ワクチン接種により副腎皮質機能が低下し、低ナトリウム性脱水症状。そして熱中症になる。

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コロナワクチン誘発性の熱中症 コロナワクチン

ワクチン接種により副腎皮質機能が低下し、低ナトリウム性脱水症状。そして熱中症になる。

ギリシャで空前絶後の早すぎる熱波 行方不明になる観光客

森さやかNHK WORLD 気象アンカー、気象予報士
 

「太陽の国」ギリシャが、かつてない早さの熱波に襲われています。ギリシャの「熱波」の定義は、38度以上の気温が3日以上続いた時とされますが、今年はそうした日がすでに続いています。

 

たとえば首都アテネの気温は、11日(火)に39.8度に達し、12日(水)は40.2度、その翌日もまたその翌日も38度を上回りました。恐ろしいのは夜の暑さで、深夜でも気温が30度を下回りません。

 

国営テレビのパノス・ギアノプロス氏は、「この熱波は歴史に残るだろう。熱波が6月19日以前に発生したことは、20世紀には一度もなかった。今世紀に入ってからは何回かあったが、それでも6月15日以前に起こったことは一度もなかった」と語っています。

 

人気の観光スポットであるアクロポリスの丘は、この暑さのため、正午から17時までの一般公開を一時的に中止しました。

 

行方不明になる観光客

いま酷暑のギリシャに訪れた観光客に対し、暑さに気を付けるよう緊急警告が出されています。実は、このところ観光客が行方不明になり、遺体で見つかるという悲しい出来事が立て続けに起きているのです。これまでに4人の観光客が亡くなっています。

 

“週2回の断食ダイエット”を提唱したマイケル・モズリー博士(67)もその1人で、ギリシャのシミ島に出かけたまま姿を消し、数日後に遺体で発見されました。

ご夫人によると、モズリー博士は道を間違え、捜索隊の目につきにくい場所で倒れていたそうです。その道には岩が散らばり、暑さを遮るものもなかったといいます。

 

また、エーゲ海に浮かぶクレタ島では、オランダ人(67歳)とフランス人観光客(70歳)を含む3人が暑さに倒れ、命を落としています。同島では13日(木)、気温が44.5度まで上がり、観測史上一位の高温となりました。

 

現在でもアメリカ人2人とオランダ人1人の行方が分かっていないと報じられています。そのうち2人はハイキングに出かけた後に、消息を絶ったそうです。

 

せっかく遠路はるばる旅行に来たのだからと、いつもなら暑いから我慢しておくところを、頑張ってしまう気持ちは正直分かります。そうした心情も働きますから、観光客にはなおのこと、高温のリスクを十分すぎるほど伝えることが必要です。

 

観光客と熱中症

ギリシャ国立銀行によると、今年上半期にギリシャを訪れた旅行者は1年前と比べて約25%増加していたそうです。

 

これは日本の今の状況と重なるようです。日本に訪れた外国人旅行客の数は3月、4月共にそれぞれ300万人を超え、空前絶後の観光ブームが起きています。

 

日本でもすでに各地で真夏日、ところによっては猛暑日となるなど、尋常でない暑さが始まっています。今年の夏はラニーニャ現象も相まって、記録的な暑さとなることも見込まれていますから、外国人旅行者に対する注意喚起が、これまで以上に必要です。

もし、ぐったりしている人や無理をしている旅行者を見かけたら、声をかけてあげることも「おもてなし」の一つかと思います。

 

ギリシャで行方不明者続出、酷暑が脳に影響か

配信

 
(CNN) 気温が40度を超えるギリシャで観光客の死亡や行方不明が相次いでいる。英国のテレビで活躍したマイケル・モズリーさんも猛暑の中散歩に出かけ、遺体で発見された。 
 
サモス島では15日、オランダ人観光客が死亡しているのが見つかった。翌日にはコルフ島西側のマトラキ島で米国人観光客の遺体を発見。別の米国人観光客も11日にアモルゴス島で行方不明となっている。シキノス島ではフランス人女性2人が散歩に出かけた後消息を絶った。 当局は正確な死因の特定には遺体の検査が必要だとしながらも、行方不明になった人たち全員が高温の中ハイキングに出かけていたという共通点があることを挙げ、熱暑の影響を軽視しないよう警告している。 一部の科学者は極度の暑さが身体、特に脳に与え、混乱を引き起こし、人々の意思決定能力、さらにはリスク認識に影響を与える可能性があると警告している。 体温は脳で調節されている。視床下部は小さなダイヤモンド型をした構造で、体温を37度付近に保つよう自動で調節する。暑くなると視床下部は汗腺を活性化し、血管を広げて体を冷やす。 脳は狭い温度範囲内でうまく機能するが、小さな変化でも影響を受ける。多くの人は暑い夏の日に動きが緩慢になり、怠惰になった経験があるはずだ。 サウス・ウェールズ大学のダミアン・ベイリー教授は、気温が上昇すると体内の水分が減少し、脳への血流が減少するなど深刻な影響が出る可能性があると話す。脳が機能するには膨大な資源が必要だという。 ベイリー氏が行った実験では、温度を21度から40度まで上げたところ、脳への血流が約9~10%低下した。同氏は常時フル稼働しているエンジンに十分な燃料が供給されないようなもので、大きな問題だと説明した。 ワシントン州立大学のキム・マイデンバウアー氏は、極度の暑さは脳の通常の活動を妨げる可能性があると話す。人々が明確に思考、推論、記憶し、考えを構築して系統立てて説明できるようにしている脳のネットワークの「調子が悪くなる」可能性があるという。 例えば、ハイキングでどの道を選ぶかといった複雑な決定を下すことが難しくなる。こうした意思決定は単純に聞こえるが、複数の異なる要因を比較検討する必要があるのだ。 マイデンバウアー氏は、人々は高温にさらされると、リスクを伴う判断を下したり、衝動的な行動を取ったりする可能性が高くなることを示唆する証拠もあると語った。 
 

メッカ大巡礼の死者1300人超す 51度超の酷暑、大多数が無許可の巡礼者

 

(CNN) サウジアラビア政府は23日、今年の聖地メッカ大巡礼(ハッジ)で死亡した巡礼者が1300人を超えたと発表した。熱中症で手当てを受けた巡礼者は膨大な数に上り、死者は5人中4人以上が無許可の巡礼者だった。

サウジアラビア政府が初めて発表した公式集計によると、これまでに確認された死者は1301人に達した。このうち83%は「無許可の」巡礼者だったとされ、直射日光を浴びながら、十分な休憩も取れないまま長距離を歩き続けていた。中には高齢者や慢性疾患の患者もいたという。死者は全員、家族を特定したとしている。

聖地メッカの気温は17日に過去最高の51度超を観測。非公式な巡礼者の多さも問題になっていた。

 

サウジアラビアはハッジのために180万の許可証を発行し、巡礼者に対して取得を義務付けている。しかし許可証を入手するためには米ドル換算で数千ドルかかることもある。無許可の巡礼者は一般的に、エアコンの効いた団体ツアーバスを使用せず、水や食事も簡単には手に入らないことも多い。

そうした無許可の巡礼者が多数を占めたことも、死者の身元確認に時間がかかった一因だった。

今年のハッジでは巡礼者からインフラ整備や運営上の不備に対する不満の声が出ていた。公式ツアーに参加した巡礼者でさえも、日中の猛暑の中で屋外を歩かなければならなかった。

CNNの取材に応じた巡礼者の中には、意識を失う巡礼者を見たという人や、白い布に覆われた遺体の横を通り過ぎたという人もいた。

 

仙台市の救急出動件数 2023年は過去最多に 記録的な猛暑で熱中症搬送が増加

khb東日本放送

 

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