韓国の青少年に襲いかかる“ゾンビ麻薬”…0.002gでも死亡
日本はどうなんですかね。アメリカでは、このフェンタニルにさらに強力な動物用の鎮静剤を加えたものが蔓延しています。以下にあります。
[記事]米国で「ゾンビドラッグ」と呼ばれる、動物用鎮静剤とオピオイドの混合薬が蔓延。麻薬取締局が全土に警報を発令
地球の記録 2023年3月24日
しかし、韓国で流行しているのは、病院で処方される「合法」のフェンタニルのようです。
“ゾンビ麻薬”と称される合成麻薬「フェンタニル」の脅威に韓国も晒されている。
2022年、米国で連日約220人を死に至らしめた麻薬性鎮痛剤オピオイド系フェンタニルが韓国の青少年を中心に広がっている。当局は麻薬類統合管理システムを構築するなど対策作りに着手した。
オンラインで14日午後開かれた第55回国民生活科学技術フォーラムで韓国麻薬関連専門家らは「韓国もフェンタニルの脅威からこれ以上安全ではあり得ない」と口をそろえた。
昨年、米カリフォルニア州、フロリダ州などで体を支えられないままよろめきながら歩き回ったり、床に寝転んでいる麻薬中毒者の姿がSNSで広がった。彼らがオピオイド系(アヘン系)フェンタニル中毒になったことが知られ、フェンタニルに「ゾンビ麻薬」という別称が付けられた。
国立科学捜査研究院のチョン・ヒソン初代院長によると、フェンタニルは製薬会社が合法的に生産し、医師の処方によってがん患者などに投与する「合法フェンタニル」と、工場で不法製造され、麻薬カルテルを通じて流通する「不法フェンタニル」に分かれる。チョン初代院長は「問題は薬に偽装して流通する不法フェンタニルだ」と話した。(※ コメント /合法も違法も基本的には同じものです)
2013年から中国産の不法フェンタニルが米国に流入した。不法な流通経路で一般国民に大規模に広まった。1回の容量にたった1ドル程度と安いうえ、一度生産設備を設置すれば24時間生産できる。より多く、より頻繁に麻薬を服用できるため、中毒性も高い。
粉末または液体の形でコカイン、ヒロポン、ヘロインなど不法薬物と合成して作る。錠剤、パッチ、注射剤の形で流通し、たった0.002g(2mg)だけ摂取しても死亡に至るほど強力だ。同じような量で計算すると、フェンタニルの毒性はコカインより250~500倍、メスアンフェタミン・モルヒネより100倍、ヘロインより15~50倍強い。
フェンタニルは物質が油に溶解する性質である脂溶性が高く、速いスピードで血液を巡り、脳のバリアを突破して中枢神経系に効果を与える。その結果、深刻な呼吸抑制が発生し、胸壁の筋肉が硬直する。
食品医薬品安全処のキム・ヨンジュ麻薬政策課課長によると、韓国でフェンタニルパッチが初めて許可されたのは1994年だ。以後、フェンタニルの年度別処方量と処方患者数は着実に増加した。2020年には約180万人、22年には195万人だった。まだ正確な集計は出ていないが、昨年は200万人以上がフェンタニルを処方されたものと推定される。
特に、中・高校生を中心にフェンタニルが不法に取引されており、懸念が広がっている。腰の痛みなどを理由に医師にフェンタニルを処方され、これを友達に分けたり、オンラインで販売する行為が摘発された。(※ コメント /韓国は「腰の痛み」にもフェンタニルを処方するんですね)
コメント