コロナワクチンによる死亡リスクは、現在まで報告されている数値より「1,000倍高い」
全死因死亡率を調査した論文が物議を呼んでいる
ノーベル医学賞の遺伝子研究の集大成
今回は、最近発表された医学論文についてご紹介させていただこうと思うのですが、ニュースを見ていましたら、ノーベル医学賞にキュリー夫人だか誰だかが授賞されたと報じられていました(わざと間違えるのやめろ)。
そのお名前は何でもいいですが、その後、Wikipedia の「歴代のノーベル医学賞の受賞者とその授賞理由」というのを眺めていました。
最初(第一回は1901年)のほうはともかくとして、1960年代くらいから「遺伝子関係」あるいは「抗体関係」の研究によっての授賞がずいぶん多いことを知ります。
遺伝子や抗体に関して授賞したノーベル医学賞
1958年 遺伝子が厳密に化学過程の調節によって働くことの発見
1958年 遺伝子組換えおよび細菌の遺伝物質に関する発見
1959年 RNA および DNA の生合成機構の発見
1960年 後天的免疫寛容の発見
1962年 核酸の分子構造および生体の情報伝達におけるその重要性の発見
1965年 酵素およびウイルス合成の遺伝的制御に関する発見
1966年 腫瘍ウイルスの発見
1968年 遺伝暗号(コドン)とそのタンパク質合成における機能の解明
1969年 ウイルスの複製機構と遺伝的構造に関する発見
1972年 抗体の化学構造に関する発見
1975年 腫瘍ウイルスと細胞内の遺伝物質との相互作用に関する発見
1980年 細胞表面において免疫反応を調節する、遺伝的に決定された構造に関する発見
1983年 可動遺伝因子(トランスポゾン)の発見
1987年 抗体の多様性に関する遺伝的原理(V(D)J組換え)の発見
1989年 レトロウイルスのがん遺伝子が細胞起源であることの発見
1993年 分断された遺伝子の発見
私が一昨年以来知った数々の言葉や概念が並びます。
1987年に「抗体の多様性に関する遺伝的原理の発見」とあるのは、これは、「 V(D)J組換え」と呼ばれる、ヒトの免疫の非常に重要な部分を占めるものです。ちなみに、この V(D)J組換の発見により 1987年にノーベル賞を受賞したのは、日本人の利根川進さんです。
V(D)J組換というのは、一昨年初めて知った概念で、以下の記事の後半の「スパイクタンパク質は「獲得免疫」を剥奪する」というセクションに科学者の荒川央さんの note 記事などから引用させていただいています。もう2年前ですね。
(記事)免疫を失うメカニズムがまたひとつ : スウェーデンの研究が、スパイクタンパク質は V(D)J組換えと呼ばれる「獲得免疫の根本システムを阻害」することを示す。自然感染、ワクチン共に
In Deep 2021年11月1日
ここでご紹介したスウェーデンの科学者たちの論文は、後に「撤回」されましたが、論文はそのままこちらに残っています。撤回の理由はいまだに不明です。
話を戻しますと、1960年代頃から「ヒトの免疫、抗体、遺伝子」といったものについての研究が飛躍的に発展していっていたことがノーベル賞の受賞理由一覧を見ていてわかります。
そして、結局、
「 mRNA コロナワクチンは、これらの見識の集大成である」
ことは事実でしょう。
これらの見識を、
「善意の観点から統合した理論に結び付ける」
か
「悪意の観点から統合した理論に結び付ける」
という違いだけでしょうか。
どちらに帰結したのかは、私には言えませんが、結果と現実がある程度示しているようにも思います(人の犬死が「悪」なら)。
なお、ファイザー社が「コロナウイルス遺伝子組み換えスパイクタンパク質」の特許を取ったのは、今から 33年前の 1990年のことです。「善意か悪意かどちらか」が動き出した時です。
(特許)犬コロナウイルス スパイクタンパク質遺伝子とその用途
Canine coronavirus S gene and uses therefor
この特許は、2010年に失効していますが、その後も、スパイクタンパク質の組み換えについて、ファイザー社は、さまざまな特許を取得しています。
組み換えによるスパイクタンパク質の強化(プロリンというものの構造を強化する)については、2016年に特許が出されています(特許番号 WO2018081318A1)。
以下の記事の後半にあります。
(記事)仏英のワクチンパスポートの現実。そして、1990年のファイザー社の特許「コロナウイルス遺伝子組み換えスパイクタンパク質の発明」から30年間の努力の歴史
In Deep 2021年7月15日
そして、2020年、ついにその「強化型スパイクタンパク質」が「全世界の人類に展開される」に至ったわけです。
なお、今回の医学賞の正確な授賞理由は、「ヌクレオシド塩基修飾に関する発見」ということで、つまり、
「遺伝子を人工物で修飾することへの授賞」
ということで、今後も mRNA テクノロジーの研究はさらに拡大しそうであると共に「ヒトとモノの融合」という方向への医学がさらに進みそうです。
(記事)「メッセンジャーRNAではなく、これは modRNA」と知り、納得する、巨大な人類への悪意とその顛末
In Deep 2023年4月25日
別の表現でいえば、この授賞は、
「人間の根本的な組成である遺伝子という部分を人工物と置き換えることを賞讃したもの」
ともいえます。
つまり、これが今後の科学のメジャーな方向性ということのようです。
まあ、今は「カリ・ユガ」(インド哲学での暗黒時代)ですからね。こんなもんですよ。
2021年2月の「5000年続いた暗黒時代の終わりに「悪魔的存在との対峙」を回避することができない今後…」という記事の後半に、シュタイナー研究家のテリー・ボードマンさんの文章から抜粋していますが、以下のようにあります。
テリー・ボードマン「ニューノーマルへ向かうのか?」より
アーリマンは巨大な唯物論的妄想を生み出し、その目的は私たち人間に「人類は究極的には精神的な存在である」ことを「忘れさせる」ことだ。
そうすることで、アーリマンは逆説的に私たちの自由、精神を選択する能力に貢献する。 アーリマンが作り出す妄想は、私たちに選択肢がない状態で提示される。
アーリマンの受肉に立ち向かう際、私たちは「どこにいても彼と向き合うこと」になる。精神的存在である私たちが、これまでで最長の歩幅で歩いていくまで、私たちはここを去ってはいけない。
> 私たちは「どこにいても彼と向き合うこと」になる。
こういうことですね、今の世は。
さて、その過去のノーベル医学賞の遺伝子学の見地の集大成ともいえる mRNA コロナワクチンですが、最近出された論文で、「全年齢層のワクチン投与による致死率」を算出したところ、
「死亡の全体的なリスクが、これまでに報告されているよりも 1,000倍高い」
ことがわかったというものでした。
これを全世界に当てはめると、ワクチン後の世界の推定死者数は、1700万人と計算されていました。
集大成ですから、このくらいにはなるということでしょうか(集大成なら、今後これくらいでは済まない可能性も高いですが)。
論文は以下にあります。
南半球における新型コロナウイルス感染症ワクチンの関連死亡率
COVID-19 vaccine-associated mortality in the Southern Hemisphere
この論文について、米エポックタイムズで、弁護士でもある調査ジャーナリストのミーガン・レッドショーさんが寄稿していました。
ご紹介します。
研究者たちは新型コロナワクチンが死亡率増加と因果関係があることを発見、死者数は1700万人と推定
Researchers Find COVID Vaccines Causally Linked to Increased Mortality, Estimate 17 Million Deaths
Epoch Times 2023/09/28
研究者たちが 17カ国の全死因死亡率を評価し、新型コロナウイルス感染症ワクチンが死亡率低下に有益な効果を示さなかったことが判明した後、この科学報告書は、新型コロナワクチンが人々の死を防いだという考えに疑問を呈した。
その代わりに、研究者たちは、各国で、特に新型コロナワクチンが導入された当時の高齢者たちの間で、全死因死亡率が前例のないピークに達し、それが 3回目と 4回目の追加接種の展開と一致していることを発見した。
学術誌コラレイション・リサーチ(Correlation Research)で 9月17日に発表されたこの報告書(未査読)は、全年齢層のワクチン投与による致死率(vDFR)を定量化した。
研究者たちは、死亡率データを分析した後、すべての年齢および国において、接種による全年齢の平均致死毒性を 800 回の注射につき 1人が死亡するものと計算した。
これは、2023年9月2日時点で 132億5,000万回の新型コロナワクチン接種に対して、1,700万人の死亡者数に相当する。
研究者たちは以下のように書いている。
「これは、世界人口の(0.213±0.006)%が死亡した大規模な医原性事象に相当する(3年以内に生存者470人あたり1人が死亡)。新型コロナウイルス感染症ワクチンによって引き起こされる死亡の全体的なリスクは、臨床試験、有害事象のモニタリング、およびワクチンから得られた死因統計、ひからのデータで以前に報告されているよりも 1,000倍大きい」
全死因死亡率は、特定の期間における集団のすべての死因による死亡率だ。これは、死亡を引き起こす事象を検出して疫学的に特徴付けするため、また、あらゆる原因による死亡の急増や減少が人口レベルで与える影響を測定するための最も信頼できるデータだ。
マサチューセッツ工科大学の上級研究員ステファニー・セネフ氏は、以下のように述べる。
「全死因死亡率は、誰かが死亡したかどうかに曖昧さがないため、統計医学分析に使用するのに適した特徴です」
「これらの著者たちが、新型コロナウイルスワクチンの大規模な展開と同時に全死因死亡率が大幅に増加していることを示す一貫した傾向を 17か国で発見したことは非常に憂慮すべきことです。世界中で 800回の注射ごとに 1人が死亡するという彼らの推定は憂慮すべきことです」
主な調査結果
研究者たちは、アルゼンチン、オーストラリア、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、エクアドル、マレーシア、ニュージーランド、パラグアイ、ペルー、フィリピン、シンガポール、南アフリカ、スリナム、タイ、ウルグアイを含む赤道および南半球の 17カ国の死亡率データセットのデータを使用して全死因死亡率の分析を実施した。
赤道諸国には夏と冬の季節がないため、全死因による死亡パターンに季節変動はない。
これらの国は世界人口の 9.1パーセント、全世界の新型コロナウイルスワクチン接種の 10.3%を占めており、ワクチン接種率は全年齢層の一人当たり 1.91回であり、4大陸にわたるほぼすべての新型コロナウイルスクチン製品および製造業者が含まれている。
180ページの報告書から得られた主な調査結果は次のとおりだ。
・分析対象となったすべての国で、新型コロナウイルスワクチンが導入された際に全死因死亡率が増加した。
・2020年3月11日の世界保健機関によるパンデミック宣言後、新型コロナウイルスワクチン接種キャンペーンが始まるまで、17カ国中 9カ国では検出可能な超過死亡はなかった。
・全死因死亡率の前例のないピークが、調査対象となった 17カ国中 15カ国での追加免疫(ブースター接種)の導入と同時か、それに続いて、南半球諸国の夏季シーズン中の 2022年 1月と 2月に観察された。
・調査対象の 17カ国では、2021年1月から始まるワクチン接種期間中の全死因超過死亡率は 174万人、つま り800回の注射ごとに 1人が死亡した。
・全年齢層のワクチン投与による致死率は年齢とともに指数関数的に増加し(※ 高齢者になるほど飛躍的に多くなり)、4回目のワクチン接種を受けた 90歳以上の人ではほぼ 5パーセントに達した。
著者である公益相関研究の共同ディレクターで物理学博士号を持つデニス・ランクール氏は以下のように書いている。
「全死因死亡率に関する確かなデータには、新型コロナウイルス感染症ワクチンの展開による有益な効果を示す証拠はない。救われた命はなかった」
「逆に、この証拠は有毒物質にさらされるという観点から理解できる。注射ごとの死亡リスクは年齢とともに指数関数的に増加する。高齢者に注射を優先する政策は、慎重に行われなければならない」
研究者らは新型コロナウイルス感染症ワクチンが死亡率を改善するという証拠を発見していない
研究者たちは、彼らの発見は決定的であり、観察された関連性は多数、かつ体系的であると述べた。新型コロナウイルス感染症ワクチンが全死因死亡率を改善したことを示す反例は一つも見つからなかった。
研究者たちは以下のように結論づけた。
「ワクチンが伝染、感染、または重篤な病気を予防するのであれば、ワクチンの展開後に死亡率は減少するはずであり、急速な追加免疫の展開を受けた観察されたすべての高齢者層の死亡率とは異なるはずだ」
「ワクチンが展開されたときだけ死亡率が増加するということは起きないはずだ。私たちが文書化したように、3大陸 9か国でワクチンの展開前には超過死亡は、発生しなかった」
報告書によると、インド、オーストラリア、カナダ、イスラエル、米国など多くの国のデータでも同様の現象が示されており、ブースターの展開と同時に全死因死亡率の異常なピークが見られるという。
米国では、21の州で 25歳から 64歳の年齢層の死亡が目立ったが、これは規制当局が始めたキャンペーン中の、ブースター接種数の「急増」と一致している。研究者たちは、6,000万回を超える新型コロナウイルス感染症ワクチンが投与された期間に、米国では約 16万人の超過死亡が発生したと推定した。
コメント