「タクシー運転手さん大丈夫?」森永卓郎氏が「生活道路」最高時速60キロ⇒30キロ引き下げに大ギモン!
また国土交通省の横やりか?日本の経済停滞を引き起こすことが目的!
「生活道路」での最高時速を60キロから30キロに引き下げる、道路交通法施行改正が7月23日の閣議で決定した。
これまで一般道路での車の法定速度は「時速60キロ」と定められていた。そのため、住宅地などにある道幅の狭いいわゆる「生活道路」でも、最高速度の標識がある区間を除き時速60キロまでの走行が可能になっていた。26年9月からは、中央線のない一般道、主に幅5・5メートル未満の道路で引き下げとなる。
狭い道路を爆走する車が減るのは歓迎するべきだが、実は全国の「一般道路」のおよそ7割は「生活道路」にあたるため、にわかには受け入れがたいという声も上がっている。
経済評論家の森永卓郎氏もその1人。森永氏は24日放送のラジオ番組「垣花正あなたとハッピー!」(ニッポン放送)に出演すると、開口一番「これもの凄く大きな影響が出てくると思うんです」と切り出し、現代の物流事情について言及。「トラックドライバーや宅配便のドライバーさん、タクシー運転手さん30キロで大丈夫ですか?」と疑問を呈したのだ。
交通ジャーナリストが語る。
「森永氏は人の多い都市近郊部はともかく、人がいない地方の生活道路を30キロで走っていては、物流などに滞りが出ると訴えています。また閣議決定となれば問答無用で30キロ走行になりますから、移動式オービスなどでの取り締まりも増えるでしょうね。松村祥史国家公安委員長は『地域の事情や意見を丁寧に伺いながら進めていく必要がある』と話していますが、違反切符の“狩り場”になる可能性もあるでしょう」
「乗っているタクシーが30キロで走っていたら、(ドライバーには)言わないけど、ムカつくよ」とは、なんとも森永氏らしい発言だが、実際に「もっと飛ばせよ」という客が出てくるのは想像に難くない。警察庁は道路の実態に応じて新たに標識を設置し、30キロ以上の速度で規制することを検討しているというが、施行までにまだまだ物議を醸しそうだ。
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