WHO、エムポックスで「公衆衛生上の緊急事態」を宣言
WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は、アフリカ内外で感染がさらに拡大する可能性があり「非常に憂慮すべき」事態だと述べた。
前日の13日には、アフリカ疾病予防管理センターの科学者たちも公衆衛生上の緊急事態を宣言していた。
同センターのジャン・カセヤ代表は、現在のアウトブレイクを食い止めるために早急な対策を講じなければ、手に負えない状況に陥る恐れがあると警告した。
「この脅威を封じ込め、排除するために、我々は積極的かつ果敢に取り組まなければならない」
「これまでで最も危険な」変異株が拡大
エムポックスは伝染力が強い感染症で、以前はサル痘として知られていた。
性行為や皮膚病変(発疹部位)への接触、ほかの人と近い距離で会話や呼吸をするなどの濃厚接触によって感染する。
インフルエンザのような症状や皮膚病変を引き起こし、致死率は100人に4人と、命に関わることもある。
エムポックスウイルスには大きく分けてクレード1(コンゴ盆地系統群)とクレード2(西アフリカ系統群)の2種類がある。
2022年にWHOが緊急事態を宣言した際のエムポックスの感染拡大は、比較的症状の軽いクレード2によるものだった。
しかし今回は、より致死性の高いクレード1が拡大している。クレード1の過去のアウトブレイクでの致死率は最大10%だった。
ウイルスに変化がみられたのは、昨年9月ごろだった。
変異によりクレード1bと呼ばれる派生型が生まれ、以来急速に感染が広がっている。この変異株は「これまでで最も危険なもの」だと指摘する科学者もいる。
今年に入ってから、コンゴ民主共和国では1万3700人以上が感染し、少なくとも450人が死亡した。
その後、ブルンジや中央アフリカ共和国、ケニア、ルワンダなどほかのアフリカ諸国でも感染が確認されている。
緊急事態宣言は事態の「深刻さ」示すものと
今回、WHOが公衆衛生上の緊急事態を宣言したことで、エムポックスの研究や資金提供、そのほかの国際的な公衆衛生対策の導入が加速することが期待されている。
英保健慈善団体ウェルカム・トラストのジョシー・ゴールディング博士は、「強いシグナル」を送るものだとし、米エモリー大学のボグマ・ティタンジ博士は、今回の動きは「この危機の深刻さを強調している」と述べた。
英オックスフォード大学のグローバル・ヘルス・ネットワーク・ディレクター、トルーディー・ラング教授は、「重要かつタイムリー」な対応だとしつつ、新しい変異株の出現は、「対処すべき未知のものが数多く」存在することを意味すると付け加えた。
2022年7月には、より症状の軽いクレード2が、欧州とアジアの一部を含む約100カ国に広がった。
感染は急速に拡大し、WHOの集計によると、8万7000人以上の感染と、140人の死亡が報告された。
エムポックスには誰もが感染する可能性がある。しかしこの時は、主に男性と性行為をした男性の間で広がった。
このアウトブレイクは、ウイルスによりぜい弱な人たちにワクチン接種を行うことで、沈静化した。
追加取材:アレックス・スミス
エムポックスは、接触感染です。
アフリカから起きたと言うことにしてますがパンデミックにはならない訳です。しかしながら、アウトブレイクと大騒ぎしています(笑)
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エムポックスは、感染している方の発疹、カサブタ、体液や血液に触れること、性的接触(口の中、肛門、性器との接触を含む)、近距離での対面で飛沫に長時間さらされること、感染している方の使用した寝具や器具などに触れることなどによって、ヒトからヒトへの感染が起こる可能性があります。
サル痘は空気感染しますか?
患者との接近した対面での飛沫への長時間の曝露(prolonged face-to-face contact)、患者が使用した寝具等との接触等により感染する。 皮疹の痂皮をエアロゾル化することで空気感染させた動物実験の報告があるものの、実際に空気感染を起こした事例は確認されていない
2 エムポックスについて
CDCは2022年1月以降、疑い例を含む約3万8千件の感染例を把握。対策強化で国際社会の支援を求めている。カセヤ事務局長はオンライン記者会見で「脅威を取り除くために断固とした措置を取る」と表明した。
CDCは、抑止に最低1千万本のワクチンが必要だとしている。
ワクチン普及を支援する国際団体、感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)
コメント
政府はワクチンを中止にしないのですか?どうしたらワクチン中止にする事が出来るのでしょうか?以前の記事で気になるのは、すでに日本各地でレプリコンワクチンの実験接種が行われているのに、シュデイングが確認されてないの内容です。レプリコンワクチンは、未接種の人達にも、伝播して増殖するのはもしかしてデマだったのでは?それとも日本人は耐性があって、効かなかったとかでしょうか?私はデマであってほしいと思います。
マリー 様
現在のところ確認できる情報がありませんのでわかりません。
しかし、これまで言われていることが事実ならばその影響が
じわじわと表れているはずです。
問題は誰がレプリコンワクチンを打ったかわからないことです。
もしかしたら隣にすでにいるかもしれません。