ミナミのライト らいとライフ「さくやさん:江戸の子たちの価値観」

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ミナミのライト らいとライフ「さくやさん:江戸の子たちの価値観」

ミナミAアシュタールRadio588

「彼らの目論見は消える!」

vol.1197 「彼らの目論見は消える!」
vol.1198 「怖いのは、社会の抑圧」

さくやさんが教えてくれたような

一日3,4時間しか働かなくても楽しく

豊かな生活が出来た江戸時代の人たち

みたいな社会ってどうやったら創れるの?


・・っていうご質問をいただきました^0^


では、さくやさん、よろしくお願いしま~す^^

「江戸の子たちの価値観」by さくやさん

「大量生産、大量消費をやめればいいのよ。

大量に作って大量に消費することで、

あなた達の社会は悪循環に陥って

しまっているの。

たくさん作って、たくさん消費する事が

経済を成長させる、と思い込んで

とにかく作って売る、作って売るを繰り返す。

それを止めると転んでしまうという

強迫観念に駆られてずっと自転車操業を

しているのよ。


安く大量に作るから、すぐに飽きるし、

すぐに壊れる。

だからまた買わなければいけない

ということになる。

そうなればたくさん買わなければいけないから、

安いと言ってもやっぱりたくさんお金が

必要になるでしょ。

だから、そのお金を稼ぐために

たくさん働かなければいけなくなる。

あなた達の社会は時間=収入(お金)

という概念が強いから、お金をたくさん

稼ぐためには多くの時間働かなきゃいけないと

思い込み、長時間の労働をすることになるの。


たくさん作るには時間も必要になるわよね、

だから、企業は労働者に1分でも2分でも

長く働かせようとするの。

コーヒーブレイクさえもったいない時間

として削ろうとする。

だから、労働者はどんどん疲弊していくでしょ。

仕事が楽しくない。

楽しくないことをイヤイヤやっているから、

その人たちが作ったものも魅力が

なくなっていくの。

だから、すぐに飽きるし、壊れる・・

だから、もっと欲しくなる。

だから、もっと働かなきゃいけなくなる・・

という悪循環。


そんなにたくさんの物は生活には

必要ないでしょ。

気に入った物が周りにあれば、

気持ちも満足するし、大切にする。

だから、そんなに次から次へと

同じような物を欲しいとは思わない。

だから、そんなに買わない

だから、そんなにお金を稼ぐ必要はなくなって、

そんなに長時間働く必要もなくなるの。


江戸の子たちはそうしてたの。

自分の気に入る物を大切にして生活してた。

自分が作る時も楽しんで作っていたから、

とても楽しいエネルギーがそれに乗るから、

使っている人も気持ちがいい。

だから、それで満足することが出来たから

次から次へと欲しいとは思わなかったの。

そしてね、ここが大きな違いなんだけど、

幸せ、満足ということに関しての

価値観が今のあなた達と大きく違っていたのね。


あなた達の資本主義的な今の考えでは、

とにかくお金を持つこと、

たくさんの品物(より高級な品物)を持つことが

ステータスとされ幸福な人とされているでしょ。

だから、もっと幸せになるためには

もっとお金を稼ぎ、もっと人より良い物を

持ちたいと思ってしまうの。

必要のない物でも幸せになるために

欲しいと思ってしまう。

人が持っているから、人から羨望の目で見て

欲しいという理由だけで欲しがってしまう。

だから、もっともっととなっていくの。

そして、どんなに買っても満足できない

ということになってしまう。

だから、お金がほしい、

お金がもっと必要だと思い

どんどん働く時間が長くなっていくの。


江戸の子たちの価値観はお金や物の多さ

ではなかった。

それが幸せの基準ではなかったの。

満足の基準ではなかったの。


彼らは生活をとても大切にしていた。

自分の好きなことをする時間を

とても大切にしていたの。

家族や好きな人と過ごす時間を

大切にしていたの。

だから、仕事だけが人生、仕事をして稼ぐことが

良い事、とは思っていなかった。


好きな物を大切にしながら長く使う、

本当に生活に必要な物だけを欲しい

と思うからお金はそんなに必要ない。

(お金という物を使いだしたのは

江戸の後期の都会だけだけどね、

江戸時代のほとんどはお金という物は

使っていなかったの。

だから、そんなに働く必要もなかった)


たくさん作ってたくさん消費させる

という考えになったのは、

明治になって資本主義が入ってきたから。

その頃から日本でも資本家と労働者階級

という分離が生まれたの。

労働者階級は労働時間で収入が変わってくる、

今も時給で働いた時間で収入が

変わってくるでしょ。

時給だから欲しいと思うお金は

その時間働かなければいけない。

自分で勝手に働く時間を

決めることも出来ない。

労働者階級はとても理不尽な要求をされても

従うしかないの。

それが資本主義・・あなた達の社会ね。

労働者階級を使う資本家は働かなくても

いい暮らしが出来るように

社会を変えていったの。

いまはその延長線上ね。

お金を持っている人は、

そのお金を使ってお金を生み出す、

労働しなくても勝手にお金が入ってくるように

都合よくシステムを作ったの。

労働者の時間(お金)を搾取して、

自分たちは優雅に暮らすことが

出来るようなシステムを作ったの。

だから、労働者階級の人はいつまでたっても

自由にお金を手にすることが出来ない。

いつまでたっても時間=収入(お金)

という考えのなかで長時間働かなきゃ

いけなくなって来るの。

そして、労働者階級が消費者

だということを忘れないでね。


だから、資本家はどんどん買わせようと

いろんな手を使ってブームを作ったりして

消費させようとする。

労働者階級の人は安く使われて物を作らされ、

それを自分たちで消費するということを

させられているの。

分かる?

どんどん作らされて、

ブームに乗せられてどんどん消費させる

ようにミスリードされる。

だから、どんどん労働時間も増えて、

自分の好きなことをする時間もなく

働かなければいけなくなるという

悪循環にはまる。


その悪循環から抜け出すためには、

持っているお金、物の多さを

幸せの基準、満足の基準にしないことね。

そして、そんなに気に入った物じゃないけど

安いからという理由で買わない事。

買う時は少々高いと思っても

自分の一番気に入った物を買うようにすれば、

その時はちょっと高いと思っても大切に長く

使うからどんどん次から次へと買うよりも

長い目で見たら安くつくのね。


思考を少し変えることで労働時間は減らせるの。

江戸の子たちのように生活を楽しむ事が出来る。

1日に3,4時間も働けば十分生活できるようになる。

そして、江戸の子たちは仕事も

遊びのようなものだったから、

ほとんど(あなた達が思っているような)仕事は

していなかったとも言えるわね。


あなた達をこころから愛してるわ~」

ありがとう、さくやさん!

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