米テキサス州で、鳥インフルエンザに感染した牛の乳を飲んだ複数のネコが死亡
人為的に作成された鳥インフルエンザウイルスが忍び寄っている!
米国の猫が、高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)Aに感染した牛からの生乳を与えられた後に死亡したと研究者たちが 4月29日に報告した。
テキサス州の酪農場の 24頭の猫が、鳥インフルエンザとしても知られるインフルエンザに感染した牛の殺菌していない生乳と初乳を摂取したと、テキサス州の獣医師バーバラ・ピーターセン氏ら研究者が研究で発表した。 3月19日以降、猫の半数が死んでいるのが発見された。
猫たちは死の直前に、動きの硬直や失明などの症状を示した。
猫のうち 2匹の死後検査では、重篤なウイルス感染の大きな損傷またはマーカーが示された。研究者らは検査した牛にも病変を発見した。
猫から採取したサンプルは、A型インフルエンザウイルスのサブタイプである H5についても陽性反応を示した。
研究者たちによると、この証拠は、鳥インフルエンザの原種である野鳥によって伝染したと疑われる、これまでに報告された猫の感染症と一致していた。
「この報告書に記載されている猫について、死んだ野鳥への曝露とその摂取を完全に排除することはできないが、感染した牛からの殺菌されていない牛乳と初乳の摂取が知られており、牛乳中には大量のウイルス核酸が含まれていたため、牛乳が可能性の高い感染経路となる」と彼らは書いている。
「我々の調査結果は、HPAI H5N1ウイルスの哺乳動物から哺乳動物への異種感染を示唆しており、哺乳動物集団内でウイルスが蔓延する可能性について新たな懸念を引き起こしている」
彼らは、猫が神経症状や失明を示した場合には HPAI 感染を考慮すべきだとし、牛から猫への感染を確認するための追加研究を求めた。
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