超党派議員連盟会②井上名誉教授「mRNAはコンセプトが破綻しており、期待とは別の方向に進んだ」
日本でも始まったワクチン接種に対する反対議論
①のつづきです。
(10月18日は3回目の「超党派議員連盟大議論会」だったそうです)
村上名誉教授、森内教授、厚労省への質疑応答がつづき、
次に、大阪市立大学の井上康正名誉教授、名古屋大学小島勢二名誉教授(元小児科教授)のお話など。
参政党FUTUREチャンネルより
(全1時間32分27秒)
森内教授(長崎大小児科)は5~11歳の子供へのワクチン接種は副反応は許容範囲で、効果もあるので、接種には意味があると仰っておられ、6か月~4歳の子供へのオミクロンワクチンは2回接種まででは効果がないので3回がセットとなっています、などと仰られていますね。基礎疾患がある子供と2歳以下の子供は要注意ですと、コロワクを重症化予防の有力な手段であると考えておられるようです。
ですが近視眼的な場当たり的な対応でワクチンを推進するのではなく、もう少し微細に、mRNAワクチンの分子生物学的構造特性から理解して、感染症学と免疫学の歴史的視点に立てば、今回の「ワクチン」のコンセプトが既に破綻していることが理解できるように思います。
■神谷議員→村上名誉教授への質問
神谷議員「10月から子供たちに打たせようとしているのは従来型のワクチンですか」
村上名誉教授「従来型のワクチンだと思います」
神谷議員「安全性についてはどうですか?」
村上名誉教授「臨床試験は殆どやっていません。ネズミ100匹のワクチンと呼んでいます」
■神谷議員→森内教授への質問
神谷議員「通常の医療体制をしっかりとれば、敢えてワクチン接種をすすめる必要があるのでしょうか」
森内教授「インフルエンザはパンデミック前は子供の死亡原因の5位でしたが、パンデミックの今は、今のように感染者が増えているので、子供の場合通常のインフルエンザの立場と置き換わる可能性はある。」
「オミクロンワクチンは健康な子供達みんなに打つ、というよりも、基礎疾患のある子どもに打つということと、通常の小児医療をしっかりやるということが大切であるということかと思います」
■須藤議員→厚労省への質問
須藤元気議員「500人近い方々のアンケートで、ワクチンを打った後の副反応で苦しんでいる人々の生の声を厚労省は把握しているのか?」
「9月2日の部会では5~11歳の小児の重篤副反応が30名、死亡1名、心筋炎が12名とのことですが大丈夫なんでしょうか。」
厚労省(用意した資料を示して)「現在も5~11歳に対するファイザー社の新型ワクチン接種後の1回目、2回目の重篤副反応報告に関して、検討部会の場で議論して頂いて、現在の状況において、ワクチン接種に影響を与えるほどの懸案は認められないということです。引き続き注視したい」
以下、井上先生のお話は私自身が理解を深めたかったので概要を文字起こししました。
■大阪市立大学井上正康名誉教授(51分~)
「半世紀前の大阪万博の年に、安全なワクチンをつくりたいということで仕事をやっていたのですが、半世紀ぶりに新型コロナのワクチンに出会ったということで、歴史と科学を背景に勉強しております。今回の新型コロナでは一体分子レベルでどんなことが起こっているかということが殆ど国民に伝わっていない、といういことで、世界の論文などを読んでお伝えしています」
マイナスに荷電した細胞(赤血球や白血球)が血管の中を流れているので、お互いにごちゃごちゃけんかしないようになっている、そういう状況の中で血液が流れているんですけども、これを制御する仕組みに(血管内皮に)ACE2受容体があり、ACE2は血圧を調整しているタンパク分子だったが、今回は新型コロナウイルスが感染受容体、感染のドアノブでした。
ウイルスが感染してウイルスと細胞膜が融合すると、遺伝子が注入されてたんぱく合成の仕組みが乗っ取られて、細胞表面にとげとげのスパイクができる、これは3年前までの(従来型)コロナ風邪のメカニズムと同じでした。
ウイルスがACE2と結合するというのは130年前のロシア風邪と同じで、質の悪い風邪というのはACE2結合タイプでした。3年前武漢出来たものはスパイク1個当たり3つのアミノ酸がプラスになっているので、細胞に非常に近づき易くなって一気に感染力が6倍増強したものが新型コロナであるということが論文でわかっている。上海でマイナス荷電のアミノ酸がなくなって強毒株(G型)が出来、これがヨーロッパやNYを直撃して、パンデミックが拡がった。
コロナのスパイクは分子量が約18万で、数十カ所抗原部位があり、その中で特にACE2に結合するRBDに対する抗体ができると感染が予防できる。
しかしこのウイルスは2週間に1回分子時計でランダムに変異を繰り返す。それによって、アルファ、ベータ―、ガンマ、デルタ(変異株)ということで、抗体が効かなくなる。
(RBD以外の)他の場所に抗体が出来ると白血球がウイルスをつかまえて細胞内に取り込み、ライソゾームという細胞の胃袋で分解して信号をリンパ球に学習させることによって、免疫の免許更新が出来る。
新たに学習をしたリンパ球が抗体を作れば変異株に対しても最新のミサイルを撃ち込むことが出来る。これが意味することは、「自然感染をシームレスに続けることが最も有効で最新のミサイルと提供してもらえることである」これが人類が感染症と闘いながら生き残ってきた教科書に載っている免疫学の原理です。(ワクチンでつくられる)抗体は免疫の中の一部に過ぎない。これが認識されるかどうかが大切なことです。
昔は紫外線やホルマリンで炊いたワクチン、これは殆ど効いていなかったが。成分ワクチンで遺伝子でワクチンをつくれば生きた分子構造が認識できるということで、ウイルスや感染細胞を排除する仕組みがある。それを今回遺伝子ワクチンでやっている。DNAだと体内で遺伝子組み換えを起こしてスパイクをつくらせて免疫を発動させる。安全だといわれているmRNA型は、分解されないような化学修飾をしており、これによって長時間あらゆる細胞でスパイクをつくる。それによって有効に免疫を発動させるというコンセプトだが、このコンセプトが本質的に破綻しているということが科学で完全に証明されている。アストラゼネカのものは、殆ど言及されていないが、一旦打ったら(細胞に取り込まれて)スパイクの異物を作り続け、その細胞が自己免疫で殺されない限り、この仕組みが終わらない。mRNA型は何回も打つことによって、初回の免疫記憶で攻撃態勢が出来上がっており、2回目、3回目と打つ度に自己免疫疾患の階段を上がって行ってリスクが高まるということが、ScienceやNatureのレベル(の科学論文)で報告されている。
最先端を走ったイスラエルでブレイクスルー感染が起こった。3回目をやっても効かず、4回目をやったため感染爆発が起こって重症化した。
これはイスラエルだけではなく、頻回接種すると例外なく殆どの国で感染爆発が起こっている。
よかれと思って(国に)買ってもらったワクチンだが、医者の期待とは全く別の世界を作り続けており、世界はそのことに気がついて、打たない方向にモードチェンジしている。これが世界の現実です。接種が1番遅かった日本が今や(接種率の)トップランナーになっている。感染爆発が起こって医者が慌てふためいている、岸田さんも4回目打ってすぐ感染した。
昨年の夏までにデルタ株に罹ったときまでの、所謂コロナの後遺症といわれるものが、ワクチンを接種して体内でつくられるスパイクでも全部同じことが起こっている。コロナに罹った病態の本質はスパイクによって引き起こされており、ワクチンのスパイク病態で再現されている。
アナフィラキシーショックはポリエチレングリコール(PEG)とナノ粒子が起こすアレルギー反応だが、(私は)PEGを30年前に研究していたので分子構造をみて、接種会場で起こる(アナフィラキシー)のはこれが原因だとわかった。(mRNAワクチンでは)メチルウラシル化させ安定化させた構造によって免疫が抑制され、接種した人で帯状疱疹や梅毒が流行る、あるいはターボ癌が増えているということを臨床で経験している。スパイクがACE2受容体と結合し血栓が出来る、ミトコンドリア依存性に細胞が壊れて、脳血栓や心筋炎が起こる。スパイクそのものが毒タンパクであることが2年間で詳しく報告されてわかった。2回接種すると免疫記憶が固定して(mRNAを取り込んだ細胞に対する)3回目では自己攻撃が起こってやがてお迎えが起こる。これが世界が今迎えている、日本がトップランナーで迎えている現実である。
去年の夏までは血栓をつくる質の悪い風邪だったが、オミクロンになって、更にプラス荷電が更に7個増えて、喉の粘膜のマイナス荷電(の受容体)に素早く結合するようになり世界的に感染力が激増したけれど、殆どがすぐに分解されるので重症化が激減した(弱毒化した)。しかし1個でも遺伝子(mRNA)が細胞質内にスリップアウトす
ると一気に遺伝子増幅してスパイクがつくられる。これまでは年に1回は冬に罹っていたのが、年に数回かかるウイルスになった。余りにも結合力が強いために喉の粘膜に限局して取り込まれるウイルスに進化したが、弱毒化しているので、のど飴や葛根湯で対応できるウイルスになった。
武漢で6倍、デルタで12倍、オミクロンでは60倍の感染力(喉粘膜に対して)をもつようになって子供も含めて罹りやすくなった。
世界はモードチェンジしている。5類以下に下げた時コロナは鎮まる。いまだに日本は2類対応であるが、今が分水嶺なのである。
■小島勢二名誉教授(名古屋大学小児科元教授、小児癌が専門の医師)
(1時間4分~)
小児科学会は新型コロナを推奨するという立場になったが、その根拠が本当にそうなのか、ということを検証してみます。
国立感染研が8月末に出した小児についての数字は果たして妥当なのか?
感染研は、2つのグループをコロナ感染死にカウントしている。②は例えば、コロナが治癒した後、交通事故で死亡した例もコロナ死にカウントしている。
本当にコロナで亡くなったのはどのくらいいるのか?愛知県の大村知事はコロナ肺炎単独で死亡した人は一人もいなかった、と話している。
米国の各州が出していた数字は過剰診断(コロナについて)とCDCは認めている。
日本の重症化の定義と違う海外の重症化予防効果の数字を引用しているのは意味がないのではないか、と。
ファイザーもモデルナも、感染予防効果はみてない、とはっきり述べている。欧州では予防効果がないのに「ワクチンパスポート」を導入しようとしていたことが問題になっている。
日本の1500人のデーターよりも2万人規模の海外のデーターの方が予防効果の低さの数字に信頼性があるのでは?
感染率が世界で最悪となった日本、感染研のデーターには信頼性がないのでは?
4回目接種率の高い県(秋田、山形)程、人口10万人当たりの感染者数が多い。「打てば打つほど感染率が高くなる」という現象が実際に起こっている。寒い県では第8波が起こり始めている。
以下、阿部先生(小児科医)宮沢先生、南出市長、小島先生→厚労省への質問とつづきました。
こうした明快な(井上先生の大変素晴らしい)ご説明を聞けば、全てに整合性があり、日本も打たない方向にモードチェンジしていくべきであることを理解できるはずなのですが・・
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