ルイジアナ州で鳥インフルエンザによる重症患者が米国で初めて入院したことを受けた予防措置!
カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏は、鳥インフルエンザに関して緊急事態を宣言し、この命令は予防措置として発令されたと述べた。
保健当局は 12月18日、ルイジアナ州で鳥インフルエンザによる重症患者が米国で初めて入院したと発表した。当局によると、患者は重篤な呼吸器症状を呈し危篤状態にあるという。
「この宣言は、政府機関がこの流行に迅速に対応するために必要なリソースと柔軟性を確保するための的を絞った措置です」とニューサム知事は12月18日の緊急事態に関する声明で述べた。
州知事室は、南カリフォルニアの農場の乳牛に鳥インフルエンザの感染例が見つかったと述べ、「ウイルスの拡散を封じ込め、緩和する」ために監視を強化する必要があると付け加えた。
しかし、同氏の事務所によると、カリフォルニア州では人から人への感染例は報告されておらず、同州でウイルスに感染した人は感染した牛に感染していたという。カリフォルニア州公衆衛生局は 12月13日の最新情報で、これまでに 33頭の牛がウイルス検査で陽性反応を示したと報告した。
カリフォルニア州公衆衛生局のウェブサイトによると、カリフォルニア州は酪農場とその従業員に防護服を送り、牛や生乳を扱う人々にウイルス感染のリスクを軽減するために防護服を使用するよう勧告した。
知事事務所によると、この緊急事態宣言により、州や地方自治体の機関はウイルス対策にさらなる資金と柔軟性を獲得できるという。
人間の鳥インフルエンザ感染とは関連がないものの、カリフォルニア州に拠点を置く生乳乳製品工場は、数週間前に大量の乳製品から鳥インフルエンザが検出されたため、自主回収を実施した。
米国における鳥インフルエンザ症例は、ルイジアナ州を除き、いずれも軽症で、その大半は病気の家禽や乳牛に接触した農場労働者の間で発生している。米国疾病対策センター(CDC)によると、今年は 60件以上の鳥インフルエンザ感染が報告されており、その半数以上がカリフォルニア州で発生している。
保健当局は、鳥インフルエンザは依然として主に動物の健康問題であり、一般市民へのリスクは低いと述べている。米国やその他の地域で人から人へのウイルスの感染は記録されていない。
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