既に破綻していると言って良いレベルのアメリカの社会 ~いずれ何らかの形で、こうした社会の矛盾が爆発する日が来る

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既に破綻していると言って良いレベルのアメリカの社会 ~いずれ何らかの形で、こうした社会の矛盾が爆発する日が来る

In Deepさん『混乱の頂点が見られるのは、「2025年以降」(2025年を含む)ということになりそうだ』

竹下雅敏氏からの情報です。
 株式市場は「活況」を呈し、超富裕層はますます裕福になっていますが、庶民の生活は苦しくなっています。「2020年1月以来、米国の一般的な住宅の月々の住宅ローン支払額はほぼ2倍になっている。」ということなので、住宅ローン支払額に見合った給料の増加がなければ、いずれ生活できなくなります。

 動画では、アメリカ人の奥さんと幼稚園のお子さんが2人いる4人家族の男性の例を取り上げています。手取りは4000ドル(約62万円)だが、家賃が2LDKで2000ドル(約31万円)だということです。 

 “ハーバード大学共同住宅研究センターのレポートによると、アメリカ国内全体の賃借人の半数、約2240世帯が現在給料の30%以上を家賃・光熱費に費やしていることが判明しました。さらに家賃に収入の50%以上を費やしている深刻な費用負担に陥っているグループというのは、10世帯に3世帯の割合いる…3割もいるというのはかなり異常ですよね。(3分35秒)”と話しています。

 2LDKで家賃が31万円というのは狂っているように思えるのですが、“実はそのエリアでは最安値なんですね。これ以上安い家はないと言われるぐらい安い家には住んでいるんですよ。…これ以上賃料が安い場所っていうのも、もちろんありますけど、そうなってしまうとスラム街というか、一気に治安がガクンと悪くなってしまう…そのくらいアメリカ全体で家賃が高騰していて、豊かな人とそうでない人の格差は広がっています。(4分50秒)”ということです。

 アメリカで、『トレーラーハウス4人暮らし』をしている日本人の家族がいましたが、これは賢明な選択かも知れません。なお、トレーラーハウスの中は我が家よりも広いな、という印象でした。

 このようにアメリカの社会は既に破綻していると言って良いレベルです。富裕層の貪欲は計り知れず、留まる気配はありません。いずれ何らかの形で、こうした社会の矛盾が爆発する日が来ると考えられます。

 In Deepさんは、“混乱の頂点が見られるのは、「2025年以降」(2025年を含む)ということになりそうだ”と見ています。ブラックロック社の元ファンドマネージャー、エドワード・ダウド氏は「商業用不動産は問題モードに陥るでしょう。…今後12~24か月の間に、多くの銀行が破綻することになるでしょう。…大きなショックが、今後6~12か月以内に訪れるでしょう。それは避けられません。」と言っています。

 経済研究者兼未来学者のクリス・マーテンソン博士は「システム全体がメルトダウンする」ことを心配しています。そして、“金、銀、土地、そして基本的にすべての(明確な所有権のある)物理的資産を好んでおり、それが「大強奪」からあなたを守る”と考えています。

 私も似たような感覚を持っているため、ダーチャ方式を推奨しているのです。

 2022年9月28日に紹介したエドワード・ダウド氏のインタビュー記事で、氏は「カギになるのは、起きていることを知り、人々とのつながりを持ち、自分の味方になってくれる人を作るということです。…あなたと同じ考えを持った同志を持っておく必要があります。…いざという時、お金だけの関係は役に‍立ちません」と言っていました。

 キンバリーさんは頑張っていますが、今のところ一般の人々に直接お金を送金することは出来ていません。
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【アメリカのリアルな事情】富裕層の国外脱出が続出している!アメリカ移住をオススメしない5つの理由をお伝えします!

金融システム全体の崩壊の可能性を専門家たちの意見と「惑星配列」の観点から振り返ってみる

転載元)In Deep 24/5/30

(前略)
惑星の配列が、地球上の世相とか社会とか戦争とか、そのようなものに影響を与えると言い始めると、一般的にはオカルトだと見なされますけれど、ただ「物理的には」いろいろな影響を相互に与えます。
(中略)
太陽活動が、人間社会の暴力、革命、戦争、そして健康状態に関係していることについては、ずいぶんと書いてきたということがあります。
(中略)
パンデミックが宣言された 2020年3月は、「 1000年などの間に一度あるかないかというような天体の様相」でした。

2020年3月の春分前後に山羊座の後半で、火星、木星、土星、冥王星が大集合し(20世紀が始まって以来なかった)、しかも、そこに太陽系の公転周期が約 560年とされている準惑星「エリス」が、その 4つの惑星に対して、スクエア(90度に近い)と呼ばれる占星術上のアスペクトを取っていたときでした。

このような、場合によっては、1000年に 1度というどころではない稀な天体の様相が繰り広げられていたようなのです。そこで起きたのが 2020年3月のパンデミック宣言でした
(中略)
こういう天体の位置に関しての、ある専門家の方の話ですと、このような激しい状況が想定される座位は、少なくとも今年 2024年ではなく、2025年から 2026年に「起きやすい」という話をうかがったこともあります。

その専門家の方によりますと、今年 2024年に関しては、何らかの注意を要する期間は、以下のようになるとのことでした。もちろん、これらの天体の位置事象は、毎年あることですので、特別に変わったことではありません。

2024年6月中旬  火星と冥王星がスクエア
2024年11月初頭   火星と冥王星が衝(180度)
2024年末~2025年始  火星が逆行し冥王星と再び衝

そして、やはり本番というのか、混乱の頂点が見られるのは、「2025年以降」(2025年を含む)ということになりそうだとのことなのでした。
(中略)

(続きはこちらから)

最近、米国の経済研究者のクリス・マーテンソン博士という方のインタビューの要約を読みました。マーテンソン博士は、「金融システム全体がすぐに崩壊する可能性がある」と述べていたのですが、それをご紹介したいと思います。

この金融システムの不安定さは、崩壊の雰囲気は常に漂いながらも、現状は生きながらえている感じではあるのですが、アメリカに関していえば、信じられない額の債務の問題や、商業不動産の問題から連鎖する可能性のある地方銀行の破綻の問題など、非常に多くが積み重なっていまして、すべて、ここまで生きながらえていることはすごいと思いますが、時間の問題ではあるとも思います。

世界最大級のヘッジファンド、ブラックロックの元ポートフォリオ・マネージャーだったエドワード・ダウドさんは最近、インタビューで以下のように述べていました。

エドワード・ダウドさんのインタビューより



次に起こるのは信用サイクルです。…商業用不動産は問題モードに陥るでしょう。2024年と 25年にロールオーバーが必要なローンがたくさんあります。これらの不動産の多くは 80%下落しています。巨大な信用リスクが迫っています。銀行破綻のこの予測は正確です。今後 12~ 24か月の間に、多くの銀行が破綻することになるでしょう。

経済は今後 12カ月以内に急降下するでしょう。 実体経済はうまくいかない。… GDP成長を押し上げている唯一のものは政府支出です。米国政府は 100日ごとに 1兆ドル(約156兆円)を費やしています。これにより赤字がさらに 1兆ドル増えることになります。 唯一の雇用創出は政府の雇用であり、実際には経済には貢献していません。

米国の中小企業の 46%が家賃の支払いに問題を抱えています。2008年の金融危機や 2000年のバブルで見られたような大規模な人員削減が起こり始めるこの大きなショックが、今後 6~ 12か月以内に訪れるでしょう。それは避けられません。

BDW

これも 2024年から 2025年の期間と当てはまるものですけれど、そういうことが起きるのか起きないかという予測的なことはともかくとして、「心の準備と現実的な準備」はしておいてもいい期間に入ったのかもしれません。

現実的な準備のほうは私にはよくわからないですが。

では、クリス・マーテンソン博士のインタビューに関しての記事です。

金融システム全体がすぐに崩壊する可能性がある – クリス・マーテンソン

Entire Financial System Can Go Down Soon – Chris Martenson
USA Watchdog 2024/05/29


クリス・マーテンソン博士

クリス・マーテンソン博士はデューク大学で病理学の博士号を取得し、未来学者であり経済研究者でもある。

マーテンソン博士は、2021年8月に FDA がファイザー社の COVID-19 ワクチンを承認したことを非難した数少ない科学者の一人で、公に「CV19ワクチン承認は実は詐欺だ」 と発言した人物だ。

現在、マーテンソン博士は、次の金融危機で破綻する恐れのある新しい種類の詐欺について警告している。マーテンソン博士は、聖書に出てくるような規模の金融危機が、ほとんどの人が考えるよりも早く訪れる可能性があると考えている。

マーテンソン博士は、2008年のリーマン・ブラザーズのような証券会社が破綻することを心配はしていない。

マーテンソン博士は「システム全体がメルトダウンする」ことを心配しており、「システム全体がフリーズすると、本当に恐ろしいことになります」と述べる。

「もしあなたが完全なイディオットでなければ、そのシステムはあまりにも恐ろしいので、システムを小さくしようとするでしょう。しかし、彼らはそれをさらに大きくしたのです」

証券会社が倒産するのを心配するだけでなく、清算機関についても心配しなければならない。これらはデリバティブやローンの取引をすべて清算するはずの会社だ。

「法律では、証券会社は保有する株式や債券を比例配分して保有しなければならないと定められていますが、彼らは保有していません。それを行うのはより上位の会社です。そして、あなたがたがそれをのぞき見ることはできません。フィデリティやシュワブが何を持っているか見たい場合、監査証跡を見ることはできないことがわかっているのです」

新たな市場の崩壊で、マーテンソン博士は混乱を目の当たりにし、仮説的な例を挙げる。

「中国が台湾を攻撃し、債券市場が 10シグマ変動するとします。ああ、デリバティブがすべて破綻した…と。この人たちは勝者のはずなのに、この人たちは全員敗者のはずです。いやいや、複雑すぎる。もう誰もこれがどう機能するのか理解していないと思います」

「すべてを説明できる人は誰も見つけることはできませんでした。断片的に知っている人は見つけられても、彼らは自分の取り分しか知らない。…最も基本的な質問に答えられないと不安になります。システムにはどの程度のリスクがあり、どこにリスクがあるのか?」

要するに、マーテンソン博士は金融システム全体が機能不全に陥ることを心配しているのだ。

「その通りです。システム全体が機能不全に陥ることを私は心配しています。そして、それがあらゆる種類の憶測につながるのです。想像してみてください。ある日目覚めると、月曜日に市場が開いていません。ああ、不具合なんだろう…と。ところが、2日間、市場が開かない。3日目も開かない。人々は心配し始めます。金曜日になっても市場は開いていません。次の月曜日が来て、彼らはこれは非常に大きな問題であり、解決方法がわからないと言い始める」

「彼らは、中央銀行デジタル通貨(CBDC)口座で 100%の価値を提供するか、問題が解決するのを待つかを選択するでしょうが、解決には 10年かかるかもしれません」

マーテンソン博士は、金、銀、土地、そして基本的にすべての(明確な所有権のある)物理的資産を好んでおり、それが「大強奪」からあなたを守ると考えている。

最後にマーテンソン博士はこう述べている。

「これは、どんどん大きくなっている一連の大きな失策です。『グレート・テイキング』は、この巨大な失策が爆発した場合に備え、議会とウォール街がコインを投げて、表が出れば我々が勝ち、裏が出れば負けになるように構築された枠組みです。これは、昔からある最も古いタイプの物語です」

マイコメント

アメリカでの生活がここまで大変な状態になっていると思っている人は少ないでしょう。

平均的な住民の家賃が月30万円以上というのは日本からすればあり得ない感覚です。
一般的な家賃相場は動画に出てくるAさんのような家庭であれば2LDKで高くとも
約12万円くらいでしょう。もちろん住宅事情でそれ以上の家賃のところはあります。

最近でも東京都のマンション価格が急騰していて1億円以上するとNHKで報道されて
いました。

なぜ、ここまで急騰しているのかと言えばマンションが富裕層の投資対象となって
いるからです。

おそらくアメリカの住宅も富裕層が投機としてマンションを購入しどんどん家賃を
上げていて、それが今の現状になっているのではないでしょうか?
どうもアメリカというのはすべてが投機対象になっていて、それがすべての物価を
押し上げていて実体経済とは大きくかけ離れたものになっているように思います。

Aさんという富裕者がニューヨークに1棟のマンションを持っていたとします。
そのAさんがある別の富裕者Bさんからマンションを今の1.5倍で買い取るからと
持ちかけられ、次の新しい利便性と設備が良いさらに利益の出るマンション購入
目的で売り払ったすれば、AさんのマンションはBさんのものになった段階で家賃
の値上げされることは確実で2割から3割ほど引き上げられるでしょう。
その家賃耐えられない人は転居し、新たな居住者が入居することで家賃収入を上
げられるようになります。
そうしたことが頻繁に実施されることで家賃全体が底上げされてきたのでしょう。

日本のように大家さんがアパートを建て提供するというスタイルではないのです。
そのため、日本でもアパートやマンションを投機対象として購入して提供して
いる人はたくさんいます。
ただ、アメリカと違いそこそこの利益で回転させているのでそこまで家賃が高騰
しないという事情がありそうです。

働いてお金を稼ぐというスタイルではなくお金がお金を稼ぐという投機スタイル
に日本も徐々に変わりつつありますが、それは実体経済を疲弊させていき最後
には破綻します。

おそらくInDeep氏が指摘するようにアメリカの経済は2030年までに破綻する
ことは間違いないでしょう。

そう考えるとデフレに悩まされながらも日本の方がはるかに生活しやすい国
だと思えます。




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