コロナ感染の全数把握見直し、岸田首相が検討指示…季節性インフルと同じ5類相当の議論も
これ以上コロナで引っ張ることが難しいと判断したか
岸田首相は15日、加藤厚生労働相ら新型コロナウイルス対策の関係閣僚と協議し、全ての感染者を確認する「全数把握」の見直しの検討に着手するよう指示した。全数把握などの根拠となっている感染症法上の「2類相当」運用のあり方全般についても、流行「第7波」収束後を見据えて議論を急ぐよう求めた。
加藤氏は協議後の記者会見で、全数把握などの見直しについて「関係者と調整し、結論を出しておく必要がある」と述べ、検討を急ぐ考えを示した。首相は第7波収束前から検討を進め、収束すれば速やかに必要な見直しを行いたい意向だ。首相は10日の記者会見で、「時機を逸することなく(見直しを)進めなければならない」と語っていた。
新型コロナは現在、感染症法上の新型インフルエンザ等感染症に分類され、全数把握や濃厚接触者の待機などを求める「2類相当」で運用されている。全数把握は保健所や医療機関の負担が重く、政府は見直しによって負担軽減を図りたい考えだ。
政府関係者によると、首相は全数把握以外の項目でも、扱いを季節性インフルエンザと同じ5類に近づける是非について専門家と協議するよう加藤氏らに指示した。
国内の新規感染者数は、厚労省集計で14日までの1週間平均は19万5945人となり、前週から約9%減った。ただ、厚労省はお盆期間の人の移動などで感染が再拡大する可能性もあるとみており、加藤氏は記者会見で「感染状況はしっかり見ていかなければならない」と強調した。
マイコメント
岸田総理が季節性インフルエンザと同等の「5類」レベルに変更することを検討し始めたのは
今年の4月といわれていることからすでに4ヶ月経過している。
その間、第7波となり感染者数が20万を超える日々が続いている。現在の2類のままだと要請
が判明した時点で症状の有無にかかわらず原則として入院を勧められる。そのため、入院先の
ベッド数が飽和状態に近くなり診療側の混乱を招いている。また、保健所にあっても感染者全
数の把握、並びに感染者との連絡、さらには濃厚接触者の追跡などで業務が多忙を極め保健所
職員の疲労も限界に来ている。
そのような状況を鑑み今回の発言に至ったものと思われるが、なんといっても結論を出すのが
遅すぎる感をぬぐえない。
もっと以前に5類に引き下げていいはずだが、引き下げてもらっては困るという声の方が大き
かったのだろうと思われます。
早急に引き下げ、現場の混乱を収め、国民の不安を払拭するのが望まれます。
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