エムポックスで緊急宣言 アフリカ連合、大陸外拡大恐れも

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サル痘ウイルス サル痘

エムポックスで緊急宣言 アフリカ連合、大陸外拡大恐れも

WHOが世界的緊急事態宣言を行う可能性も・・・。

複数国で報告されているエムポックスについて(国立感染症研究所)

概要

  • 2022年5月以降、欧米を中心に、これまでエムポックスの流行が報告されてきたアフリカ大陸の国々(以下、常在国)への渡航歴のない症例が報告されており、7月23日に世界保健機関(WHO)事務局長は今回のエムポックスの流行が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に該当すると宣言した。2022年1月1日以降、2023年5月2日までに世界で87,300例以上の症例が報告されている。
  • エムポックスは小児、女性の感染例の報告もあり、誰でも感染するリスクのある疾患ではあるが、2022年5月以降常在国外で報告されている症例の多くは男性であり、男性間で性交渉を行う者(MSM; men who have sex with men)が多く含まれていることが各国から報告されている。
  • エムポックスは、感染者の皮膚病変や近接した対面での呼吸器飛沫への一定時間以上の曝露(prolonged face-to-face contact in close proximity)、感染者が使用した寝具等の媒介物(fomite)により伝播することが知られてきた。今回の流行における一連の報告では、感染者に見られた病変の部位などから、性的接触に伴う伝播が中心となっている可能性が指摘されている。
  • エムポックスは多くは自然軽快するが、小児や妊婦、免疫不全者で重症となる場合がある。2022年1月1日以降、2023年5月2日までに、全世界で死亡例が130例報告されている。
  • 2023年5月2日現在、日本国内においては129例が探知されている。 当初は海外渡航歴や海外渡航歴のある者との接触が確認されていたが、2022年38週以降は海外渡航歴がない症例が主体である。
  • WHOは2022年11月28日に、“monkeypox”としていた疾患の名称について、1年間の移行期間を経たうえで“mpox”へ変更することを決定した。2023年2月17日の厚生科学審議会感染症部会において、名称を「エムポックス」とする方針が了承され、政令改正を経て「エムポックス」に変更された(2023年5月26日公布)。これに伴い、本文書においても2023年5月26日に「エムポックス」と表記の変更を行った。
  • エムポックスに類似する発疹等の症状がある場合は速やかに医療機関に相談することが望ましい。特に次のような者は、発疹の出現や体調に注意を払うことが望ましい。
     ➢エムポックスの患者または疑い例の者との接触のあった者
     ➢複数または不特定多数との性的接触があった者
    なお、常在国外で報告されている症例については、皮疹の特徴や症状の経過に、これまでに知られているエムポックスの症状の特徴とは異なる所見があることが報告されており、注意が必要である。
  • エムポックスは誰にでも感染するリスクのある感染症である。特定の集団や感染者、感染の疑いのある者等に対する差別や偏見は、人権の侵害につながる。さらに、受診行動を妨げ、感染拡大の抑制を遅らせる原因となる可能性がある。客観的な情報に基づき、先入観を排した判断と行動がなされるべきである。

    →https://www.niid.go.jp/niid/ja/monkeypox-m/2596-cepr/12016-mpox-ra-0509.html

マイコメント

エムボックスについては現在のところ天然痘ワクチンが有効とされていて。
今後、エムボックス患者にはワクチン接種が行われるだろうと思われます。

問題はこれからさらに患者数が激増した場合WHOが全世界に向けて緊急事態宣言を
行うかどうかですが、その可能性はあると思われます。

緊急事態宣言が出された場合、アフリカからの渡航が禁止され出国が不可能になり
各国においても感染者がアフリカからの投稿者によって感染事例が増えた場合に備
えて天然痘ワクチン接種が推奨もしくは強制される可能性があります。

しかし、エムボックス(サル痘)はコロナワクチン接種後の自己免疫低下による
部分が多いので、コロナワクチン接種歴が高い日本でもこれからエムボックス患者
が増えてくる可能性があるので注意が必要です。

検査は医療機関で、発疹などの病変部位から検査検体を採取し、地方衛生研究所
または国立感染症研究所でサル痘ウイルスの検査(PCR)を行なわれることに
なるので、医療機関に似たような症状を持つ患者が殺到するかどうかによります。



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