39度の高熱と体の痛み…韓国・A型インフルエンザが猛威、病院に患者殺到
韓国でA型インフルエンザが猛威を振るい、病院には患者が押し寄せている。
ソウル市九老区にある小児専門病院「ウリアイドゥル病院」で 6日、診療待ちの患者がすでに 70人以上に達していた。受付は混雑し、一部の診療は受付が締め切られていた。
同病院には 1日あたり 700~ 800人が訪れ、その多くがインフルエンザの診断を受けているという。
韓国疾病管理庁によれば、2024年52週(年末)のインフルエンザの疑い患者は 73.9人(人口10万人当たり)と急増し、2016年のピーク時(86.2人)以来の高水準に達した。この流行は特に 18歳以下で顕著で、13~ 18歳が最も高い発生率(151.3人)を示している。
ある病院のデータでは、2024年末のインフルエンザ患者は前年同時期の 2倍以上に増加。診断された患者の大半が 39度以上の高熱や体の痛み、呼吸器症状を訴えており、重症化すると肺炎に進展する可能性がある。
今回の流行の主因であるA型インフルエンザは、発熱や咳、痰などの呼吸器症状に加え、時に消化器症状を伴うこともある。医師は、症状が出た場合には速やかに医療機関で診察を受け、適切な治療を受けるよう呼び掛けている。
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