個人情報「保護」でなく「バレバレ」のカード

スポンサーリンク
マイナンバー保険証読み取り機 マイナンバーカード

個人情報「保護」でなく「バレバレ」のカード

いよいよ今日から始まったマイナ保険証。

 

現場は混乱なく診療できているのでしょうか・・・。

 

友人医師から以下のような情報が入ってきました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

今日、患者さんから手の痺れでの病院の相談あり。

かかりつけの整形外科ではいつも膝関節を診てもらっていて、手の痺れに関しては納得いく診察でないということで手の専門と書いていた整形外科に行ってみたと。

 

その後、膝の診察でいつもの整形外科に行くと、マイナ保険証のせいで「他の整形外科行ったの?」と言われたり「乳がん健診受けたの?」とか知られたくない情報が全部出て困ってると。

 

薬局でも「健診受けたんですね。」と言われた上、結果も勝手に見られる。

マイナ保険証の登録解除を教えてあげました。
 

守秘義務もあったもんじゃない。

こんなのだとセカンドオピニオンとして他のクリニックに相談することもしづらくなる。

個人情報、保護でなくバレバレのカードです🤷‍♀️

ドクターショッピングしたら全部バレバレってことです。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

なるほど。

 

患者さんの立場になって考えてみたら、他のクリニックにこっそり受診したことまでバレてしまうという・・・。

 

お薬の重複が防げるというメリットはあるものの、全ての情報を覗き放題というのは困りますねニヤニヤ

 

 

誰にとってメリットがあるのか良く分からないマイナ保険証。

 

誤紐づけ問題もあり情報のセキュリティも心配です。

 

 

 

ちなみにうちの診療所は自由診療なので保険証は必要ありません。

 

ただし身分証として運転免許証や保険証などを提示して頂いています。

 

患者さんのほとんどがセカンドオピニオンですが、中には他の肛門科にかかったことを内緒で受診される方もおられます。

 

また肛門科ということで、家族にも内緒で受診される患者さんもおられるので、「保険証を出さなくても診てもらえて保険証の中に記録が残らないのは有難い」と言われたことも多々ありました。

 

また現金のみのお支払いも患者さんにとっては不便だと思うのですが、これも「カードの記録に大阪肛門科診療所って残るのも困るので現金がありがたい」と言われたことまで滝汗

 

 

もちろん医学情報として全て把握しておいたほうがいい場合も医療においてはあります。

特に手術をする場合は詳細なアナムネを取っています。

 

でも命に関わる疾患でもなければ、またどこにかかったのか内緒にしたいケースもあることを考えると、公開出来る情報を個人が選べると便利ですね。

 

誰でも医療関係者なら見放題というのも患者の立場ならいやでしょう。

 

 

ほんま個人情報バレバレなカードであることは間違いないですねあせる

マイコメント

医療機関にとっては他の診療機関でのデータを参考に出来るのは診療に役立つ
場合もあるのでいいのですが、患者本人が嫌がることです。

患者の個人情報には触れず診察を続ければいいのに、「あなたは○○だったんですね」
と言われて自分の個人情報が丸裸にされるのは誰しもいやでしょう。

ましてや性病専門病院への通院がわかってしまったときなんか何と答えるのか?
プライバシー侵害もいいことで医師なら許される行為と考えているのでしょう。

マイナンバーカードなんか捨てなさい。廃止届を出しましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました