貨物輸送改革につながる
貨物鉄道の強化に関する国土交通省有識者検討会の中間取りまとめ案が27日、分かった。新幹線ルートに貨物専用車両の導入を検討すると明記。高速走行と大量輸送を両立させ、低迷する貨物輸送をてこ入れする。ただ車両開発など課題も多い。貨物線については災害時の迂回輸送に向け、貨物列車をけん引する機関車の増強に取り組む。28日の会合で提示する。
新幹線は旅客輸送前提で整備されたが、旅客各社は近年、車内の空きスペースなどに貨物を積む貨客混載輸送に取り組んでいる。検討会は「将来的に貨物専用車両で高頻度の大量高速輸送ができれば、物流改革を引き起こす可能性がある」とした。
マイコメント
今回の貨物新幹線は利便性からするとかなり需要がありそうです。
もちろん輸送時間の大幅な短縮が可能なので緊急性の高い荷物などでは重宝されるでしょう。
しかし、その一方で課題がありそうです。
1.輸送規模が大きくなると、荷物の積み下ろし場所が必要で稼働駅が限定される
2.新幹線は基本的に停車時間が短いので荷物が多くなると難しい。
3.誰が積み下ろしを担当するのか?JR貨物が担当するのか?
4.料金は?割高になる可能性も。
5.冷蔵の必要なものは運べない?専用の冷蔵室が必要となる。
などの課題があるだろうと思われます。
将来的には1便すべてが貨物として使う案も出てくる可能性がありそうですね。
コメント