フランス議会でマクロン大統領が提出したワクチンパスポート法案が投票で圧倒的な差で否決される
またも世界経済フォーラムの大きな敗北
ここのところ、ヨーロッパで世界経済フォーラムの指導者たちの敗退が相次いでいます。
英国のジョンソン首相は辞任し、直後には、エストニアの首相も辞任しました。
[記事] 次々消えていく世界経済フォーラムの指導者たち。ジョンソン英首相に続き、エストニアの女性首相も辞任へ
地球の記録 2022年7月10日
そのような中で、フランス議会で、
「マクロン大統領が提出したワクチンパスポート法案が国会で否決された」
と報じられていました。
フランスのマクロン大統領は、今年 6月の総選挙でも大敗北しています。
> マクロン大統領の与党連合(中道)は過半数(289)を大幅に割り込み、234議席前後の見通しとなった。
>
> 前回(350議席)を大きく下回る敗北となる。下院議長や会派代表、環境相、保健相といった重鎮の落選が相次いで伝えられている。 (朝日新聞 2022/06/20)
そのため、現在のフランスの与党は「少数与党」となっています。
このような中で、マクロン大統領は、「フランスのワクチンパスポートの義務化に関する法案を提出」したのでした。
そして、国会の投票では、
「大差で否決」
されたのでした。
法案が否決された瞬間に、国会は議員たちの歓声とスタンディングオベーションで満たされた映像が投稿されていました。
フランスは、世界経済フォーラムの手中から脱しつつあるということを意味するのかもしれません。
もはや、マクロン大統領の提出する、いかなる法案も可決されることはなさそうで、結局、マクロン大統領も、いずれ英ジョンソン首相と同様に、撤退の方向に向かう可能性があります。
ヨーロッパの流れは急ピッチですが、この世界経済フォーラム敗退の潮流が、北米(カナダのトルドー首相、アメリカのキャント・スピーク大統領)に及ぶと、状況はさらに大きくなるかもしれません。
ただ、その場合でも、どちらにしても、経済的な混乱はさらに激しくなるのかもしれないですが。
フランスのワクチンパスポート法案が否決された報道をご紹介します。
マクロンの少数与党政府がワクチンパスポート法案で敗北
Macron’s Minority Government Defeated on Vaccine Passports
summit.news 2022/07/14
フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、彼のワクチンパスポート・スキームが敗北した後、議会で屈辱的な挫折に見舞われた。
マクロンの少数与党政府は、フランスへの入国者たちは誰でもワクチン接種の証拠またはコロナ検査で陰性を示さなければならないという方針を拡大したいと考えていた。
しかし、右翼ポピュリストの国民連合(RN)、左翼の不服従のフランス(LFI)、右翼の共和党(LR)はすべて、この政策に反対票を投じるために団結した。
マクロン政権は 219票差で投票で敗北した。
英テレグラフは以下のように報じている。
「ワクチンパスポート法案の敗北は、ソーシャルメディアで広く流布された映像で、野党議員からの激しい歓声とスタンディングオベーションで満たされた」
この法案は、新しい少数与党政府によって最初に議会に提出されたものの 1つであり、マクロンが国内で新しい法律を可決するのが非常に難しいことを強調している。
フランスの首相であるエリザベット・ボルネ氏はこの投票結果を非難した。
ボルネ氏は以下のようにツイートした。
「状況は深刻です。フランス人をコロナから保護するための措置に反対票を投じるために協力することにより、野党はウイルスに対する国境管理の妨害しました。この投票に対する不信感の後、私は責任の精神が上院で勝つように戦うつもりです」
以前に強調したように、フランスの保健大臣は、マクロン大統領がワクチンの義務化は「強制的ではない」と主張しているにもかかわらず、ワクチンパスポートはワクチン義務化の「偽装」形式であることを認めていた。
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