「待機老人」が激増…老人ホームに入れない「認知症患者」が「精神病院」に送り込まれる「驚愕の理由」
精神病院は老人ホームではない!身体拘束と言う虐待をされる患者!
ローマの哲学者・キケローは、”老い”は必ずしも不幸ではなく、考え方次第では人生の充実・完成の時期となることを論じた。しかし、その死を迎える場所が精神科病院だとしたら、どうだろうか―。
老人ホームを追い出されて
妻の介護をしていた77歳の男性(三鷹市在住)は、いつの間にか自分自身が認知症になってしまった。混乱してか、ついには妻に暴力を振るうようになる。周囲の介護士たちは男性の負担を減らそうと、ヘルパーを入れて妻のケアをしていた。しかし、男性はヘルパーに対しても手を上げた。結局、男性が精神科病院に入院することに―。
いま日本全国で、認知症患者が精神科病院に入院するケースが増えている。厚生労働省の調査によれば、精神科病院に入院している患者数は、約25万9000人。実は、そのうち約7万3000人が認知症患者だ。入院しているうちの、3人に1人が認知症患者ということになる。
もし自分や家族が認知症になったとしても、介護施設や病院に入れるだろうとぼんやり思っている人は多い。しかし、現実はそうではない。
たとえば特別養護老人ホームの場合、’22年4月の段階で、27万5000人が「待機」しているとのデータがある。認知症患者が精神科病院に送り込まれる背景には、認知症患者が老人ホームなどの施設に思った以上に入れない事情があるのだ。
また施設の側にとっても、認知症患者のケアは専門的な知識・技能が必要だったり、施設内で他の入居者と動線を分けたりしないといけないので、ハードルが高い。できれば避けたいというのが本心だろう。
「施設に入れると高いから」
精神科医療を専門とする多摩あおば病院の中島直院長が解説する。
「排泄の問題から、おむつをつけても、本人が抵抗してしまう場合もある。中には暴れる人もおり、そういう問題が起きると、施設では預かれなくなります。家庭でも施設でも面倒を見られなくなった方が、家族や介護士に連れられて精神科病院に来院し、治療という形で入院するのです」
認知症になると、まずは薬を服用しながら、日中のデイサービスを利用するケースが多い。自宅での生活が難しくなってくると、今度は施設へ入居する。施設でも生活が厳しくなると、最後は精神科病院へと入院することになる。
もちろん中には、施設に入れず、いきなり精神科病院に入院するケースもあるため、一概には言えないが、認知症患者はおおよそこうしたプロセスを経て入院する。
ほかにも、「精神科病院に預けたほうが施設に入れるよりも安い」という理由から、精神科病院を利用する家庭もある。中島氏が続ける。
「薬物療法で症状が緩和し、ご家族に退院をすすめても、『施設に入れると高いから』という理由で拒否されるケースをしょっちゅう経験しています。実際、高額療養費制度などを使えば、入院させたほうが施設に預けるよりも安くすむことがあるのです。退院したと思ったら、経済的な理由で家族が別の精神科病院に入院させているケースもありました」
たとえば精神科病院に入院した場合、月の支払い額は平均7万円程度。それに対して、施設は数十万〜数百万円の入居一時金があるうえ、入居費も月額10万円以上が基本だ。
この前編記事では、認知症患者の精神病院への入院が増えている流れや原因などについて解説してきた。続く後編記事『「認知症」になって精神病院に送り込まれると…入院すると待っている「驚愕の生活」』ではその精神病院内での入院生活などについて引き続き解説していく。
まいこめんと
ワクチン接種が始まって今年の今で約2年半経過しました。
ワクチン接種して認知症になる患者が増えていると聞きますが、これからさらに増えるでしょう。
そうすると、介護施設は満杯で受け入れてもらえず、弱り果てた家族が精神病院に送り込むという
ことも日常的に多くなっていくと思われます。
その場合老若問わずそうなるでしょう。
精神病院は心の治療をするところであり、介護する場ではありません。
そのため、認知症患者の行動を抑制する薬をを投与し口もきけなくなるくらいの自閉症に似た
状態に追い込まれるケースも出てきて、精神状態も破壊されます。
中には暴れる患者や自分が何をしているかわからず徘徊する患者も出てきます。
介護施設ではないので夜間の患者の世話を十分できるほどの看護師はいませんからおのずと
勝手に行動して歩く患者はベッドに縛り付けておくということが半ば公然と行われます。
それが精神病院なのです。
患者の人権を考えるならば精神病院に入院させてはならないのです。
しかし、そうは言っても認知症患者やアルツハイマー患者はこれから先ウナギ上りに
増えて行くでしょうから、日本は重大な局面に立たされるでしょう。
それがワクチン接種率世界一の日本が辿る道なのです。
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