世にも奇妙なフツーの話「ストライキって効果があるの?:ミナミさんとさくやさん」

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ストライキ アセンション

世にも奇妙なフツーの話「ストライキって効果があるの?:ミナミさんとさくやさん」

ミナミAアシュタールRadio491

「覚悟をするためのエネルギー」

vol.1003 「遠くを見る目を持ってください」
vol.1004 「覚悟をするためのエネルギー」

「ストライキって効果があるの?」by ミナミさん&さくやさん

先日、デパートの件で久しぶりにストライキが
 
実行されたそうです。
 
でも、このニュースを聞いて何かすごく違和感を
 
持ったんですよ。私。
 
で、さくやさんにストライキについて聞いてみました^^
 
 
ストライキって効果あるの?

 
「覚悟の無いストライキには効果はないわね」
 
 
覚悟の無いストライキってどういう意味?
 
「ストライキって、言い方が悪くなっちゃうけど脅しよね」
 
 
脅し?
 
「そう、労働条件を良くしてくれないと私たち働かないよ、
 
私たちが働かなきゃ困るでしょ・・っていう脅し!」
 
 
まぁ、そう言われてみたらそうとも取れるけど・・
 
「脅しって、どうなると脅しになると思う?」
 
 
え?意味がよく分からないんだけど・・
 
「本当に困ると思わせないと脅しにはならないわよね。」
 
 
まぁ、確かにそうですけど、ストライキは脅しにならない
 
ってこと?
 
「中途半端な脅しは脅しにならないのよ」
 
 
え?
 
「時間を決めてストライキをしたって経営者側は何も
 
困らないし、怖くもなんともないよね。
 
今日一日だけ、ちょっとだけ、お客様に謝っておけばいい、
 
本当に困った社員たちで・・って言いながら、自分たちの
 
困っているんですっていう振りをしておけばいい。
 
結局ストライキをやっても一日だけで、またいままで
 
通りに働かざるを得ないんだから・・って甘く思うでしょ。
 
だから、何も困らないし、ストライキされても怖くない。
 
ちょっとだけ、表面だけ、要求を受け入れた振りをして
 
おけばお互いチャンチャンってことになるでしょ。
 
だから、本来のストライキのような効果はまったくないの。」
 
 
そういうことね・・それが覚悟の無いストライキは効果が
 
ないっていう意味。
 
「そしてね、効果があるどころか、反対にストライキを
 
した方に敗北感が残るの。」
 
 
どういうこと?
 
「勇気を出してストライキをしたけど、結局は要求はほとんど
 
受け入れてもらえなかった、結局は自分たちには力が無かった
 
と思ってしまう。」
 
 
じゃあ、ストライキとかデモとかやっぱりしない方が
 
いいってこと?
 
「覚悟の無いストライキやデモならばそうなるわね。
 
本気で要求を突きつけるならば、本気で脅そうと思うならば
 
中途半端に時間を決めたりせずに、仕事を辞めるくらいの
 
覚悟を持ってやらないと、ただのパフォーマンスで終わって
 
しまう。
 
ただのガス抜きで終わってしまって、現状は何も変わらない
 
ということになる。
 
パフォーマンスのストライキは、最初からエネルギーを
 
引いている状態だから、やっぱり力の強い方が勝つ。
 
それはわかるでしょ?」
 
 
ま、確かに、お願いのエネルギーだと上は動かないよね。
 
「ストライキは対等じゃなきゃ出来ない。
 
お願いします、というエネルギーでは相手と対等に
 
話し合うことはできないし、相手も本気で話し合おうとは
 
思わない、どうやったら誤魔化せるかなとしか思わない。
 
 
まぁ、そうは言っても、他の人のちょっとした刺激には
 
なるから、そういう意味では良いとは思うけど。」
 
 
他の人への刺激って?
 
「自分たちが考えている事、今の状況を知らせることで
 
他の人達に少しでも考える刺激を与えることは出来る。
 
一人二人ではなかなか聞いてくれなくても、多くの人が
 
一斉に動き、抗議すれば人々の目に留まるし、こうして
 
ニュースになれば思考を動かす刺激にもなるかもしれない。
 
刺激された人たちからのエネルギーで何か変わる
 
可能性も出て来る。
 
その視点から見ればストライキも良いと思うけど。
 
 
本気にならないとエネルギーは動かない。
 
パフォーマンスで終わってしまう。
 
そして、本気になるためにはみんな対等であると
 
いう意識と、人権についての知識が必要なの。
 
その意識があるからこそ、真剣に、本気になれるのよ。
 
ストライキやデモに関してはもっと話したい事があるけど
 
これ以上話を広げると感情がついて来れなくなりそうだから
 
追々少しずつ話していくわね。
 
 
とにかく、何か変えたいと思ったら
 
エネルギーを引かないこと
 
本気で覚悟するということだけ分かって欲しい。
 
 
あなた達をこころから愛してるわ~」
 
 

ありがとう、さくやさん!

まいこめんと

ストライキって今はほとんど死語に近いものになってますね。

昭和の高度成長期の頃はストライキがあちこちで行われてました。

当時に経営者は今ほど厚顔無恥ではなかったのでストライキをやると言われただけで

びびってしまい、労使交渉では多くの条件が通りました。

また高度成長期だけに労働者も経営者も懐に余裕がありましたが、今は労働者の方が

懐に余裕がありません。

だから、昭和のころのように何日もストライキをやることはできません。

当時はほとんど月給制だったので、ストライキをやった日数分だけ給与から差し引く

ことが出来ませんでしたので労働者側も強気でした。

今は非正規労働者の数の方が多く、彼らは数日ストライキをやるだけで生活に支障が

出てきます。そのため、労働側も強気に出れない時間の決まったストライキになります。

それだけ労働者の地位と権力がなくなってしまったということです。

こうした社会を作り上げたのは政府の商法や労働法、人材派遣法だということを理解

しておいた方が良いでしょう。

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