三橋貴明氏「参院選はゼッタイに与党に投票してはいけない」〜 確実に襲ってくる消費増税とインボイス制度、1000万円以下の事業者は廃業の危機
自公維が参院選は「消化試合」という意味合いでなめられている国民
6/19NHK日曜討論での、高市早苗自民党政調会長の「消費税が法人税の引き下げに流用されているというのは全くの事実無根。使途は社会保障に限定されている。でたらめを公共の電波で言うのはやめて頂きたい。」という発言がありました。これについて三橋氏は「そもそも消費税は『直間比率の是正』を目的として導入されたもので、実際に、直接税(法人税・所得税)を下げて、間接税(消費税)を増やしてきた。もしも高市氏の発言のように社会保障にしか使わないのであれば、厚労省管轄の特別会計にすべきだが、一般会計で使途を追えない。」と高市発言こそがデタラメで、公共の電波で言ってはいけないと指摘しました。
そしてこの発言によって、自民党が消費税にアンタッチャブルであることがはっきりしたと述べています。消費税は、財務省的には「取りっぱぐれのない」安定財源ですが、マクロで見るとGDPの増加に税金をかけるようなもので、コストプッシュ型インフレに見舞われている今の日本に消費増税は、ますます私たちの可処分所得を減らします。
さらに、このまま参議院選挙で自公政権が勝つことで確実に実施される増税の一つが「インボイス制度」です。インボイスの登録番号の確認作業だけでも膨大な事務負担が発生し、年収1000万円以下のフリーランス、個人事業主、個人商店などにとっては、事実上、課税業者になる道しか選択できず、年収の1〜1.5割にも相当する納税負担が発生すると解説されています。
インボイス制度を進める自公維にとって、参院選は「消化試合」だそうです。国民も舐められたものだと思いませんか。
「でたらめ」を公共の電波で言ったのは高市早苗・自民党政調会長の方だ[三橋TV第567回]三橋貴明・高家望愛
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財務省がなぜかくもこうインボイス制度実施にこだわるのか?
その理由は消費税が10%に上がったときに食料品は8%に据え置かれました。
その結果本来なら10%を課税して得るはずだった金額が一兆円だそうです。
つまり、食料品の8%課税で失った税金をどういう形で補うのかと言うのが
財務省の課題だそうです。
インボイス制度が実施されれば1兆円のうち約0.25兆円が入ってくると計算
しているようです。
インボイス制度実施で1事業者が納める税金の平均が15万円だそうです。
しかし、インボイス制度は税額の額よりもその計算が七面倒くさくて
かかる労務負担や人件費増の方が大きく全く見合わないものです。
だから、インボイス制度導入で多くの個人事業者が淘汰されると言われて
いるのです。
お小遣いを1万円上げると約束された子供がその日になって8千円しか
もらえず、残りの2千円をなんとかくすめようと算段しているのに似ています。
お小遣いや食い物の恨みよりも恐ろしい税の恨みです。
まるでやくざの取り立てです。
国民の負担よりも税の取り立ての方が重要だということです。
与党に票を入れるのは止めて今回は野党に票を入れましょう。
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