実はいま、オバマが頭を抱えている…カマラ・ハリスのヤバすぎる「能力不足」と「政治音痴」

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カマラ・ハリス アメリカ大統領選

実はいま、オバマが頭を抱えている…カマラ・ハリスのヤバすぎる「能力不足」と「政治音痴」

質問に的確に答える能力がない。

なぜカマラ・ハリスだったのか

次回の大統領選挙に出馬することに強い意欲を持っていたバイデン大統領が突然出馬を断念した背景に、オバマ元大統領が「今、断念しないと、大統領職の交代を規定した憲法修正第25条を発動して、バイデンを大統領の座から引きずり下ろす」と脅したという話がある。

この話はピューリッツァー賞を受賞したこともある有名ジャーナリスト、シーモア・ハーシュ氏が明らかにしたものだ。

ニューヨーク・ポストはここまでの具体的な話は伝えていないが、バイデン断念の報が伝えられた当初、オバマがカマラ・ハリスを支持しなかったのは、彼女では大統領選挙に勝てないと考えていたからだ、との話を、バイデン家に近い情報筋の話として伝えている。

バラク・オバマ元大統領  by Gettyimages

バイデンが民主党の次期大統領候補としてハリスを推薦したのは、ハリスは能力不足で勝てないとオバマが考えていることをバイデン側は知っていたので、意趣返しで行ったのではないかと見られている。

目下、日本の報道では、バイデンが退いてハリスを民主党の大統領候補として推薦してから、大統領選挙戦のムードが一変し、一部の世論調査ではハリスの方がトランプよりも支持が高くなっていると報じられている。

日本でも「ハリス人気」だけども

ハリスは、大統領経験者として刑事事件で初めて有罪を言い渡されたトランプを追い詰める検事のイメージを前面に打ち出している。確かにこれはアンチ・トランプ派には大いにウケるだろう。

TBSは「『踊るハリス』が全米で拡散中 人気ミュージシャン Charli XCXさんもエール『カマラはbratだ』【アメリカ大統領選挙】」という報道を行った。

TBSは「『brat(ブラット)』という単語は『ガキ』『行儀の悪い子ども』といった意味ですが、『周囲に流されない、カッコいい女性』に対する褒め言葉としても使われるといいます」と解説をした。

そして、笑ったり、ダンスをしたり、お茶目な表情をしたりしたカマラ・ハリスの動画がどんどん拡散されている様子を紹介した。

さらに黒人に対する構造的差別に反対するブラック・ライブズ・マター(BLM)運動を支持するビヨンセの曲フリーダムの使用許可をビヨンセから得たとして、今後カマラ・ハリス側に勢いが出てくる可能性があるとも報じた。

 

こうした日本国内のハリス推しは、アメリカの主流派メディアが積極的に流しているものをベースにしたものだ。アメリカのメディアのこうした宣伝によって、ハリス人気が現在高まっているのも事実だろう。

質問に的確に答える力がない

だが、オバマが指摘するハリスの能力不足が露呈するのは時間の問題ではないかと、私は考える。

例えば「インフレ絡みのこの問題に対処するのに、他にどんなことをされるんですか」と記者から質問された時に、ハリスは以下のように答えた。

「まずはここから始めましょう。物価が上がっています。家族も個人もパンの価格が上がり、ガスの価格が上がる現実と取り組んでいます。私達はその意味することを理解しなければなりません。それは生活費が上昇することについてです。それは、限られた資源にストレスを与え、あっちを立てればこっちが立たなくならざるをえないことです。それは家族のためのストレスの源で、経済的であるだけでなく、日常的なレベルでも、背負わなければならない重荷です。だから、それは私たちが非常に真剣に受け止めているものです。非常に真剣にです。私達はこの問題のアメリカの歴史から、こうした価格が上がっている時に、我が国のすべての人々の生活の質に直接影響することを知っています。だからこれは大問題で、私達は真剣に取り上げています。それゆえ、それは優先的に扱うべきものなのです」

事前に回答を用意していなければ、質問に的確に答える力がハリスにはないことが、この一例からよくわかるだろう。

ニューズウィークは「バイデンはハリスを南部国境地帯の不法移民対策の責任者に任命したが、政権1年目の不法入国者数が激減することはなかった(現在はトランプ政権の最後の年より少ない)。この問題に関するインタビューで防戦を強いられたハリスは、悪評を避けるために表舞台から姿を消し、好感度は歴代副大統領で最低水準を記録した」と報じた。行政能力もないのだ。

あまりにもテキトーな

バイデンがハリスを推薦した時に、ハリスはバイデンを次のように称えた。

「過去3年間にわたるバイデンが残した成果は、現代史では匹敵するものがない。2期(8年)務めた大半の大統領が残した成果を、彼は1期ですでに追い越している」。

2期8年務めたオバマやクリントンをバイデンよりずっと有能な大統領だと考えてきた民主党支持者も数多くいることを、ハリスは考えていないのだ。自分の発言がどういう波紋を広げることになるのかという計算ができずに、その場その場でテキトーなことを言ってしまう彼女のクセは、いくらメディアがカマラ・ハリスを持ち上げようが、今後は隠しきれないだろう。

ちなみにカマラ・ハリスの「カマラ」は、サンスクリット語の蓮の意味で、日本の蓮舫を想起させるなんて話もあるが、こういう点でも似ていると言えるかもしれない。

そもそもカマラ・ハリスは、サンフランシスコ市長にまで上り詰めたウィリー・ブラウンの愛人となって、引き上がられていったという指摘もなされている。

NBCニュースの著名なキャスターのメーガン・ケリーは、この問題を今後追及する姿勢を見せている

左へ、左へ

大統領選挙を迎えるにあたっての、ハリスの戦略性のなさを指摘する声もある。

ウォール・ストリート・ジャーナルは「ハリス氏が左にかじ、大統領候補としての初演説で」との社説に中で、この点を厳しく指摘している。

この初演説でハリスは、自身が思い描く将来は「全ての労働者に労働組合加入の自由があり」、「全ての人が手頃な医療、手頃な保育、有給の家族休暇を利用でき」、「全ての年配者が尊厳を持って引退できる」将来だと語った。まさしく大きな政府によって弱者を保護していこうという、民主党左派の色彩が強い政策だ。

カマラ・ハリスは、「アサルトウェポン(殺傷力の高い銃器)」を禁止し、州による人工妊娠中絶の制限を無効にすることも誓った。これまた、左派色の強い政策だ。

ウォール・ストリート・ジャーナルは、カマラ・ハリスがこういったことを語ったことを、戦略的に失敗だと見ている。

民主党には左派もいるが、中道派もいる。そして大統領として当選するには、無党派層の取り込みもしなければならない。

ハリスには左派のイメージがすでに強固についているから、今さら左翼色を打ち出すことに意味はない。むしろ、穏健色を打ち出して、支持のウィングを右側、中間派に広げていかないといけないのに、そのように動かなかった。

これによって、左翼色の強かったバイデン政権よりもさらに左に偏っているとみなされてしまったのは、大統領選挙においての手痛いミスだと、ウォール・ストリート・ジャーナルは考えているわけだ。

副大統領選任でさらに「左」に

そしてハリスは、副大統領候補としてミネソタ州知事のティム・ワルツを選んだ。事前予想では最有力とされたペンシルバニア州知事のジョシュ・シャピロが外されたのは、シャピロがユダヤ系でイスラエルに近い立場にあり、反イスラエル色の強い党内左派の反発を気にしたからであるのはほぼ間違いないだろう。

そして副大統領候補となったワルツ知事は、民主党内では左派に属する人だ。

2020年にミネアポリスでBLMの大暴動が起こった時には、市内で1000以上の企業と警察署が燃やされた。極左勢力が暴れたこの事件においては、知事の対応に重大な問題があったとして、ミネソタ州上院の委員会は55ページに及ぶ詳細な報告書をまとめている。

そこには例えば、ミネアポリス市長と市の警察署長は暴動を抑えるためには少なくとも600人の州兵が必要だと求めたのに対して、ワルツ知事は暴動初日の州兵の派遣は見送り、2日目になってから100人を送り込むに留めたとか、ワルツ知事の娘が、暴動初日に「はっきり言って、今夜のうちに州兵がやってくることはない」とツイートして、暴動側を間接的に支援したことも書かれている。

 

ワルツ知事の一家が暴動を起こした側と同じような政治的傾向を持っていて、過激な行動であったとしても、なるべくその邪魔をしたくない気持ちを持っていたことがわかるだろう。

こうした左に偏るカマラ・ハリスのあり方が民主党の穏健派や無党派に果たして受け入れられるのだろうか。

主流派メディアはこうしたワルツ知事の過去を積極的には報じようとはしないだろうが、トランプ側は当然これを選挙キャンペーンの宣伝戦の中で使っていき、多くの人が知るようになるのは避けられない。

残り3ヶ月の間にハリスやワルツの実際の姿を人々がどんどん知っていく中で、民主党は選挙で最終的に勝てるのだろうか。

この流れにオバマは今、頭を抱えていることだろう。

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【さらに読む】『米メディアも「隠したい過去」を報道開始…カマラ・ハリスの耐えられない「ヤバさ」』

米メディアも「隠したい過去」を報道開始…カマラ・ハリスの耐えられない「ヤバさ」

政治家は権力をめざして闘う。そのために、「寝る」ことも厭わない。おそらくカマラ・ハリスはそうした権力欲にまみれた政治家らしい政治家と言えるのかもしれない。しかし、それが意味しているのは節操のない、自分の利益を最優先に考える最低の人物ということではないか。まるでドナルド・トランプ並みの強欲なのである。

ロイター通信が伝えるカマラ・ハリスの実像

2020年10月14日付のロイター電は「ファクトチェック」として、若かりしハリスがどのように政治的にのし上がったかについて書いている。 フェイスブックで共有された投稿において、当時、民主党副大統領候補だったハリスが、ウィリー・ブラウン元サンフランシスコ市長と写っており、「既婚の60歳(中略)ウィリー・ブラウン」と「29歳の愛人カマラ」と表現されていたことについて、ファクトチェックをしたのだ。

同じ写真(下を参照)が「ワシントン・エグザミナー」紙の2019年の記事に掲載された。同紙が出典、日付、場所を明らかにしていないオリジナルの写真には、フレームの左側に他の2人が写っているという。いずれにしても、ハリスは、後にサンフランシスコ市長を務めるウィリー・ブラウンと1994年から1995年にかけて交際していた。

1990年代半ばにハリスと交際していた当時、ブラウンは妻と10年以上別居していた。1995年に終わった2人の関係は秘密ではなかったが、「不倫」していたことは間違いない。当時、カリフォルニア州議会議長だったブラウンに取り入れば、「出世」という権力への階段が約束されていたようなものだった。



互いに利用し合う政治家たち

問題は、この不倫を足掛かりにして、政治的権力を得ることにハリスが成功したことだろう。「ワシントン・エグザミナー」によれば、二人は1994年春から交際をはじめ、ブラウンの豪華なパーティーやセレブリティ・ガラなど、数々の有名な催しに腕を組んで現れた。ブラウンは1980年代から妻とは別居中だが離婚はしておらず、長年にわたってガールフレンドをつくってきたのだという。

1994年6月、ハリスはロースクール卒業後4年間勤務したアラメダ郡の地方検事局副検事の職を休職した。ブラウンはハリスをカリフォルニア州失業保険控訴委員会に任命した。この職は年俸9万7000ドル(2019年には16万7000ドルになる)だった。5ヵ月後、ハリスは保険委員会を辞職し、ブラウンは直ちに彼女をカリフォルニア州医療扶助委員会に任命した。役職の年俸は7万ドル以上、現在のお金で12万700ドルで、ハリスは1998年まで委員を務めた。

ただ、二人は1996年にブラウンがサンフランシスコ市長に当選した直後に別れた。ブラウンに別の女性が現れたからである。それでも、ブラウンは別れた後もハリスの政治キャリアを援助し続け、2003年の地方検事選挙に成功した彼女を支援した。

なお、ブラウン自身は2019年に、「そう、私たちはデートをした。20年以上前のことだ。そう、私は下院議長時代に彼女を二つの州委員会に任命し、彼女のキャリアに影響を与えたかもしれない」と綴っている。

2005年に撮られた下の写真からわかるように、二人の「政治家」は互いに利用し合っているように映る。ブラウンには収賄疑惑が常につきまとっていたが、ハリスは決してそれを立件しようとしなかったのである。

2005年9月のイベントでウィリー・ブラウンと談笑するカマラ・ハリス(当時サンフランシスコ地方検事)。 Carlos Avila Gonzalez / The Chronicle 2005(出所)https://www.sfchronicle.com/opinion/article/sure-i-dated-kamala-harris-so-what-13562972.php

政治家の劣化という現実

ドナルド・トランプという政治家がとんでもない「重罪犯」であることはだれもが知っている。しかし、民主党のハリスという大統領候補のひどさを知る者は少ない。権力を手に入れるためなら、30歳もの年の差など気にせずに、何でもするというのが、政治家の常識なのかもしれない。しかし、そんな人物がアメリカ大統領になって、今度は何をするというのだろうか。

民主党は主要メディアと結託し、このハリスの「奔放な政治家」らしさを隠蔽(いんぺい)しようとするだろう。他方で、トランプ支持の『ニューヨーク・ポスト』は、すでに、「カマラ・ハリスの元恋人ウィリー・ブラウン、バイデンは即刻辞任して彼女を大統領にすべきだと発言」といった記事をビデオつきで報じている。

Photo by gettyimages

さらに、NBCのニュースキャスターであり、政治コメンテイターのメーガン・ケリーが「カマラ・ハリスとウィリー・ブラウン元サンフラン市長の過去の関係を問うのは『フェアなゲーム』だと語る」という記事も公表した。「ハリスは、これらの医療委員会と、資格ゼロの別の役職のために、月に2回会うだけで、今の金額で年間13万ドル相当を稼いでいた」というケリーの批判は的確である。ケリーはさらに、「ブラウンが、彼女の検事当選を手助けし、彼女と寝ていたと認めた」とも指摘したという。

どうか、日本の主要マスメディアが、このハリスの馬脚を暴く報道をするかに注目してほしい。同時に、日本もアメリカも政治家が劣化しつづけていることを嘆息してほしい。

 

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