岸田政権「地獄の日本人搾取システム」がヤバすぎる

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財務省 政治・経済

岸田政権「地獄の日本人搾取システム」がヤバすぎる

大企業に「絶対有利な税と制度」を築き上げ、国民生活に負担を押し付ける「自民党の大罪」政治が失われた30年を作った。

低賃金は国民生活より経済界を優先した結果

歪んだ再配分によってもたらされた「分断」

森永卓郎氏が直言

「書かずに死ねるか」と森永卓郎氏、日本衰退の真相が書かれている

「税制大綱」は企業優遇のオンパレード

国は誰のために政治をやっているのか

内部留保を貯めこむ弊害

小泉純一郎元首相と大手人材会社会長を務めた竹中平蔵氏 photo by gettyimages

 前回記事でも指摘したように、1998~99年に大幅に法人税率を引き下げて以降も、段階的に引き下げられ、企業はお金を貯めやすくなった。好調企業でも、部門ごとに子会社化すれば、人件費の抑制が可能となる持ち株会社制が97年に解禁され、小渕政権や小泉政権では、雇用規制が大幅緩和され、結果的に人件費は抑えられるように制度変更された。

 経済ジャーナリストが言う

 「特に労働者派遣の規制緩和は、実質的に解雇権と中間搾取を国が認めたようなもので、不景気時のリスクを非正規雇用者に一方的に押し付けるようなものです。そして、同じ会社内でも、部門ごとに子会社化(分社化)すれば、人件費を抑えられるので、企業の利益成長と賃上げの相関性ますます落ちます。

 国が会社内に賃金が上がらない階層の身分制度と垣根を作ったようなもので、その政策のおかげで企業の利益率が上がるのは当たり前で、賃上げができず、国内消費が冷え込むのも当たり前なのです。失われた20年や30年と言うのは、デフレ“マインド”ではなく、単純に国の政策の結果、ない袖が振れなくなった人が増えただけでしょう」

 そのようにして、企業があげた利益の一部は内部留保となり、自己資本比率を高めるが、この数字に果たしてどこまで意味があるというのか。

 「法人企業統計の減価償却の数字をみても、内部留保が設備投資に回っているのは限定的とみられ、資金調達と経営上のリスクが低くなるといった評価を受ける程度です。企業にとっては、財務基盤が良くても、成長性が低いと評価されないのはPBR(株価純資産倍率)1倍割れの企業の多さをみても明白で、どの道、経営危機になれば、すぐにお金はなくなってしまいます。

 リスク回避についても、コロナ禍では、大手企業でも賞与が容赦なく減らされたりして、結果的に内部留保にはほぼ手が付けられず、黒字を確保していた企業も少なくありません。そして、コロナ禍を含め、『誰も幸せにしない数字』が毎年過去最高ペースで積みあがっているのです」(経済ジャーナリスト)

経営層と株主以外「全員負け組」

企業の「最終利益」は労働者の犠牲のバロメーター

厚労省の資料でも「経済成長」と「賃金」は逆相関

厚労省「経済成長率と賃金上昇率の関係ーバブル崩壊後27年間(1994~2021)の動向ー」より

長年続く「国民生活を犠牲」「企業を支援」する政治

賃上げを左右するのは「制度変更」

本多 慎一(ライター)

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