大幅な利上げを決めるという観測が強まっていて、ドルが買われ、円が売られている。
一方で、日銀の黒田総裁は大規模な金融緩和を続ける姿勢を示していて、日米の金利差はさらに拡大する見通しが強まっている。(ANNニュース)
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円が110円から上昇傾向に転じたのが昨年の10月で本格的に転じたのが2022年3月10日ごろ
だったので、わずか3か月で135円に達したことになります。
日銀の黒田総裁がやっと危機感を露わにして「最近の円安は経済にとって良くない」と言いだし
始めたということはかなり危機的な状況にあると言えます。
このまま放置すれば円は150円まで上昇する可能性があります。
円安になっているのは米ドルに対してですが、この要因はアメリカがインフレ抑制のために
政策金利を上げているからです。
インフレでは物価が上昇し企業の業績が悪化するので株価が下がります。
株では儲けが出ないために為替相場で儲けようとする動きが加速し円安も加速します。
アメリカはインフレがさらに進行すると金利をさらに上げる可能性がありますので、円は場合に
よっては150円を超える展開があるかもしれません。
また、急激な円安を警戒して日銀が円買いを行えば一時的に円高になるので、そこで円を買い
また円安になったときに円を売ればさらに利益が得られます。
このとき、円で円は買えないのでドルを買いストックしておいて、それで円を買うのです。
目の利く人はすでに今回の円安で相当儲けているでしょうね。
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