彼らは自己増殖しているのか? 細胞で、骨髄で、そして脳内で

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コロナワクチンの後遺症 コロナワクチン

彼らは自己増殖しているのか? 細胞で、骨髄で、そして脳内で

歌手の八代亜紀さんが、指定難病の「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」というかなり稀少なご病気で亡くなられました。ワクチンの後遺症です。

新しい研究が出るたびにスパイクの体内での保持期間が長くなる

歌手の八代亜紀さんが、指定難病の「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」というかなり稀少なご病気で亡くなられましたが、まあ、私は、八代亜紀さんこそ流行歌謡の真の女王だと思っていましたので、さびしいことはさびしいことですね。

八代さんがかかられた抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎についての「コロナワクチン接種後の発症事例」が論文で発表されていることを知りました。2022年8月に広島大学の研究者たちが発表したものです。

以下で概要を訳しています。

(記事)「コロナワクチン接種後の抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎の発症」についての広島大学の論文
BDW 2024年1月11日

これに限った話ではないのですが、最近読みました別の論文で、「こういうさまざまな疾患が発生の連続が、これからかなりの長期的な事象となっていく」ということを思わせる部分は多くあります。

ひとつは、以下の研究です。

COVID-19 の既往歴のある患者における持続性 SARS-CoV-2 腸管感染症の発生率: 内視鏡検査からの洞察
Incidence of persistent SARS-CoV-2 gut infection in patients with a history of COVID-19: Insights from endoscopic examination

 

いわゆる自然の新型コロナウイルスについてのものですが、2022年10月から 2023年2月の間に実施された比較的新しい研究で、「感染後のコロナの持続性」についての研究です。

 

そして、その結果として、「最後に感染してから 7ヵ月から最大 30ヵ月」などの人たちの腸管の中から コロナの mRNA が見つかったのです。

自然の新型コロナと、ワクチンによるタンパク質を「区別する」するものとして、ヌクレオカプシドタンパク質(N タンパク質)というものがあります。

 

・自然の新型コロナウイルスのタンパク質 → N タンパク質がある

・ワクチンによるタンパク質 → N タンパク質がない

 

となっていまして、スパイクタンパク質は、自然のウイルスにもワクチンから作られるものにもどちらにもありますが、「 N タンパク質」というものは、自然のものにしかありません。

この研究では、この N タンパク質の検出を行ったものですので、自然の新型コロナウイルスだけの検出の調査でした。

 

そして、自然の新型コロナウイルスでさえも、

「感染後、人によっては、2年以上など体内で持続している」

ことが改めてわかってきたようです。

 

今回の研究では、「腸内」の内視鏡による検出ですが、腸の粘膜細胞というのは、入れ替わりが非常に早く、「 3日から 4日で入れ替わってしまう」ものなのだそう

そんな代謝の激しいサイクルを持つ腸内の細胞で、数か月どころか、2年とか、2年半とか保持され続けているというのは…。

 

これは、いわゆる通常のウイルスのヒト体内の保持のありかたではないです。

たとえば、まあ風邪みたいなものの場合、ウイルスに感染して発症したとして、そこから免疫システムが総動員して、発熱を与えてくれたり、咳などが出たりといったさまざまな免疫の働きによって、そのうち風邪は治ります(だから、症状というのは大切なんです。特に発熱)。治ったときには、ウイルスは死滅させられているか、排泄や咳などともに外に排除されて、完全に治れば、「体内にその風邪ウイルスは残っていない」のが普通です。

ノロなどの感染性の胃腸炎も同じで、発熱や嘔吐、下痢などの免疫システムが発動することによって、ウイルスは排除されて病気は治ります。治った時には、やはり体内にウイルスはすでにいません。

 

しかし、コロナは残っている。

 

さらには、この自然のスパイクタンパク質を強化したワクチンスパイクも、非常に多くの人々に入ったままとなっている。ワクチンスパイクも持続しているのです。

なお、ワクチンスパイクは「 PP-スパイク」とも呼ばれていますが、以前の研究では、

「分析された生体サンプルの 50%で見つかった」

とありました。

この研究は、ワクチンに対してのものですが、やはり、先ほどと似たように大変に長い期間、ワクチンによるスパイクタンパク質が体の各所から見つかっています。

これについては、以下の記事の後半にあります。

(記事)ターボ老化社会の行く末。論文からの推定としては、接種者全体の約50%が非常に長期のスパイクタンパク質の影響を受ける模様
In Deep 2023年10月25日

 

自然のコロナウイルスであろうと、ワクチン RNA であろうと、どちらも非常に長く体内に残る。

どうしてなのか? ということを論文では議論していますが、結論は出ていません。

論文には、「最大で接種後 187日後にワクチンスパイクタンパクが見つかった」とありました。

 

また、2023年7月の、さらに別の自然のコロナ感染に関する研究では、

「最大で感染後、676日後に検出された」

と書かれてあります。

以下で論文の概要を翻訳しています。

(記事)コロナ感染後「676日後」に腸から検出された SARS-CoV-2。体内で永遠に複製し続けている模様
BDW 2024年1月10日

 

仮に、腸内の表面にある粘膜細胞に取り込まれたとしても、先ほど書きましたように、腸内の細胞は「非常に早いペースで新陳代謝を繰り返している」わけですので、最初に細胞に進入したコロナ(あるいはワクチン由来)があったとしても、「それは数日で細胞ごと排除される」はずです。

 

それなのに、この「腸で持続している」あたりから考えられるのは、専門的には考えられないですが、素人の考え方としては、以下の3つなどになるのではないかと。

コロナウイルスが数年単位で保持される理由(ノン専門家の意見)

1. すべての臓器や器官で「常に複製され続けている(増えていく)」

2. 何らかの理由により完全にその人の DNA に組み入れられた。

3. HIV のように免疫細胞の中で複製あるいは増殖している。


もし仮に、これらのうちのどれかが少しでも当てはまることがあった場合は、「これまでの考え方を排除する」必要が出てきます。

つまり、これまでは、

「 mRNA およびスパイクタンパク質は、体内に長く残る」

という認識でした。

「残る」という表現ですね。

しかし、仮に上のうち「増殖」しているようなことが起きている場合、

 

「それらは、体内で勝手に増えていく」

 

と。

自然のコロナもワクチン mRNA も、どちらも、感染後あるいは接種後 2年以上後でも発見されている場合などがあり、どちらも「同じ」だと思います(ただし、ワクチンスパイク質はとても強靭で壊れにくいです)。

「もし本当に増えているのだとしたら…」と、やや暗澹とした気持ちともなるのですが、仮に、本当に仮にですけれど、それらが体内で複製して増殖していっているとした場合、

 

「事態は、時間が進むほど良くないことになる」

 

ことが考えられます。

 

社会的な疲弊は非常に緩慢に進む

今でも、ワクチン接種後の「人口全体の身体のダメージの推移」というのは、ある程度時間が経過してからのほうが加速化しています。

以下は、イギリスの「長期の病気により働くことのできない 16- 64歳」の人たちの率の推移です。

英国の長期の病気による経済活動の停止人口率の推移

Ilkka Rauvola, BDW

2021年の後半から、加速化が進んでいるように見えます。

現在、長期の病気による経済活動の停止は、16~ 64歳の全人口の約 1.5パーセントに達しているそうで、100人に 1人以上が「身体的な問題で働くことができなくなっている」ようです。

しかし、これは実は「目立たない数」でもありまして、たとえば、200人の会社で「この 1年で 3人が体調を崩して働けなくなった」としても、それほど極端には目立たないのではないでしょうか(上級幹部クラスは別として)。

 

 

この「 2021年から障害を持ち働くことができなくなった労働者が加速している」のは、アメリカも同じです。

2023年11月までの米国の障害を持つ16歳以上の労働者数の推移

FRED, BDW

このような数値やグラフが、今後収まっていくのかどうか今はわからないですが、仮に「時間の経過と共に体内でコロナやワクチンRNAが増殖していく」のだとした場合、そして、これらの障害の影響が主にスパイクタンパク質だとした場合、

「時間の経過と共に、このような事態がさらに悪化していく可能性がある」

ように思えて仕方ないのです。

(自然感染ではなく、ワクチンの場合は、汚染 DNA や、マイクロRNA なども健康被害に関係しますが、話が複雑になりますので、ここではふれません)

さらにいえば、

「流行波の中での、環境中のコロナウイルスの存在」

も大きく影響するはずです。

たとえば、特に、4回目以降のワクチン接種も打ち続けた方々は、何度か出てきた言葉ですが、免役寛容というようなメカニズムにより、「武漢株以降のすべてのコロナウイルスに免疫システムが反応しない」可能性が高いです。つまり「無症状のまま」ということです。あるいは、抗原原罪という概念もあります。

これは、XBB対応ワクチンに関して、東京理科大学の村上康文名誉教授が出した以下の結論がわかりやすいです。

XBB対応ワクチンに関しての村上名誉教授の結論

・すでに行われた複数回の武漢型ワクチン接種により抗原原罪が成立している。

・すでに消滅した武漢型・オミクロン BA4/5型に対する中和抗体は誘導されるが XBB変異型に対する中和抗体は、まったく効果が期待できない。

・XBB対応型を接種すると既存抗体が中和できないため、その毒性を 100%発揮するスパイクタンパク質が全身にばらまかれる。

・さらに国民の多くの抗体は IgG4 化しているものと思われ、 スパイクタンパク質の毒素の血中からの除去はほとんど行われず、害は長続きするものと見られる。


・毒性を 100%発揮するスパイクタンパク質が全身にばらまかれる

・害は長続きするものと見られる

ということが、「体内で増殖している(かもしれない)ウイルス」に、さらに上塗りでやってくるわけです。

この村上名誉教授の言葉については、以下の記事にあります。

(記事)「だまされるということ自体がすでに一つの悪である」 …XBB対応ワクチンの過去最大の影響の可能性について考えながらこのフレーズを思い出す
In Deep 2023年8月24日

 

コロナの流行波はサイクルとして今後も何度もやってきます。そのたびに、これが起きる。

複数回接種者の体の免疫システムは、コロナウイルスと戦おうとしないですので、症状はもう出ません。ただ、高齢者は、スパイクタンパク質の血管や臓器のダメージにより「着実に衰弱していく」ことになりそうです。

最近、日本の内科医の方が「高齢の方の亡くなり方が以前とは異なる」ということについて投稿されていました。

(記事)内科医の方が臨床の現場で垣間見る「ターボ老衰」の現実
BDW 2024年1月8日

そのお医者様は以下のように書かれていました。

> 「突然始まり異常な速さで衰える」点で今まで臨床で看てきた幾多の老衰とは全く違う。「老木が枯れるようにゆっくり死ぬ」のが老衰だ。今起きてるような「急激進行の老衰」なんてある訳がない。 @teteatete2021

 

老化の加速化、あるいは老衰の加速化が現実に起きているようです。

若い人では老化の加速はないとしても、血管や臓器にダメージを受ける続けるのは同じです。

現在のアメリカのニューヨーク市では、「コロナ入院患者数」が年間として新たな記録となっていますが、こういうように波は来ます。

過去1年間のニューヨーク市のコロナ入院患者数の推移

Data Report

 

しかし、この入院者たちの多くも「コロナ検査で陽性になった」という分類だと思いますが、彼らの身体を衰弱させているのは、コロナ感染というより「蓄積し続けるスパイクタンパク質により少しずつ損傷された身体臓器の衰弱」だと思われます。

それでも、アメリカでは、排水中のコロナウイルス検出レベルにより、全米各地で過去二番目くらいの流行が起きている可能性が指摘されています。

ヨーロッパもです。

(記事)ヨーロッパ各地で、排水中のコロナウイルス検出量が「パンデミック以来最大」に
BDW 2023年12月17日

そして、このような流行波の拡大で、ドッとスパイクタンパク質が体内に流入しますが、曝露しても症状は出ない。しかし、そのたびに身体のダメージは蓄積される。

 

 

最終的な懸念は人々の「脳」

…ただ、実際のところはですね。

ここまで書いたことが、ある程度正しいのだとした場合、最も気になっているのが、

「脳への影響」

なんです。

以前、ターボ老衰なんていう、ややふざけた言葉を書いてしまいましたが、

「ターボ認知症の続発」

が、ややこわいなと思っています。

 

認知症の急速な増加は、現在の社会ですでにそれはたくさんありますが、その介護等にかかる個人の生活や社会活動に最も大きな影響を与える事象のひとつだからです。

もともと認知症、特に若年性の認知症は、アメリカなどではパンデミック以前から驚異的に増えていました

理由はいろいろとあるのでしょうけれど、個別の理由にここではふれるつもりはないですが、しかし、

「今後、認知症、あるいは認知障害に陥る人が急速に増える可能性がある」

と思っています。

最初の徴候としては、「それほど年でもないのに、物忘れがひどくなった人が周囲に増えた気がする」あたりから始まるものだと思いますが、これは今すでに始まっているような気もしないでもないです。

以下の記事で書いていますが、ドイツの研究では、「脳のあらゆる部位からスパイクタンパク質が検出された」ことがわかっています。

(記事)ショッキングなドイツの研究論文:スパイクタンパク質は、骨髄から血管から本体まで「脳のあらゆる部位から検出され」それらは一様に脳組織を破壊していた
In Deep 2023年4月12日

この「脳のスパイクタンパクも増殖していたら?」という懸念です。

この「ターボ認知症社会の行く末」については、重大な話でもありますので、また別のときに書かせていただきたいと思います。

なお、そのドイツの研究論文の要点は以下のようなものでした。

ドイツの論文より

・免疫細胞で少なくとも15ヵ月間スパイクタンパク質が持続している

・スパイクタンパク質は、血液脳関門を通過して脳実質に入る

・スパイクタンパク質は血液脳関門を「損傷」させている

・スパイクタンパク質は、長骨、脛骨、大腿骨など、あらゆる骨の骨髄に蓄積していた

・マウスでは、心臓、肺、肝臓、腎臓、腸、胸腺、脾臓、膵臓を含むほとんどすべての部位でスパイクタンパク質が検出された

・スパイクタンパク質は、「脳のタンパク質の根本的な変化 (プロテオミクス変化)」を起こす

・スパイクタンパク質は、「脳皮質のニューロンの損傷」を引き起こす

biorxiv.org


上にある中で、

「免疫細胞で少なくとも 15ヵ月間スパイクタンパク質が持続している」

は深刻な発見ですし、

「スパイクタンパク質は、あらゆる骨の骨髄に蓄積していた」

というのも、DNA や「逆転写」という観点からは、なかなか重い話ですが、それについては、骨髄移植について書きました以下の記事をご参照くださればと思います。

(記事)「本人」とは? : 骨髄移植の後、移植を受けた人の血液のDNAがドナーのDNAに完全に置換されることが判明。特に「精子」は100パーセントがドナーの遺伝子となっていた
In Deep 2019年12月24日

ともかく、ワクチンを含め、体内のコロナウイルスが自己増殖しているのかそうではないのかは定かではないとはいえ、このことが大きな問題になっているのかもしれません。

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