引用元)The Seattle Times 24/03/15

(前略)
バルカン半島におけるクシュナー氏の計画は、トランプ氏が大統領職にあった間に築いた関係を通じて実現したようだ。ホワイトハウスの高官だったクシュナー氏は、トランプ政権下で国家情報長官代行を務め、ドイツ大使やバルカン半島特使も務めたリチャード・グレネル氏と取引を進めてきたと述べた。
(中略)
クシュナー氏は、ホワイトハウスの上級顧問を退任後、自身の投資会社を設立した。同氏は、サウジアラビアの事実上の統治者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子との親密な関係など、中東での政府交渉で築いた関係を活用した。

クシュナー氏は最終的に、サウジアラビアの政府系ファンドから20億ドル、アラブ首長国連邦とカタールの資産ファンドからさらに数億ドルを確保した。
(中略)
トランプ政権時代には、グレネル氏はセルビアとコソボ間の紛争解決に取り組んだ。

これらの議論には間接的にアルバニアが関わっていた。コソボの国民の大半はアルバニア系であり、アルバニアは地域協議で役割を果たしているからだ。
(中略)
グレネル氏は個人的に、トランプ政権第2期で国務長官になりたいと語っている、とグレネル氏とこの件について話し合い、匿名を条件にその会話について語った人物は述べている。
(中略)
クシュナー氏は、政府にいた期間を理由に優遇されているとか、仕事の一部が前大統領と関係しているといった示唆を否定した。

「私に取引を『与えている』人は誰もいない」とクシュナー氏は述べ、義父が再び大統領に当選してもワシントンに戻るつもりはないと強調した。「私はかなり細心の注意を払って業務を行っており、これらの投資は地元コミュニティ、パートナー、投資家に大きな価値をもたらすだろう」

トランプ氏の代理人はコメントを求める複数のメールに返答しなかった。
(以下略)