次々と反対国が増えるWHOパンデミック条約
英国は自国のワクチンの 5分の 1を無償提供する必要があるとしているため、世界保健機関(WHO)のパンデミック協定への署名を拒否しているとテレグラフ紙が報じた。
WHOで交渉中のパンデミック協定の草案によると、より裕福な国は世界がパンデミックに対処するのを支援するために全力を尽くすよう求められるべきであり、その中には、緊急事態の際に、検査、治療、ワクチンの 20%をWHOが確保して期間中に貧しい国に配布することが含まれる。
英国保健社会福祉省の報道官はロイターに対し、「協定が英国の国益にしっかりと合致し、国家主権を尊重する場合にのみ、協定の採択を支持し、英国を代表して受け入れる」と述べた。
同報道官は合意の具体的な提案の詳細についてはコメントせず、「いかなる提案も合意されていない」と付け加えた。WHOはロイターのコメント要請に応じなかった。
WHOのテドロス事務局長は先週、将来のパンデミックとの戦いを支援するために各国は期限内に協定に合意する必要があると述べ、文書に完全に同意していない国は少なくともWHO加盟 194カ国の合意を阻止することは控えるべきだと付け加えた。
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