中国の研究者が、牛乳由来のエクソソームを用いた「飲むコロナワクチン」を開発

スポンサーリンク
飲むワクチン ワクチン

中国の研究者が、牛乳由来のエクソソームを用いた「飲むコロナワクチン」を開発

ウイルスの正体がエクソームであることを先取りした戦略?

SARS-CoV-2 RBD mRNA 牛乳由来エキソソームに対する経口ワクチンは、生体内で中和抗体反応を誘導する

biorxiv.org 2023/12

An oral vaccine for SARS-CoV-2 RBD mRNA-bovine milk-derived exosomes induces a neutralizing antibody response in vivo

概要

2019 年コロナウイルス感染症 (COVID-19) を引き起こす重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2型 (SARS-CoV-2) は、世界の健康に多くの課題をもたらしている。

脂質ベースのナノ粒子 mRNA、不活化ウイルス、組み換えタンパク質を含むワクチンは、診療所での SARS-CoV-2 感染の予防に使用されており、流行に対して非常に役立つ。

ここでは、免疫原として SARS-CoV-2 受容体結合ドメイン (RBD) をコードする牛乳由来のエキソソーム (ミルク・エクソソーム) に基づく経口 mRNA ワクチンを初めて紹介する。

この結果は、牛乳由来のエキソソームによって送達される RBD mRNA が、in vitro (※ 試験管内)で 293 細胞内で分泌型 RBD ペプチドを産生し、マウス内で RBD に対する中和抗体を刺激できることを示した。

これらの結果は、牛乳由来エキソソームベースの mRNA ワクチンが SARS-CoV-2 感染を予防するための新たな戦略として機能する可能性があることを示した。同時に、mRNA の新しい経口送達システムとしても機能する。

コメント

タイトルとURLをコピーしました