高市早苗氏の「進次郎つぶし」が始まった! 夫婦別姓、解雇規制…掲げた政策に次々「反対」

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高市早苗氏 政治・経済

高市早苗氏の「進次郎つぶし」が始まった! 夫婦別姓、解雇規制…掲げた政策に次々「反対」

果たして進次郎潰しは成功するのか?

 小泉進次郎氏(43)をロックオンか──。9日、高市早苗経済安保相(63)が、自民党総裁選に出馬すると正式に表明した。出馬会見が9日までずれ込んだのは、推薦人20人の確保に手間取ったからだ。

 出馬会見は異例のものだった。約1時間、政策を一方的に話し続け、報道陣との質疑は「この後、テレビの生出演の予定がある」と30分弱で打ち切ってしまった。

 9.27投開票の総裁選は、8人以上が立候補する大乱戦になる。ほかの候補者との違いを出そうとしたのか、「首相と閣僚の給与を廃止する」と宣言し、消費税減税について、国難のような状態にまで経済が悪化すれば「弾力的な運用もあり得る」と、否定しなかった。

 露骨だったのは、小泉進次郎元環境相が総裁選の公約に掲げた政策に次々に異論を唱えたことだ。

 進次郎氏が掲げた「選択的夫婦別姓の制度化」について、「少し正しく皆さまに知識を持ってもらいたい」と述べ、「選択的夫婦別氏制度を実現するという候補予定者に『(旧姓で)不動産登記ができない』と答えた人がいたが、4月から不動産登記は旧姓でできる」と切り捨てた。進次郎氏は6日に出馬会見した時「旧姓では不動産登記できない」と語っていた。


さらに、進次郎氏が掲げる解雇規制の緩和についても「反対だ」と明言し、「G7各国と比較しても、日本の規制はきつくない」と反論してみせた。

■進次郎氏を引きずり降ろさない限り勝機なし

 どうやら高市陣営は、“本命視”されている進次郎氏を標的と定めたらしい。実際、進次郎氏を引きずり降ろさない限り、高市氏に勝機はない。

「候補者が乱立するため、1回目の投票では誰も過半数を奪えず、上位2人による決選投票になりそうです。1回目の投票でカギを握るのが、党員票です。党員・党友を対象にした日本テレビの支持率調査では、トップは28%の石破茂、2位は18%の進次郎、3位は17%の高市さんでした。高市さんは、政策論争になれば進次郎に負けない、と自信をもっているようです。政策論争に持ち込めば、力量の差を見せつけられ、党員の支持を増やせると考えているのでしょう。討論会でも進次郎をターゲットにするつもりでしょう」(政界関係者)

 足の引っ張り合いがはじまるのか。

  ◇  ◇  ◇

自民党総裁選で本命視されている小泉進次郎氏。党内屈指の集金力を誇る進次郎氏の収入源の柱は、政治資金パーティーである。党内きっての「パーティーピープル」な進次郎氏に政治改革はできるのか?

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