米国株式市場=小幅安、大幅利下げで一時買い優勢

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FRBパウエル議長 未分類

米国株式市場=小幅安、大幅利下げで一時買い優勢

大幅利下げの影響は限定的だったが、今後広く波及し日本では円高になる。

 
[ニューヨーク 18日 ロイター] – 米国株式市場は小幅安で取引を終えた。連邦準備理事会(FRB)は、18日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)で4年半ぶりとなる利下げを決めた。利下げ幅は通常の倍となる0.5%とした。
不安定な取引の中、S&P総合500種は小幅な上げ下げを繰り返したが、利下げ発表後、一時約1%上昇した。ダウ平均も利下げ発表後は買いが優勢になったが、その後下げに転じた。
FRBは政策金利を0.5%引き下げて4.75─5.0%にすると決めた。パウエル議長は記者会見で「インフレ率が持続的に目標の2%に向かっていく確信が深まった」と述べた。同時に公表した経済見通しは、年内にさらに0.50%ポイントの利下げを予測する内容となった。 もっと見る
先週まで市場は0.25%の利下げを約65%織り込んでいたが、直近では0.5%の利下げを57%織り込んでいた。
アネックス・ウェルス・マネジメントのチーフエコノミスト、ブライアン・ジェイコブセン氏は「50ベーシスポイント(bp)の利下げを行い、年内さらに50bpの利下げを予測するということは強いシグナルだ」とし、「利下げを前倒しすることで失業率を4.4%に抑え、インフレ率を早期に目標まで引き下げることができるとFRBは考えている」と述べた。

米国株式市場=小幅安、大幅利下げ受け一時S&P・ダウ日中最高値
米国株式市場は小幅安で取引を終えた。2021年1月撮影(2024年 ロイター/Mike Segar)
市場は現在、11月の政策会合で少なくとも25bpの利下げが行われるとの見方を織り込んでおり、さらに50bpの利下げが行われる可能性は約35%となっている。
低金利の恩恵を受けるとみられる小型株は上昇し、ラッセル2000指数(.RUT)
, opens new tabは一時2.44%上昇、終値は0.04%高。地方銀行も値上がりし、KBW地方銀行指数(.KRX)
, opens new tabは0.46%高。一時3.53%上昇した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.14対1の比率で上回った。ナスダックでも1.36対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は116億3000万株。直近20営業日の平均は108億2000万株。

 
終値
前日比
始値
高値
安値
コード
ダウ工業株30種
41503.10
-103.08
-0.25
41628.91
41981.97
41449.00
前営業日終値
41606.18
 
 
 
 
 
 
ナスダック総合
17573.30
-54.76
-0.31
17663.38
17832.70
17556.43
前営業日終値
17628.06
 
 
 
 
 
 
S&P総合500種
5618.26
-16.32
-0.29
5641.68
5689.75
5615.08
前営業日終値
5634.58
 
 
 
 
 
 
ダウ輸送株20種
16071.45
+57.68
+0.36
 
 
 
ダウ公共株15種
1050.06
-9.27
-0.88
 
 
 
フィラデルフィア半導体
4859.29
-52.81
-1.08
 
 
 
VIX指数
18.23
+0.62
+3.52
 
 
 
S&P一般消費財
1548.43
-2.92
-0.19
 
 
 
S&P素材
586.45
-2.25
-0.38
 
 
 
S&P工業
1112.43
-0.96
-0.09
 
 
 
S&P主要消費財
887.62
-3.94
-0.44
 
 
 
S&P金融
749.25
-2.07
-0.28
 
 
 
S&P不動産
280.02
-0.83
-0.30
 
 
 
S&Pエネルギー
670.56
+1.68
+0.25
 
 
 
S&Pヘルスケア
1805.81
-2.89
-0.16
 
 
 
S&P通信サービス
301.90
+0.06
+0.02
 
 
 
S&P情報技術
4221.16
-21.59
-0.51
 
 
 
S&P公益事業
396.06
-3.06
-0.77
 
 
 
NYSE出来高
10.08億株
 
 
 
 
 
シカゴ日経先物12月限
ドル建て
36520
+ 340
大阪比
 
 
シカゴ日経先物12月限
円建て
36370
+ 190
大阪比
 
 

LSEGデータに基づく暫定値です。前日比が一致しない場合があります ※米国株式市場

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