事態は瀬戸際に:「イスラエルがイランの核施設を攻撃する可能性がある」と国連核監視機関の長官が警告
DSの思惑通りになって来たイスラエルとイランの対立!核戦争の危険性が増している。イスラエルの暴走を止めないと世界が壊滅する!
急速に重大な局面へと
先日、イランがイスラエルへの攻撃を実施しましたが、その後、イスラエル政府からは具体的な「報復」についての言及はなかなか出なかったのですが、「イランに報復攻撃をする」ということがイスラエルの戦時内閣が決定しました。
そして、さらに事態は、非常にやっかいなところにまで接近しているようです。
冒頭の記事は、少し前のタイムズ・オブ・イスラエルの表紙です。
「イスラエルがイランの核施設を攻撃する可能性」
について述べているものでした。
記事そのものは以下のようなものです。
IAEA長官はイスラエルがイランの核施設を攻撃する可能性があると懸念し、4月15日に査察官を自宅に留めた
国連核監視機関の長官は、イスラエルがイランの核施設を標的にする可能性を懸念しているが、国際原子力機関(IAEA)によるイラン施設への査察は、16日に再開されると述べた。
IAEAのラファエル・グロッシ事務局長は、イラン政府は 4月14日に「安全保障上の配慮」を理由に核施設を閉鎖したと述べた。
15日に再開したが、同氏は「状況が完全に落ち着くまで」IAEA査察官を遠ざけた。
「明日再開するつもりだ」とグロッシ氏はニューヨークで記者団に語った。
イスラエルがイランの核施設を攻撃する可能性について質問されると、グロッシ氏は「我々は常にこの可能性を懸念している」と述べた。同氏は「極度の自制」を求めている。
事態の極度の悪化の可能性について、米ゼロヘッジは、状況をリアルタイムで報じています。
4月16日のゼロヘッジ「イスラエル、イランへの差し迫った攻撃の準備を表明」より抜粋
イスラエルの戦争閣僚会議が早期に終了したことを受けて、イスラエルのテレビ局チャンネル12からは、物事は急速に進んでいるように見える。
イスラエル空軍はイランに対する差し迫った攻撃への準備を完了した
タイムズ・オブ・イスラエル紙のトップ見出しは「戦時内閣、イランへの厳しい反撃を決定、地域戦争を引き起こさないことを望む」に切り替わった。
多くの航空会社がこの地域へのフライトをキャンセルした。
ドイツのルフトハンザ航空は、テルアビブ、アルビル、アンマン発着の定期便を 15日まで運休した。ベイルートとテヘラン行きの航空便は少なくとも 18日まで運航停止となる。
エールフランスのオランダ部門の広報担当者によると、KLMオランダ航空は 16日までテルアビブ発着の全便をキャンセルした。
英国のイージージェットは 14日、テルアビブ発着の運航を一時停止した。同航空会社はロイターへの電子メール声明で、テルアビブ発着の運航を4月21日まで一時的に停止すると発表した。
非常に険しい状況にあるようにも見えます。
こればかりは何も先行きを予想できるものではありませんが、ただ、「イスラエルによるイランの核施設への攻撃」というキーワードから、15年くらい前のウェブボットの記述を思い出しました。ウェブボットは、米国の未来予測プロジェクトで、現実的には当たりませんが、その思想性がわりと好きなものでもありました。
思い出した部分の一部を抜粋させていただこうと思いますが、表現が強烈とはいえ、しかし、実際にはまったく科学的ではない概念で書かれていますので、あくまで「娯楽」とお考え下さい。
2009年7月20日配信のウェブボット「来たるべき未来の形」より
翻訳:高島康司
…イスラエルのシオニストによるイラン攻撃のシナリオが第1の可能性である。このシナリオは数年前からウェブボットには存在している。
イスラエルはイランを攻撃するが、それは予想を越えた反撃に合う。攻撃の最初の数分間でイスラエルは、 半分以上の兵力を失う。
だがイスラエルはこれで攻撃を停止しない。その後もイスラエルは、ミサイルや無人攻撃機などを使ってイランを攻撃する。
しかし、イスラエルはここで大きな間違いを犯す。攻撃の過程で第 3目標と呼ばれる重要度の低い目標まで攻撃してしまう。イスラエルは穀物の畑を攻撃する。だがその地下には貯蔵庫のようなものが存在しており、それが破壊されることで、火山灰のような灰が一週間にわたって撒き散らされることになる。
撒き散らされる灰は放射性である。その放射能はあまりに強力なので、動物や人間が微量を吸い込んだだけで臓器が内出血を起こし、死にいたってしまう。これを吸い込んだ動物や人間は、内蔵が壊死するような状態になるため、死の瞬間までもだえ苦しむ。そのため、その様子は「死のダンス」と呼ばれるようになる。
イスラエルが攻撃するイランの地下施設は何らかの液体を貯蔵するための施設である。この施設が攻撃されることで放射性物質が飛び散る。それはジェット気流に乗り全世界を駆けめぐることになる。それは世界を 9回駆けめぐり、約 2億人が死ぬことになる。
まず死者の増大はインドから始まる。その後、放射性物質は東南アジアから日本海、そしてシベリア東海岸へと移動する。さらにアラスカへと拡散し、そこからアメリカ西海岸へと移動する。最初の一撃でアメリカ西海岸では 2千200万人が死ぬ。それから南西部に移動してからアメリカ大陸を斜めに横切るようにして北東部に移動する。さらに放射性物質はカナダ北部に移動し、アメリカ大陸を抜ける。
だが放射性物質の移動はさらに続く。今度は、カナダ北部から北極圏の周辺を進み、そこからファロー諸島、グリーンランド、スコットランド、そしてヨーロッパへと入る。この時点で放射性の気流は二股に分岐し、一つの流れはフランスとスイスアルプスに移動した後、ロシアと中国に入る。また一方の流れは、 ヨーロッパを南下して北アフリカに入った後、中東を横切り、放射性物質の被害で廃墟と化したイランに 戻る。
ジェット気流に乗った放射性物質はこのように地球全域を移動するが、これを 9回繰り返すのである。多くの人間や動物が放射性物質の吸入で死ぬ。だが、これがもたらす被害はそれだけではない。放射性物質の拡散で、特に北半球の食料生産が完全にだめになってしまうのだ。放射性物質がある地域に入ると、その地域の食料生産は 3ヶ月で完全にだめになる。これは放射性物質に汚染された食肉用の家畜も含まれる。
放射性物質の灰によって食糧生産地がやられてしまうため、飢饉が大問題となる。そしてこれが原因で人口の大移動が始まる。
アメリカでは、難民となった約 2億人の人口が北を目指してカナダに移動する。しかし、この人口の大移動の理由は飢饉だけではない。戦争や自然災害も深く関与している。
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