ファイザーワクチンの「最も有害なロット」は全体の4.2%だということを示したデンマークの研究

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ファイザー社のワクチン コロナワクチン

ファイザーワクチンの「最も有害なロット」は全体の4.2%だということを示したデンマークの研究

しかし、本質的な問題はここではないかもしれない

最近、デンマークの研究者たちが発表した論文についてご紹介したいと思います。

デンマークの保健当局に報告されたワクチン有害事象報告数の「ロットによる差」を調査したもので、その結果、

「全体の 4.2%のロットに集中的に重篤な有害事象が発生していた」

ということが判明したというものです。

論文はこちらにあります。

4.2%、というのは何とも微妙な数値ですが、以下のグラフは論文にあるもので、ドットは有害事象の報告数です。日本語と円は、こちらで付け加えたものです。

有害事象の事例が、「青のロット (全体の 4%程度)」に集中していることがわかります。

デンマークの論文より

Batch-dependent safety of the BNT162b2 mRNA COVID-19 vaccine

今回は、このデンマークの論文を報じていた米エポックタイムズの記事をご紹介させていただこうと思いますが、この「ロットによる内容の偏り」については、この 2年間、ずいぶん取り上げてきたことでもあり、簡単に振り返りたいと思います。

 

ファイザーワクチンが、ブラックボックスと呼ばれた理由

コロナワクチンの「ロットによる品質のバラツキ」は、接種キャンペーンが開始されて、すぐに問題となりました。

最初は、2021年の初め、つまり、世界でコロナワクチンの接種キャンペーンが始まるか、あるいは日本のように「始まる前」に、権威ある医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)が、

「ロットによる品質の差が激しすぎる」

ことを問題とした意見記事を掲載しました。

以下の記事で書いています。

不完全なmRNAから成る水ワクチンの探究でロシアンルーレットに勝つ消極的な方法
 In Deep 2021年8月7日

 

その際に、ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの内容を簡単にまとめていた海外の記事をご紹介しましたが、以下のようなものでした。

2021年3月14日の海外メディア記事より

BMJ (ブリティッシュ・メディカルジャーナル)によると、漏洩した文書で明らかになった重要な問題の 1つは、ヨーロッパの規制当局が、商業生産用に開発されたワクチンのロットに含まれる無傷の mRNA の量が予想外に少ないことに大きな懸念を抱いていることだった。

一部のロットは 55%しか mRNA が無傷でなかった

これは興味深い疑念を提起する。ファイザー社の mRNA ワクチンの接種後、アメリカなどでは非常に多くの有害事象や死者が報告されているが、一方では、まるで副作用のない人たちがいる。

人々の中には、プラセボを使用しているのではないかと疑念を提起した人たちもいた。

しかし、この問題は、BMJ の記事を見る限り、プラセボを接種しているという推測のような「陰謀論」を検討するのではなく、より明白なことを検討するのが最善であるということだと思われる。

つまり、品質管理の問題だ。

ファイザーワクチンが、それを保持するために非常に低い温度(氷点下 70℃など)、および用量を解凍、混合、保存するために必要な綿密な手順などに関するものだ。

healthimpactnews.com 2021/03/14

 

わりと最初から、

「 mRNA の完全性 (スパイクタンパク質を規定通りに生産するという意味)が、ロットにより、ずいぶんと異なっていた」

ことは、わかっていたことなのでした。

このブリティッシュ・メディカルジャーナルは、最初の頃から、ファイザーワクチンの臨床試験報告書などに疑義を唱えていた数少ないメジャー医学誌のひとつで、2021年1月に、ファイザーの治験実施計画書を読んだ後の意見として、

「これではデータとして成立していない」

とした意見記事を副編集長が投稿していました。

以下の記事で取り上げています。

有効率19% : 医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの副編集長が、ファイザーワクチンの治験データからは有効率95%どころか承認基準を著しく下回る数値になる可能性を指摘
 In Deep 2021年1月20日

 

当時は、日本のメディアなどでも、この「有効率 95%」という数字が高々と掲げられていた頃ですが、専門家がきちんと読むと、あるいは従来の試験結果の判定通りに見れば、

「有効率は 19%程度になってしまう」

ということが書かれてある記事でした。

もちろん、日本も含めて、世界の保健当局は、このような権威ある医学誌の意見さえ「完全無視」したわけです。

この一件によって、私自身、「いくらなんでもおかしい」と思うようになったということがあります。

「有効率の数値の前提が崩壊している」のに、なぜ世界中の当局が、あんなに国民全体への接種を推し進めているのかよくわかりませんでしたが、まあ……「地球単位の悪意」ということに、いつも想いをはせている私が、だんだん「この正体」が、漠然ではあってもわかってきたきっかけのひとつが、このブリティッシュ・メディカル・ジャーナルの副編集長の意見記事でした。

 

「人類全体が、なんかされようとしている」

 

と。

先ほどの記事の後、2ヶ月ほどで、日本で優先接種が始まり、その後、一般の人たちへの接種へと拡大していったのですが、そもそもの「前提」がおかしいままに、その後の 2年間のようなことになっていってしまいました。

しかし、ワクチン接種キャンペーンが日本でも始まった後、実際には、それほど大きな割合で有害事象や後遺症が報告されるわけではありませんでした。

 

その中で知ったのが、

「 0.5%問題」

というやつでした。

以下は、そのことを知った時の 2022年1月7日のブログ記事です。

道程はとても長くなる
 In Deep 2022年1月7日

 

アメリカ CDC のワクチン有害事象報告には、すべてに記載されているわけではないですが、「ロット番号」が記載されています。

それを用いて、深刻な有害事象とロット番号を照会していく調査の中で、死亡を含む重大な有害事象が出ているのは、「全体の 0.5%のロットだけ」だったのです。

ロットごとのCDCにのワクチン有害事象報告があった数

market-ticker.org

 

これはショックでしたね。

何がショックかといいますと、まず、「なぜ、そんなことをしたのかわからない」ということがひとつです。

当時は、「繰り返し接種を推奨するためかな」とか思っていたのですが、つまり、このくらいの率の死亡、重症事例ですと、「実際に有害事象として起きていることが、現実としてよくわからない程度の率」だからです。

簡単に書けば、たとえは、200人の会社や学校で「 1人が長く休んでいても、それほど目立つ出来事ではない」ということです。

 

とはいえ、このようなロットの極端な差異をあえて生み出した真相はわかりません(この極端さは、単純な品質管理の問題ではなく、完全に意図的なものです)。

 

しかし、その後、時間が経過するにつれて、この 0.5%という数字について、わかるようになってきました。

すなわち、この 0.5%問題を人為的に作り出したのも、

 

「これもまた一種の罠だ」

 

と気づいたのです。

 

今年になって知った、以下のふたつのことにより、「メインの目的は長期の影響」だということが明らかになってきたと私個人は思っています。

 

・非常に多くのロットが「切断された mRNA 」で汚染されている

・非常に多くのロットが「 DNA 」で汚染されている

 

このことを知ってから、0.5%問題は吹き飛びました。

以下のそれぞれの記事にあります。

 

「ブレーキのないmRNAを意図的に」入れて 「ロットごとの性質が自然に変わる」仕様…:欧州医薬品庁が2020年にファイザー社に表明した重大な異議の驚くべき内容。しかし接種キャンペーンは開始された
In Deep 2023年2月22日

ワクチン後の損傷、巨大な血栓、未知のタンパク質、そして逆転写と「切断されたmRNA」との関連
In Deep 2023年2月23日

 

[重大局面]ファイザー社ワクチンが、DNAで汚染されていたことが見出される……。これにより「永遠のスパイクタンパク質生産」という厳しい概念が浮上。確率は推定3分の1
 In Deep 2023年3月15日

 

確かに、ファイザーワクチンに含まれる脂質ナノ粒子は有害性がとても高いものであり、当然、スパイクタンパク質も大変に「強力なもの」ですので、もともと身体の状況があまり良好ではない場合、「接種後すぐに直接的に影響を受ける」方々は一定率でいらっしゃるとは思われ、0.5%というのはその現れなのかもしれません (それがすべてではないでしょうけれど)。

 

しかし。

 

切断された mRNA や DNA といった汚染の影響は、脂質ナノ粒子等とは異なり、「根本的に、あるいは永久的に体を変えてしまうかもしれない」という可能性があるものです。

もともとファイザーとモデルナのワクチンは、異物の問題がたびたび報じられてきました。

また、ドイツの異なるふたつの調査と研究で「金属元素をはじめとした異物の混入があまりにも多い」ことが示されていました。

以下のふたつの記事にあります。

ドイツの分析チームが「ワクチン接種した人たちの血液分析」を実施し、未接種者の血液と比較。結果をドイツのすべての国会議員に送付。その資料の内容は
 In Deep 2022年8月15日

ベテランのドイツ人病理学者たちが死亡者の体内に見た「リンパ球のあり得ない暴走」と「非生物学的物体」が示す「長い戦争」
 In Deep 2021年10月12日

 

これらも大きな問題ですが、どのような金属元素にも、あるいはナノテクノロジー系のものでも、

 

「ヒトの遺伝子を変えることはできない」

 

です。

それができるのは「遺伝子だけ」です 。

そして、これらのワクチン mRNA (あるいは DNA)は、「暴走するように設計された遺伝子」です。

先ほどリンクしました過去記事にありますような、「切断された mRNA」だとか、DNA だとかがそれに該当します。

少しややこしい概念ですが、メッセンジャー RNA がタンパク質の生産を指令を「停止する」ための配列に「終止コドン」というものがありますが、切断された mRNA の多くには、その終止コドンが含まれていません

これが意味するところは、タンパク質の生産が止まることがないのです。

 

場合によっては、

「永久にスパイクタンパク質を作り出す」

という可能性さえあるのです(一部ロットでは、実際それが現在進行していると思われます)。

 

2021年に、ミラノの分子腫瘍研究所の日本人科学者、荒川央さんの note の記事をご紹介したことがありますが、そこに書かれてらっしゃった以下の部分を思い出します。

荒川央さんは、「未知のタンパク質を作り出す可能性」を書かれてらっしゃいます。

 

(荒川央さんの note 「ブレーキの無いワクチン」より)

> 終始コドンは通常1/20の割合でできますので、偶然ではこのように長いタンパクの読み枠は取れません。これは本当に偶然の産物なのでしょうか。

> ではこのタンパクは何なのでしょうか?遺伝子データベースとのデータ照合では既知のタンパクと有意な相同性は見られませんでした今の所機能は不明です。無害かもしれませんし有害かもしれません。

> 完全長のRNAワクチンがゲノムに取り込まれる人の割合が実際にどれくらいになるのか。それは現時点では分かりません。その中にはこの未知のタンパクを生産している人も出てくるかもしれません。(note.com

 

これについては、以下の記事で取り上げさせていただいています。

戦時下に、日本人の専門家のワクチン遺伝子配列の分析を読んで知る「スパイクタンパク質の産生を止める術がない」こと。そして「未知のタンパク」の存在
 In Deep 2021年10月17日

 

未知のタンパク質と関係があるのかかどうかはともかく、2021年以来、アメリカの遺体衛生保全者 (エンバーマー)の方々が「かつて見たことのない物質が血管から出てくる」ことを述べていたことがありました。

「血液がかつてとはまるで違うのです」:アメリカの遺体衛生保全者たちの話から明らかになってきた、現在起きている驚異的な現実
 In Deep 2022年9月8日

エンバーマーの方々の証言は、その後も他の国でも続いています

世界中で「訳のわからないことが実際に起きている」のです。

かつてなかったような奇妙な出来事が。

 

ひとことでいえば、この 2年間で世界中で進行したことは「非常にグロテスクな事態」だといえます

過去 2000年の人類文明史で最大といえるほどのグロテスクな事態が現実として起きたと私は認識しています。

その最終的な結果は、おそらく誰にもわかりません。

今後の数年から、あるいは 10年ほどのあいだに、人類と社会がどのようなものになっていくのかは想像もできません。

まあただ…以下の記事に書いたような「脳の問題」は、10年を待たずして、露骨に表面化していくのではないでしょうか(特に今でも人々がマスクをしているような国では ← 相乗作用になります)。

血液脳関門が破壊されると、どうなってしまうのか
 In Deep 2023年4月13日

 

米エポックタイムズの記事をご紹介します。


 


調査によると、ファイザー社の COVID ワクチンロットの 4.2% で最も有害事象が発生していることがわかり、深刻な懸念が生じている

Study Shows 4.2 Percent of Pfizer COVID Vaccine Batches Made up Most Adverse Events, Raising Serious Concerns
Epoch Times 2023/04/14

3月30日に医学誌ヨーロピアン・ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーションに掲載された最近の研究で、デンマークの研究者たちによると、デンマークでは、ファイザー COVID-19ワクチンロットの 4.2%が、ワクチン有害事象と疑われる事例 (SAE)の 71%を占めていた。

この研究は、異なるワクチンロットの品質の不一致とワクチン接種者への影響について深刻な懸念を引き起こしている。

 

研究

デンマークの研究者たちは、2020年 12月27日から 2022年 1月11日までデンマークで投与されたファイザーワクチン BNT162b2 の異なるロット間の有害事象と疑われる事例 (SAE)の割合を調査した。

その期間中に、52の異なるファイザーワクチンロットから 370万人に約 780万回の投与が行われた。

43,496件の SAE が 13,635人から報告された。これは、1人あたり平均 3.19 事象だった。

そして、研究者たちは、「予想外に、1000回の投与あたりの SAE の割合は、ワクチンのロット間でかなり異なっていた」と論文に書いている。

彼らはさらに、欧州連合ではワクチンバイアルと個々のロットおよび用量の均一性が公式管理局のロット・リリース・ガイドラインの下で「厳格な品質管理で」監視されているため、これらの結果は予想外であると指摘した。

チャートの青色の傾向線は、全ワクチン投与量のわずか 4.2%から報告された SAE の 71% を占めた、そのうち、27% が深刻であると見なされ、47%が死亡に至ったことを示している

 

重篤な SAE とは、入院する必要がある状態、生命を脅かす症状、あるいは永続的な障害を意味する。

この研究を見た、米国の著名な内科医であり、心臓専門医で疫学者であるピーター・マッカロー博士はサブスタックで「これらは非常に重要な結果だ」と述べている

「この調査は、COVID-19ワクチンの失敗が実際に製品の問題であり、ほとんどの状況で患者の感受性によるものではないことを示唆している」とマッカロー博士は述べた。

米国 CDC のワクチン有害事象報告システム (VAERS)データの分析に注力しているカナダの分子生物学者であるジェシカ・ローズ博士は、デンマークの研究者たちがこの証拠を提供したことを称賛したが、報告は、さらに正確に作成することができた可能性があると指摘した。

投与されたと考えられるバイアルが、実際に人に注射されたものかどうかという観点から、次の重要なステップはワクチンバイアルの内容物を直接検査することだとローズ氏は示唆した。

デンマークの研究著者の 1人であるマックス・シュメリング氏は、ローズ氏に返信し、データは、デンマーク血清研究所から入手したもので、「投与された実際の投与量に最も近い」と述べた。さらなる調査の後、シュメリング氏はエポックタイムズに、血清研究所への最近の問い合わせにより、出荷されたワクチンの投与数が投与されたワクチンの投与数と本質的に同じであることが確認されたと語った。

 

疑わしいワクチンの品質

ある研究で、ワクチンのバイアルはロット間で同じ品質ではないことが判明している。 研究者たちは、アナフィラキシーなどの深刻な副作用を調査する際には、個々のワクチンバイアルを検討する必要があると示唆している。

研究者のクレイグ・パールデクーパー氏は、実際にはロットにより内容が異なると考えており、彼のウェブサイトで、有害事象の数と重症度がロット番号によって異なることを示す証拠を提供している。

この問題は、ファイザーワクチンだけに見られたものではない。

2021年、39本のバイアルに異物が含まれていることが判明した後、日本ではモデルナワクチンの 3つのロットで合計 160万回分以上が回収された

2022年 4月、モデルナはバイアル内に汚染物質が発見された後、ヨーロッパで 764,900回分の COVID-19 ワクチンをリコールした

ワクチンの製造、保管、輸送、取り扱いなど、多くの要因がワクチン品質の変動に寄与する。

米国では、アメリカ食品医薬品局が COVID-19 ワクチンの開発と認可に関するガイダンスを発行した。しかし、マッカロー博士によると、ワクチンが緊急使用許可の下で必要とされる場合、最終的に完成したバイアルの検査はされないという。

「このような検査の欠如は、安全上の災害につながりました。一部の不幸な患者たちは、mRNA、汚染物質、またはその両方を過剰に摂取しているため、有害な、場合によっては致命的な有害事象に曝されてしまったのです」とマッカロー博士は述べている。

 

研究の限界

このデンマークの研究の著者たちは、彼らの研究には一定の限界があることを認めている。

デンマーク医療庁が管理する SAE (有害事象)報告システムは、米国の VAERS と同様の受動的監視システムであるため、報告が過小、過大、または不完全である可能性がある。

さらに、以前の COVID-19 の SAE の症例歴は不明だ。特定の SAE タイプ、SAE 症例の人口統計、およびその他の要因は調査されていない。

「この予備的な観察結果とその結果を調査するには、さらに多くの研究が必要になるだろう」とデンマークの論文の著者は書いている。

エポック・タイムズは、この件について、ファイザーにコメントを求めた。

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