なぜ、日本の「死産数」は、接種開始から2年目にして、急増に転じたのか

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縮みゆく日本 少子化問題

なぜ、日本の「死産数」は、接種開始から2年目にして、急増に転じたのか

若い人が急速に減っていく日本の未来はどうなるのか?

日本の出生数と死産数

そんなに何か意味のあることを書こうとしているわけではないのですが、前回の記事でも少しふれました、厚生労働省の人口動態統計(速報)で、まず驚いたのは、

「婚姻数が人口動態統計としてはあり得ない、前年同月比 -27%を示していた」

ということを書きました。

婚姻数

2022年1月  4万9676件
2023年1月  3万6148件 ( – 27%

mhlw.go.jp

 

まあしかし、これはともかく、その後、改めて数値を見ていましたら、

「死産数」

が、少なくともワクチン接種キャンペーンが始まってから、月間として最大の数値を示していました。

日本の2023年1月の死産数が前年同月比10.5%の大幅な増加。出生数は -5%なのに (2023/03/26)

人口動態統計速報(令和5年1月分)より

mhlw.go.jp

前年同月比で、マイナス 10%です。

人口動態統計では、10%、というような変動率はかなりのものなのですが、そのような数値が示されています。

 

ちなみに、私自身は、ワクチン接種キャンペーンが始まった 2021年に、当時の医学誌に掲載された数値を見て、非常に懸念を持ちました。以下は、おおむね 2年前にも近い 2021年7月の記事です。

流産率 82% : 医学誌に掲載されたmRNAワクチンによる妊婦さんの流産率の調査に見る「妊娠初期の母体と赤ちゃんへの壊滅的な影響」
In Deep 2021年7月1日

しかし、出生数に関していえば、日本は「もともと毎年毎年下がっていた」ということもあるのか、それほど低下は目立ちませんでした

人口動態統計と関係する数値としては、なかなか大きいのですが、2022年出生数は、以下のように推移していました。

ちなみに、最新の 2023年1月の出生数は、

 

前年同月比 -3,490人減  率として -5.2%

 

でした。

2022年は、以下のようになっています。

2022年の出生数の前年同月比

1月  6.0% (2022年はこの1月だけが前年同月比でプラス)
2月  -0.7%
3月  -6.0%
4月 -10.6%
5月  -7.5%
6月  -9.2%
7月  -8.3%
8月  -2.3%
9月  -3.9%
10月 -4.0%
11月 -6.7%
12月 -6.8%

mhlw.go.jp

 

さらに遡りますと、日本で、一般の人々にワクチン接種が始まった時期は、国立感染症研究所のページによりますと、以下のようにあります。

 

(国立感染症研究所より)

> (2021年) 4月12日から高齢者等への接種が始まり、6月1日から接種対象年齢が「16歳以上」から「12歳以上」に変更されました。

> 5月21日には、武田/モデルナ製のワクチンが製造販売承認され、5月24日から高齢者等を対象に接種が始まりました。6月 17日から 18~64 歳が対象に加わり、6月21日からは職域接種も始まっています。 (niid.go.jp

 

おおむね、2021年6月から一般の方々への接種が始まったということで、出生数の推移も、その 2021年6月からも見てみます。

2021年6月からの出生数の前年同月比

6月  -2.7%
7月  -3.3%
8月    0.1% (前年比プラス)
9月  -0.5%
10月 -2.3%
11月   1.3% (前年比プラス)
12月 -0.7%

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特別大きな変化はありません。

ですので、当時、仮に、妊婦さんが多く接種されていたとしても、それが「直接」出産状況に影響を与えたということはなかったようです。

2021年当時の先ほどのような私の記事は「人騒がせ」ということになりそうで、申し訳ない次第ですが、しかしまあ、この 2021年6月から、約 10ヵ月後の 2022年4月に、

4月 -10.6%

 

という、かなり大きな減少が見られてはいますが、その後は安定して「低止まり」しています。(しかしまあ、2022年以降、毎月毎月、前年同月比の出生数が、おおむね常に -5%を超えているというのは、人口 1億人を超える国としては、なかなかすごいことですが)

 

そして、接種キャンペーンからほぼ 2年経った現在、私の懸念は「他の部分に完全に移行した」ということがあります。

 

それは、「もともとの目的が長期の影響を狙っている」ものかもしれないということが、次第に浮かび上がってきているわけです。

切断された mRNA と DNA での汚染については以下の、それぞれの記事にあります。

 

ワクチン後の損傷、巨大な血栓、未知のタンパク質、そして逆転写と「切断されたmRNA」との関連
In Deep 2023年2月23日

[重大局面]ファイザー社ワクチンが、DNAで汚染されていたことが見出される……。これにより「永遠のスパイクタンパク質生産」という厳しい概念が浮上。確率は推定3分の1
In Deep 2023年3月15日

 

また、コロナ死でもなく、あるいは「直接的なワクチン副作用とも言われにくい死」が時間が経過すると共に加速していることもわかり始めています。

時間が経てば経つほど「むしろ死亡率が加速」している…。2022年12月の人口動態統計速報を見て
地球の記録 2023年2月28日

 

今回の人口動態統計速報の、

「死産のいきなりの増加」

を見まして、そのあたりと関係する不安な気分を持ちました。

死産というのは、経験された女性ご本人にとっては、本当に悲しいことであり、あまり取り上げたいようなことではないのですが、データとして出されているものについて、少し取り上げてみます。

 

2021年6月からの死産数の推移

先ほどの出生数と同じように、ワクチン接種キャンペーンが始まった 2021年6月からの死産数の前年同月比推移は、以下のようになっています。

死産数

2021年6月からの死産数の前年同月比

6月  -7.3%
7月  -8.3%
8月  -2.3%
9月  -5.8%
10月 -3.1%
11月  0.4%
12月 -6.1%

2022年の死産数の前年同月比

1月 -15.0%
2月 -14.7%
3月 -11.0%
4月  -6.3%
5月  -7.9%
6月  -7.9%
7月  -3.4%
8月    0.9%
9月  -5.8%
10月   -3.1%
11月  0.4%
12月   -6.1%

2023年

1月  10.5%

mhlw.go.jp

2021年と 2022年は、死産に関しては、ほとんどが「前年同月より少なかった」のです、死産は減っていた。(出生数も減り続けていたので、数字的には普通ではあるのですが)

ところが、今年の 1月に突然、前年同月比で 10.5%の増加となっている。出生数はかなり減っているのに、です。

これは、グラフで見たほうがわかりやすいのですが、私はグラフを作成するような特別なツールは持っていないですので、手作業で簡単な棒グラフを作ってみました。

 

2021年6月 – 2023年1月までの死産数の推移

厚生労働省のデータより

 

この 1月の数が突出していることがおわかりになると思います。

これがこの 1月だけの特殊な状況であるのならいいのですが、今後どうなるのだろうなと思います。

 

先ほど書きました「時間が経てば経つほど」というのは、ヨーロッパのデータでも、特に「若い人たち」で顕著です。

ヨーロッパの多くでは、すでにブースター接種の若い世代への接種を中止した国が多いですが、「それはあまり関係ないグラフ」になっています。

以下は、EU の公式の超過死亡数が報告される EuroMOMO のデータです。

 

2019年、2022年、2023年の欧州連合加盟国の 0歳から44歳までの超過死亡の推移

euromomo.eu

 

2022年は、時間が経過すればするほど、パンデミック前の 2019年との差が広がっていることがわかります。15歳から 44歳では相当な差です。

 

このグラフのような差が今後も開いていくのかどうかはわからないですが、日本の唐突ともいえる死産数の増加や、どこの国でも見られる、収束することのない超過死亡数の増加は、「これは少なくとも、まだ終わった話ではない」ことを示していると思います。

 

以前、1年前との比較で、出生率が 23%も減少した、台湾について書いたことがありました。

全国民の90%がワクチンを接種している台湾で「1年前との比較で出生率が23%減少」という通常ではあり得ない衝撃的な報告
In Deep 2022年6月28日

 

その台湾の、人口動態統計に関する部局である台湾内務省 世帯登録局の最新のデータを見てみました。

日本の最新と同じ今年 1月のデータは以下のように書かれていました。抜粋です。

台湾内務省 世帯登録局 2023年1月のデータ報告

・2023年1月末までの総人口は 23,301,968人で、前年同月と比較して 47,698人減少しました。

・2023年1月に生まれた赤ちゃんは 10,948人で、前年同月と比較して 16.66% 減少しました

・2023年1月の死亡者数は 17,770人で、前年同月比 11.38%増加しました。平均では、2.5分ごとに約 1人の死亡があったことが示されました。

ris.gov.tw

 

出生数が 16.66%の減少、死亡数が 11.38%増加ということで、台湾は、日本よりも激しい人口減少に直面しているようです。

あと、台湾の年齢構成を知るのに、以下の数字はわかりやすいです。

 

> 2023年 1月末時点で、0 ~ 14歳の人口は 2,819,303人 (総人口の 12.10%) でした。15歳から 64歳までの人口は 16,375,350人 (70.27%) でした。65歳以上の人口は 4,107,315人 (17.63%) でした。また、20歳以上の人口は 19,428,698 人 (83.38%) でした。 ris.gov.tw

 

14歳以下の子どもの率が、12%です。

日本も、15歳未満は、2020年時点の数字で、12%です。

若い人がこんなにいない社会。

そして、それが加速化しています。

国の未来も何もあったものではないのでは? と思うのは極論でしょうか。

そして、原因がワクチンだけかどうかはわからないにしても、少なくとも、ヨーロッパでは、若い人の過剰死が時間の経過と共に拡大しています。

どうするの? これ。

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