オーストリアで嵐が発生、1日で19万回の落雷
7月12日、オーストリア全土で大雨と雹嵐が被害をもたらし、気象予報サービス UBIMET は、オーストリアで 1日当たり 19万回の落雷を記録した。これは今年最高の数字だ。
西部フォアアールベルク州では、ボーデン湖近くのライン渓谷で降雨量が非常に多く、木々が折れ、屋根が吹き飛ばされ、排水溝が詰まって道路が冠水した。
大量の流出水がライン川に流れ込んだため、当局は予防措置として川沿いの地域を立ち入り禁止にした。
オーストリア雹保険会社は、フォアアールベルク州での被害総額を約 120万ユーロ(約 2億円)と推定している。同社によると、5,000ヘクタール以上の農作物が壊滅的な被害を受けたという。
土砂崩れで通行止めになっていた隣のチロル州の道路は 13日に部分的に再開された。オーバーインタールとヴィルグラテンタールの道路は引き続き閉鎖された。
南東部のシュタイアーマルク州では嵐により洪水や倒木が発生した。一方、隣接する南部のケルンテン州では、強い波のため岸にたどり着けなかった水泳者、スタンドアップパドルやサーフィンをする人たちを救助するため、緊急サービスがいくつかの湖に派遣された。
12日の夕方、悪天候のためウィーン空港では約 40便のフライトが欠航となった。
マイコメント
まるで花火のように散る落雷を初めて見ました。
こんな落雷に襲われたら生きた心地がしないでしょうね。
コメント